新時代の大衆演劇場 「歌舞伎町劇場」こけら落とし公演観劇レポート
新時代の大衆演劇場 「歌舞伎町劇場」こけら落とし公演観劇レポート
2023年10月1日、東京歌舞伎町に待望の大衆演劇場がオープンしました!
その名も歌舞伎町劇場。
そのこけら落とし公演および関連イベントをレポートします。

10月1日(日)11時前、歌舞伎劇場が入っているハナミチ東京歌舞伎町ビルの前には大勢の人が集まっていました。
この日は、歌舞伎町劇場のオープンの日であると同時にこのビルのオープンの日でもあるのです。
11時から始まるビルのオープンニングセレモニーの見物客が押し寄せていたのです。

テープカットの準備がされています。

歌舞伎町劇場受付の前には劇場のオープンを祝う多くのお花が飾られていました。
11時にセレモニー開始。
新宿区長、ハナミチ東京歌舞伎町スペシャルアンバサダー小林幸子さん、ハナミチ東京歌舞伎町オフィシャル広報大使花園直道さんなどが挨拶しました。
小林幸子さんは「大衆演劇はエンターテインメントの原点」「新宿から大衆演劇を世界に発信してゆきたい」とおっしゃっていました。

挨拶の後はテープカット。
挨拶された方々の他、小泉ダイヤ座長も加わりました。
テープカットが済んでセレモニー終了。

歌舞伎町劇場こけら落とし公演を観にきたお客さんが続々と建物に入ってゆきます。

1階ロビー。
こけら落とし公演を観にきたお客さんには劇場パンフレットと水のペットボトル(鏡開きのお祝用)が渡されました。

地下1階の劇場へ

劇場の花道

補助席もMAXで設置されていました。

客席前方

客席前方から後方を見たところ

歌舞伎町劇場自慢の椅子。
3時間公演を見ても全然疲れません。
通常昼の部は13時開演ですが、この日は昼の部と夜の部の間に劇場外でイベントがあるので12時開演でした。

第一部は鏡開き
司会は小泉たつみ座長

左より、小泉ダイヤ座長、歌舞伎町劇場代表の水野さん、歌手の小林幸子さん、山根演芸社社長の山根さん。
水野さんと小林幸子さんが挨拶をしました。
水野さんは旅役者を渡り鳥に例えてお話しされました。入口でもらった劇場パンフレットの挨拶では水野さんは劇場を巣箱に例えています。大衆演劇場は公演の場所であると同時に旅役者の生活の場です。役者もお客さんも豊かな時間を過ごすことが大衆文化の礎であることを水野さんが強く意識していらっしゃるのだなと思いました。
その後、山根さんの音頭で鏡開き。

「よいしょ~」
この後檀上者はお酒を升に注ぎ、お客さんは入口でもらった水を持って乾杯。
第一部鏡開きが終わって休憩。
第二部はお芝居「元禄長兵衛 武蔵屋〆五郎」
歌舞伎調の台詞と所作がふんだんに盛り込まれた歌舞伎町劇場のこけら落としにふさわしい演目。
ラストで悪役は皆斬られますが、倒れただけで死にません。降伏した後また立ち上がる。
人が死なない、という点もこけら落とし公演に選んだ理由だそうです。
役者さんはマイクを使用していません。舞台に設置された集音マイクが役者さんの声を拾ってくれます。
書割(背景幕)の代わりに、LEDビジョンに背景が投影されます。これによりスピーディーな転換が可能になることをたつみ座長が指摘していました。

お芝居の後、口上挨拶をする小泉たつみ座長。
第三部は舞踊ショー
ここでもLEDビジョンが大活躍。
さまざまに変化する背景をご覧ください。












ラストショーではまさに「ラスボス」小林幸子さんが登場!

さすがのオーラ

小林幸子さんが歌う「千本桜」に乗って舞い踊る劇団員。
大量に舞う桜吹雪。

終演後、小林幸子さんより挨拶。
舞台とお客さんとが一体となった大衆演劇の空間に感動されたようです。

昼の部終演後、劇団一行はイベント会場へ移動します。
たつみ座長とダイヤ座長は人力車に乗って移動。

イベントの場所は歌舞伎町タワー!

歌舞伎町タワー前に劇団一行が到着しました。

スターバックス店舗前のスペースを舞台として、舞踊ショーが行われます。
ビルの壁にある巨大なディスプレイには、ハナミチ東京歌舞伎町関連の広報が映し出されました。

はじめに挨拶をする両座長

ディスプレイに大きく映し出される小林幸子さん

たつみ演劇BOXによる舞踊ショー。

歌舞伎町タワーでのイベントを観覧した後、私はハナミチ東京歌舞伎町ビルに戻りました。
ここは1階ロビーのカフェ。
お酒のメニューが豊富です。

私はアルコールではなく、自家製ハナミチレモネードをいただきました。

2階は純喫茶「珈琲西武」です。

道路に面して飾られている食品サンプル

珈琲西武にも入ることにしました。

純喫茶の雰囲気いいですね。

珈琲西武がここに移転する前からの名物だったらしいオムライス(1,100円)を注文しました。
上品な味。とても美味しかったです。

同じく2階には和レンタル衣装「きぬも」というお店があります。
ラストショーで着ていた「歌舞伎町」の文字の入った衣装はこのお店の提供によるものです。
入口のドアに「powerd by ASAHIYA Yokohamabashi」と書かれています。
三吉演劇場の近くの横浜橋商店街の中にある旅芝居役者御用達の着物屋「あさひや」が展開しているのですね。

夜のハナミチ東京歌舞伎町ビル
立地といい設備といい本当に画期的な大衆演劇場だと実感しました!
歌舞伎町劇場の誕生を機に新たな大衆演劇ファンが増えることを願っています。
2023年10月1日、東京歌舞伎町に待望の大衆演劇場がオープンしました!
その名も歌舞伎町劇場。
そのこけら落とし公演および関連イベントをレポートします。

10月1日(日)11時前、歌舞伎劇場が入っているハナミチ東京歌舞伎町ビルの前には大勢の人が集まっていました。
この日は、歌舞伎町劇場のオープンの日であると同時にこのビルのオープンの日でもあるのです。
11時から始まるビルのオープンニングセレモニーの見物客が押し寄せていたのです。

テープカットの準備がされています。

歌舞伎町劇場受付の前には劇場のオープンを祝う多くのお花が飾られていました。
11時にセレモニー開始。
新宿区長、ハナミチ東京歌舞伎町スペシャルアンバサダー小林幸子さん、ハナミチ東京歌舞伎町オフィシャル広報大使花園直道さんなどが挨拶しました。
小林幸子さんは「大衆演劇はエンターテインメントの原点」「新宿から大衆演劇を世界に発信してゆきたい」とおっしゃっていました。

挨拶の後はテープカット。
挨拶された方々の他、小泉ダイヤ座長も加わりました。
テープカットが済んでセレモニー終了。

歌舞伎町劇場こけら落とし公演を観にきたお客さんが続々と建物に入ってゆきます。

1階ロビー。
こけら落とし公演を観にきたお客さんには劇場パンフレットと水のペットボトル(鏡開きのお祝用)が渡されました。

地下1階の劇場へ

劇場の花道

補助席もMAXで設置されていました。

客席前方

客席前方から後方を見たところ

歌舞伎町劇場自慢の椅子。
3時間公演を見ても全然疲れません。
通常昼の部は13時開演ですが、この日は昼の部と夜の部の間に劇場外でイベントがあるので12時開演でした。

第一部は鏡開き
司会は小泉たつみ座長

左より、小泉ダイヤ座長、歌舞伎町劇場代表の水野さん、歌手の小林幸子さん、山根演芸社社長の山根さん。
水野さんと小林幸子さんが挨拶をしました。
水野さんは旅役者を渡り鳥に例えてお話しされました。入口でもらった劇場パンフレットの挨拶では水野さんは劇場を巣箱に例えています。大衆演劇場は公演の場所であると同時に旅役者の生活の場です。役者もお客さんも豊かな時間を過ごすことが大衆文化の礎であることを水野さんが強く意識していらっしゃるのだなと思いました。
その後、山根さんの音頭で鏡開き。

「よいしょ~」
この後檀上者はお酒を升に注ぎ、お客さんは入口でもらった水を持って乾杯。
第一部鏡開きが終わって休憩。
第二部はお芝居「元禄長兵衛 武蔵屋〆五郎」
歌舞伎調の台詞と所作がふんだんに盛り込まれた歌舞伎町劇場のこけら落としにふさわしい演目。
ラストで悪役は皆斬られますが、倒れただけで死にません。降伏した後また立ち上がる。
人が死なない、という点もこけら落とし公演に選んだ理由だそうです。
役者さんはマイクを使用していません。舞台に設置された集音マイクが役者さんの声を拾ってくれます。
書割(背景幕)の代わりに、LEDビジョンに背景が投影されます。これによりスピーディーな転換が可能になることをたつみ座長が指摘していました。

お芝居の後、口上挨拶をする小泉たつみ座長。
第三部は舞踊ショー
ここでもLEDビジョンが大活躍。
さまざまに変化する背景をご覧ください。












ラストショーではまさに「ラスボス」小林幸子さんが登場!

さすがのオーラ

小林幸子さんが歌う「千本桜」に乗って舞い踊る劇団員。
大量に舞う桜吹雪。

終演後、小林幸子さんより挨拶。
舞台とお客さんとが一体となった大衆演劇の空間に感動されたようです。

昼の部終演後、劇団一行はイベント会場へ移動します。
たつみ座長とダイヤ座長は人力車に乗って移動。

イベントの場所は歌舞伎町タワー!

歌舞伎町タワー前に劇団一行が到着しました。

スターバックス店舗前のスペースを舞台として、舞踊ショーが行われます。
ビルの壁にある巨大なディスプレイには、ハナミチ東京歌舞伎町関連の広報が映し出されました。

はじめに挨拶をする両座長

ディスプレイに大きく映し出される小林幸子さん

たつみ演劇BOXによる舞踊ショー。

歌舞伎町タワーでのイベントを観覧した後、私はハナミチ東京歌舞伎町ビルに戻りました。
ここは1階ロビーのカフェ。
お酒のメニューが豊富です。

私はアルコールではなく、自家製ハナミチレモネードをいただきました。

2階は純喫茶「珈琲西武」です。

道路に面して飾られている食品サンプル

珈琲西武にも入ることにしました。

純喫茶の雰囲気いいですね。

珈琲西武がここに移転する前からの名物だったらしいオムライス(1,100円)を注文しました。
上品な味。とても美味しかったです。

同じく2階には和レンタル衣装「きぬも」というお店があります。
ラストショーで着ていた「歌舞伎町」の文字の入った衣装はこのお店の提供によるものです。
入口のドアに「powerd by ASAHIYA Yokohamabashi」と書かれています。
三吉演劇場の近くの横浜橋商店街の中にある旅芝居役者御用達の着物屋「あさひや」が展開しているのですね。

夜のハナミチ東京歌舞伎町ビル
立地といい設備といい本当に画期的な大衆演劇場だと実感しました!
歌舞伎町劇場の誕生を機に新たな大衆演劇ファンが増えることを願っています。