大衆演劇探訪記

大阪にはたくさんの大衆演劇場があります。近年もいくつか新しい大衆演劇場が生まれました。なぜ大阪は東京に比べてこんなにも大衆演劇の土壌が豊かなのだろう。
しかしそんな大阪でも消えてゆく大衆演劇場もあります。昨年箕面温泉スパーガーデンでは営業方針転換のために大衆演劇公演がなくなりました。そして演劇グラフ2012年6月号に「満座劇場は5月30日にて閉館」の記載が。
普段通っているわけではありませんが、個人的にはこの２劇場がなくなってしまうのは残念でなりません。

私は１度だけ満座劇場に行ったことがあります。その時の記録をレポートします。


地下鉄中央線「深江橋」駅を降りてすぐ満座劇場に掲げられた幟が見えてきます。


正面。雰囲気がよくでた建物です。


券売機


左受付、右劇場。ちょっとかわった入口。


中もちょっとかわっている。前方は畳の上に座椅子。その後方はジュータンのみ、


緞帳。明るくまた大衆演劇らしいデザイン。


前方。座椅子は簡素。


後方ジュータン。大入りのときはここにもお客さんがたくさん入るのでしょうか。


その後方がこのような感じ。
下駄箱の上に投光場所。その横にも座席。
やっぱりかわっている。
奥に売店コーナーが見えます。


下駄箱。簡素イズベスト。


売店。おでんや牛すじを売っているのが大衆劇場らしくていいですね。


その近くに設けられたささやかな喫茶コーナー。


大衆演劇場ではどこも前の席の人の頭が気になってしまうもの。この後方席は高くなっているので舞台全体がよく見えます。


後方の紅い席から見た舞台


送り出し

部分部分は大衆演劇的なのですが、全体としてみると独特の雰囲気を持つ劇場。
もう少し通ってみたかったです。
（2011年11月）