WIKIレンタル 大衆演劇探訪記 「ゆ」の奥に巨大なシアター 「ホテル水戸ラドン温泉」
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「ゆ」の奥に巨大なシアター 「ホテル水戸ラドン温泉」

「北関東最大級のレストランシアター」が売りのホテル水戸ラドン温泉。
そもそもレストランシアターの定義はなんなのだろうか。文字通り「食事ができる劇場」であればほ多くのの大衆演劇のセンターもそうですね。そういうところを含めて「最大級」と謳っているのでしょう。北関東と限定しているからにはおそらく東京にとても大きなレストランシアターがあるのだと思いますが、そこがどこなのかもついでに知りたくなります。

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水戸駅から車で約15分。ホテルの看板が見えてきました。「北関東最大級のレストランシアター」があると思わせるサインではありません。

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そしてこれが建物外観。もっとでっかい建物をイメージしていました。国籍不明な建築デザイン。「ゆ」が何か異空間めいた雰囲気をかもしだしています。

駐車場の隅に高さ3mくらいの白い建物があり、そこに「このタンクは地下2000mから汲み上げた℃50度の源泉貯湯槽 当温泉は源泉のみの温泉です」と書かれていました。

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東日本大震災の後、6月いっぱい休演していましたが、めでたく7月から復活となりました。
関東の人気劇団、一見劇団を迎えての公演です。

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噂のレストランシアターへ

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シアターへ向かう廊下にゲーム機が並んでいます。

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おお、本当に大きなホールが。外観はこじんまりした印象だったのに。あの不思議な建物はやはり異空間への入口だったのか。

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椅子とテーブルが一体となった什器。
テーブルに座りながら真正面に舞台を見ることができるのはここのウリでしょう。

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その後方はこのような家族向けテーブル

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大衆演劇場らしく桟敷席もあります。

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最後方には椅子だけの席が。
確かにキャパシティは大衆演劇場屈指でしょう。

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これだけ広いレストランなのにメニューのラインナップがさみしい。しかも高め。
メニュー内容の庶民度はいかにも大衆演劇場。

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1000円の道の宿膳。高級弁当って最初の見た目で「わあっ☆」となります。道の宿膳にもそういうものをちょっと期待していましたがあくまで質素で庶民的でした。

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芝居&ショーが始まりました。あの広い客席にお客さんがたくさん入っています。
震災後の応急設備だったのでしょうか、スピーカーの音がとても悪く聞けたものではありませんでした。
さすがに舞台は広く、役者さんが一度にたくさん登場できます。

お芝居昼の部と夜の部の間はもちろんおフロへ。
広い露天風呂が気持ちいい。ここはラドン温泉もあります。

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マッサージ室。ものすごく入ってみたい誘惑にかられます。どのような方がどのような施術をされるのでしょうか。

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この日宿泊した部屋。そう、ここはホテルなのです。平日宿泊1泊3500円。安い。
訪ねたのは7月。部屋がむんむんしているので空気を入れようと思ったら窓が開きません。故障かなと思っていじっていたら外から女の人の声が。真下に露天風呂があるので窓が開かないようになっているのでした。
この部屋にも風呂場はありましたが「老朽化のために使用はできません」の貼紙が。

日常からちょっと脱却したようなトリップを味わいました。
妖しさ不思議さをどことなく秘めていて(いや実際は妖しくも不思議でもないのですが)自分は「千と千尋の神隠し」を思い出しました。
またひとつ魅力的な大衆演劇場を探訪することができました。
(2011年7月)

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Author:notarico
東京在住。大衆芸能(大衆演劇、落語、浪曲、講談等)が好きです。特に大衆演劇の世界に興味をもっています。
twitterアカウント:notarico

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