「川崎大師詣でして大衆演劇を観てコリアタウンで焼肉食べようツアー」
◆「川崎大師詣でして大衆演劇を観てコリアタウンで焼肉食べようツアー」◆
私の愛する劇場、大島劇場ははっきり言ってお客があまり入らない。
やはり川崎駅からバスで10分という立地の悪さが大きいのでしょう。
(私にとっては繁華街から離れたところにある場末感が大きな魅力なのですが・・・)
今来ている地元の常連さんをずっとあてにするわけにもいくまい。
大事なのは新規のお客さんの呼び込み。それもできれば若い世代の方に来ていただきたい。
そして少しずつ口コミで大島劇場の存在が伝わっていけばといいなと思う。
なんてことを常々ぼんやり考えていた私は、ある時、川崎の観光スポットと大島劇場との抱き合わせのツアーを提案してはどうだろうかと思いつき、いつのまにか「勝手に大島劇場広報委員」となってコースを検討していたのでした。
ではさっそく私が考えた大島劇場デートコースの一つをレポートしたいと思います。
コースの検証にあたり大衆演劇ファン仲間のnaoさんにご協力(ご同行)いただきました。
なおこのコースは大島劇場で昼の部がある土日祝日用です。

9:30川崎大師駅集合。この駅に行くには京浜急行の京急川崎駅で大師線に乗り換えます。

デートコースの紹介といいつついきなりこんなところはどうかと思いますが、川崎大師駅から歩いて3分くらいのところに知る人ぞ知るスポット、性神を祀った神社「金山神社」があります。このように境内には大きな男性のシンボルが鎮座ましましております。ここは外国人観光客に人気があるそうです。
4月の「かなまら祭」ではシンボルをかたどった神輿が担がれるということで是非見てみたい。

このように皆さん子宝に恵まれるよう祈願しています。
社務所の2階に「金山神社資料室」があります。扉には「18歳未満入室禁止」の貼紙。どんな資料室だ?と入ってみると、かつて祭儀で納められたのだろう男根のオブジェや春画などが展示してありました。目を奪われるのは本棚にびっしり蒐集された「神仏とエロス」に関連する書籍群。「日本性神史」といった厚めの学術的な冊子が並んでいます。「路傍の性像 セクシー道祖神巡礼」「エロ寺傑作展」などはまだ信仰や宗教にかかわっているのでわかりますが、「図鑑結婚教室」「いたずらの秘本」「セクシャル占星術」「失神派へのテクニック」「ただのエロ写真集」など、どうしてこの資料室にないといけないのかわからない本も少なからずありました。結婚の教室の図鑑ってナニ?

さあ、川崎大師をめざしましょう。駅前の表参道から仲見世へ。私はとんとこ飴を、naoさんは名物の久寿餅(くずもち)を買いました。

本堂に着きました。

お参りを終えて、おみくじをしました。川崎大師のおみくじは「凶」が多いそうです。見事に凶・・・
10時40分頃川崎大師を後にしました。

川崎大師から大師公園を抜けて、桜本という町へ。
この界隈はかつて朝鮮半島から多くの人々が移り住みました。なので現地の食材・料理にかかわる店が多い。
朝鮮初中級学校のグラウンドでは小学生がサッカーの練習をしていました。ユニホームにはハングル文字。子供たちは皆朝鮮語?を話しています。
このあたりは道がわかりにくいので地図は必須。スーパーライフの看板が見えたらそこを目指しましょう。
ちなみに川崎焼肉料飲業者の会が作成したマップ「川崎名物コリア食散歩道」」もネットから拾えますがアバウトすぎて地図としては役に立ちません。
ライフが桜本商店街の端にあたります。商店街にはコリアン食材店があちらこちらに。

商店街「Lロード」に今月大島劇場にのっている風美劇団のポスターが。
この写真を撮っているとき、顔見知りの大島劇場常連のおばちゃんが自転車で通りかかって話しかけてきました。
時間に余裕があったので、路面電車が置いてある桜川公園を寄り道して大島劇場へ。

焼肉が控えているとはいえ、大島劇場で小腹を満たしておきたい。となったら追分交差点の近くにある「追分まんじゅう(多摩川菓子店)」に行きましょう。地元で有名なお店です。

12時過ぎ。大島劇場につきました。12:00開場、13:00開演です。余裕を持って入るべし。
入口左の窓口で木戸銭を払います。

大島劇場の客席は畳敷き。好きな場所に座りましょう。昼の部は座椅子を貸してくれないのが、この劇場の残念なところ。何故でしょう。座椅子がないから昼の部は行きたくない、という方は結構いると思います(自分もそう)。座椅子を出しても詰めれば大人数座れるのに。

さて、開演まで軽く酒を入れつつ買ってきたつまみをいただきますか。この時間が楽しい。
追分まんじゅう、同じ店で買ったお団子、桜本で買ったチゲ風味さきいか(これも旨かった!)。

顔見せミニショー→お芝居→舞踊グランドショーの定番プログラム。
風美劇団の風美涼太郎座長はお客さんをいじるのが好き。
naoさんが座長のにらめっこ攻撃を受けました。

公演が終って劇団のみなさんの送り出し。
さあこれから焼肉だ!

劇場すぐそばの新川通りを少し歩くと、「KOREA TOWN」通称セメント通りがあります。
公演が終るのは16時。ランチタイムの後いったん店を閉めて17時頃から開店する店が多いですが、セメント通りには通しでやっている店もいくつかあります。
一番有名で大きい店「東天閣」に入りました。(この写真は帰りに撮ったので夜です)

良い肉を使っているのでどれも旨い。
入ったときは早い時間だったので席は空いていましたが、次々お客さんが入ってきて満席に。
さすが有名店です。
旨い肉をあれこれ喰って満腹・満足。これでツアーのメニューはおしまい。
新川通りに戻ってバスで川崎駅へ。

番外編。
まだまだ夜は始まったばかりとnaoさんとカラオケ屋さんへ。大衆演劇定番ソング歌合戦。
「決闘高田馬場」「お梶」「SAMURAI」「アジアの海賊」「瞼の母」・・・
ちなみに決闘高田馬場はDAMにはありますがJOYSOUNDにはありません。マイベスト大衆演劇ソングの「さくら音頭」(ハァ~たのみますはやし~)は残念なことにどのカラオケにも入っていない。名曲なのにな~。普通の友達が見てたらマニアックな世界にドン引きされたかもしれませんが、大衆演劇仲間で分かち合う大変楽しき宵でした。
うーん、ここまでレポートしておいて何ですが、このコースに魅力を感じるカップルもしくは友達同士ってあまりいないかもしれない・・・。寺社めぐり好き、散歩好き、大衆演劇好き、旨いもん好きの自分が一方的に楽しかった企画でした。
しかし懲りずに大島劇場ツアー第二弾を企画してレポートできればと思っています。
私の愛する劇場、大島劇場ははっきり言ってお客があまり入らない。
やはり川崎駅からバスで10分という立地の悪さが大きいのでしょう。
(私にとっては繁華街から離れたところにある場末感が大きな魅力なのですが・・・)
今来ている地元の常連さんをずっとあてにするわけにもいくまい。
大事なのは新規のお客さんの呼び込み。それもできれば若い世代の方に来ていただきたい。
そして少しずつ口コミで大島劇場の存在が伝わっていけばといいなと思う。
なんてことを常々ぼんやり考えていた私は、ある時、川崎の観光スポットと大島劇場との抱き合わせのツアーを提案してはどうだろうかと思いつき、いつのまにか「勝手に大島劇場広報委員」となってコースを検討していたのでした。
ではさっそく私が考えた大島劇場デートコースの一つをレポートしたいと思います。
コースの検証にあたり大衆演劇ファン仲間のnaoさんにご協力(ご同行)いただきました。
なおこのコースは大島劇場で昼の部がある土日祝日用です。

9:30川崎大師駅集合。この駅に行くには京浜急行の京急川崎駅で大師線に乗り換えます。

デートコースの紹介といいつついきなりこんなところはどうかと思いますが、川崎大師駅から歩いて3分くらいのところに知る人ぞ知るスポット、性神を祀った神社「金山神社」があります。このように境内には大きな男性のシンボルが鎮座ましましております。ここは外国人観光客に人気があるそうです。
4月の「かなまら祭」ではシンボルをかたどった神輿が担がれるということで是非見てみたい。

このように皆さん子宝に恵まれるよう祈願しています。
社務所の2階に「金山神社資料室」があります。扉には「18歳未満入室禁止」の貼紙。どんな資料室だ?と入ってみると、かつて祭儀で納められたのだろう男根のオブジェや春画などが展示してありました。目を奪われるのは本棚にびっしり蒐集された「神仏とエロス」に関連する書籍群。「日本性神史」といった厚めの学術的な冊子が並んでいます。「路傍の性像 セクシー道祖神巡礼」「エロ寺傑作展」などはまだ信仰や宗教にかかわっているのでわかりますが、「図鑑結婚教室」「いたずらの秘本」「セクシャル占星術」「失神派へのテクニック」「ただのエロ写真集」など、どうしてこの資料室にないといけないのかわからない本も少なからずありました。結婚の教室の図鑑ってナニ?

さあ、川崎大師をめざしましょう。駅前の表参道から仲見世へ。私はとんとこ飴を、naoさんは名物の久寿餅(くずもち)を買いました。

本堂に着きました。

お参りを終えて、おみくじをしました。川崎大師のおみくじは「凶」が多いそうです。見事に凶・・・
10時40分頃川崎大師を後にしました。

川崎大師から大師公園を抜けて、桜本という町へ。
この界隈はかつて朝鮮半島から多くの人々が移り住みました。なので現地の食材・料理にかかわる店が多い。
朝鮮初中級学校のグラウンドでは小学生がサッカーの練習をしていました。ユニホームにはハングル文字。子供たちは皆朝鮮語?を話しています。
このあたりは道がわかりにくいので地図は必須。スーパーライフの看板が見えたらそこを目指しましょう。
ちなみに川崎焼肉料飲業者の会が作成したマップ「川崎名物コリア食散歩道」」もネットから拾えますがアバウトすぎて地図としては役に立ちません。
ライフが桜本商店街の端にあたります。商店街にはコリアン食材店があちらこちらに。

商店街「Lロード」に今月大島劇場にのっている風美劇団のポスターが。
この写真を撮っているとき、顔見知りの大島劇場常連のおばちゃんが自転車で通りかかって話しかけてきました。
時間に余裕があったので、路面電車が置いてある桜川公園を寄り道して大島劇場へ。

焼肉が控えているとはいえ、大島劇場で小腹を満たしておきたい。となったら追分交差点の近くにある「追分まんじゅう(多摩川菓子店)」に行きましょう。地元で有名なお店です。

12時過ぎ。大島劇場につきました。12:00開場、13:00開演です。余裕を持って入るべし。
入口左の窓口で木戸銭を払います。

大島劇場の客席は畳敷き。好きな場所に座りましょう。昼の部は座椅子を貸してくれないのが、この劇場の残念なところ。何故でしょう。座椅子がないから昼の部は行きたくない、という方は結構いると思います(自分もそう)。座椅子を出しても詰めれば大人数座れるのに。

さて、開演まで軽く酒を入れつつ買ってきたつまみをいただきますか。この時間が楽しい。
追分まんじゅう、同じ店で買ったお団子、桜本で買ったチゲ風味さきいか(これも旨かった!)。

顔見せミニショー→お芝居→舞踊グランドショーの定番プログラム。
風美劇団の風美涼太郎座長はお客さんをいじるのが好き。
naoさんが座長のにらめっこ攻撃を受けました。

公演が終って劇団のみなさんの送り出し。
さあこれから焼肉だ!

劇場すぐそばの新川通りを少し歩くと、「KOREA TOWN」通称セメント通りがあります。
公演が終るのは16時。ランチタイムの後いったん店を閉めて17時頃から開店する店が多いですが、セメント通りには通しでやっている店もいくつかあります。
一番有名で大きい店「東天閣」に入りました。(この写真は帰りに撮ったので夜です)

良い肉を使っているのでどれも旨い。
入ったときは早い時間だったので席は空いていましたが、次々お客さんが入ってきて満席に。
さすが有名店です。
旨い肉をあれこれ喰って満腹・満足。これでツアーのメニューはおしまい。
新川通りに戻ってバスで川崎駅へ。

番外編。
まだまだ夜は始まったばかりとnaoさんとカラオケ屋さんへ。大衆演劇定番ソング歌合戦。
「決闘高田馬場」「お梶」「SAMURAI」「アジアの海賊」「瞼の母」・・・
ちなみに決闘高田馬場はDAMにはありますがJOYSOUNDにはありません。マイベスト大衆演劇ソングの「さくら音頭」(ハァ~たのみますはやし~)は残念なことにどのカラオケにも入っていない。名曲なのにな~。普通の友達が見てたらマニアックな世界にドン引きされたかもしれませんが、大衆演劇仲間で分かち合う大変楽しき宵でした。
うーん、ここまでレポートしておいて何ですが、このコースに魅力を感じるカップルもしくは友達同士ってあまりいないかもしれない・・・。寺社めぐり好き、散歩好き、大衆演劇好き、旨いもん好きの自分が一方的に楽しかった企画でした。
しかし懲りずに大島劇場ツアー第二弾を企画してレポートできればと思っています。