九州大衆演劇の新たな灯 別府の百貨店にできた本格的劇場 「ぶらり劇場 別府座」
九州大衆演劇の新たな灯 別府の百貨店にできた本格的劇場 「ぶらり劇場 別府座」
大分県の別府は同県湯布院と並ぶ日本屈指の温泉郷。
別府市の観光動態調査によると2018年(平成30年)の総観光客数は約900万人(日帰り客約650万人、宿泊客数約250万人)にのぼるという。
2019年6月30日にこの別府に新しい大衆演劇場がオープンしました。
「ぶらり劇場 別府座」といいます。
ぶらり劇場といえば、福岡県内の大分県境近くにある複合施設太平楽の「ぶらり劇場 太平楽」が思い浮かびます。
(ぶらり劇場太平楽の探訪ブログはこちら)
ぶらり劇場別府座は、ぶらり劇場太平楽の経営者が熱い思いをもって出店した劇場なのです。
演劇グラフ2019年10月号に社長(有限会社エイト代表取締役豊田和成さん)のインタビュー記事が載っています。
2017年8月に九州演劇協会の玄海竜二会頭が公演中に倒れました。豊田社長はぶらり劇場太平楽のオープンやその後の興行において玄海会頭に大変お世話になったとのことです。そして会頭の「大衆演劇の灯りを消しちゃならない」という情熱を我が身に受け止め、大観光地である別府市に劇場を設けることを決意したそうです。

大分で百貨店やショッピングセンターを展開するトキハ(発音はTOKIWA)。
別府にはトキハ別府店という大きな百貨店があります。
ぶらり劇場別府座はこの中にできました。
大衆演劇の宣伝・普及のために不特定多数の方が集まる場所に狙いを定めたようです。

トキハ別府店は「EAST SIDE」と「WEST SIDE」に別れています(内部はつながっています)。
この写真は「EAST SIDE」側から見た建物です。(ひとつ前の写真は「WEST SIDE」側から)

ぶらり劇場別府座は「EAST SIDE」7階にあります。
大通りに面してシースルーエレベーターがあります。

7階はぶらり劇場別府座の存在感がすごいです。

この階にはファミリーレストランもあります。
私はここで食事しました。

いかにも大衆演劇場がありそうな感じがする廊下

劇場前通路の壁にぶらり劇場の演目案内がありました。

ぶらり劇場入口

券売機でチケットを買います。券売機のすぐとなりに受付があります。
ネクタイ姿の店長や女性スタッフはお客さんの対応がとても丁寧。

お手洗いはこの劇場の外にあるので、入館者にはこのようなストラップが渡されます。

靴は下足箱へ。
個人的に「靴を脱ぐ劇場」はポイント高いです。

喫煙室
しっかり分煙できているのもよいですね

劇場内後方より。
本格的な劇場です。

定式幕には九州演劇協会玄海竜二会頭のお姿が!

赤を基調とした和のデザイン

大衆演劇場の花道は、下手の壁添いそれほど長くない花道スペースを設けているケースが多い。
客席の中に延びている本来の形の花道に、この劇場にかける意気込みを感じます。

客席
このような映画館的な座席でありながら靴を脱いで観劇できる劇場は珍しい。

最後方の座椅子席

飲食可能なテーブル席も用意
これぞ大衆演劇

公演中の様子
舞台や客席などしっかり考えられて作られた劇場だという印象を持ちました。
別府鉄輪温泉のヤングセンターは2020年になくなってしましました。かつては別府にはスギノパレイスやラクテンチといった公演場所もあったと聞きます。
ぶらり劇場別府座は別府のいや九州の大衆演劇の大きな灯となりました。
九州の大衆演劇の重要な拠点として今後ますます賑わいをみせてほしいと思います。
(2019年9月探訪)
大分県の別府は同県湯布院と並ぶ日本屈指の温泉郷。
別府市の観光動態調査によると2018年(平成30年)の総観光客数は約900万人(日帰り客約650万人、宿泊客数約250万人)にのぼるという。
2019年6月30日にこの別府に新しい大衆演劇場がオープンしました。
「ぶらり劇場 別府座」といいます。
ぶらり劇場といえば、福岡県内の大分県境近くにある複合施設太平楽の「ぶらり劇場 太平楽」が思い浮かびます。
(ぶらり劇場太平楽の探訪ブログはこちら)
ぶらり劇場別府座は、ぶらり劇場太平楽の経営者が熱い思いをもって出店した劇場なのです。
演劇グラフ2019年10月号に社長(有限会社エイト代表取締役豊田和成さん)のインタビュー記事が載っています。
2017年8月に九州演劇協会の玄海竜二会頭が公演中に倒れました。豊田社長はぶらり劇場太平楽のオープンやその後の興行において玄海会頭に大変お世話になったとのことです。そして会頭の「大衆演劇の灯りを消しちゃならない」という情熱を我が身に受け止め、大観光地である別府市に劇場を設けることを決意したそうです。

大分で百貨店やショッピングセンターを展開するトキハ(発音はTOKIWA)。
別府にはトキハ別府店という大きな百貨店があります。
ぶらり劇場別府座はこの中にできました。
大衆演劇の宣伝・普及のために不特定多数の方が集まる場所に狙いを定めたようです。

トキハ別府店は「EAST SIDE」と「WEST SIDE」に別れています(内部はつながっています)。
この写真は「EAST SIDE」側から見た建物です。(ひとつ前の写真は「WEST SIDE」側から)

ぶらり劇場別府座は「EAST SIDE」7階にあります。
大通りに面してシースルーエレベーターがあります。

7階はぶらり劇場別府座の存在感がすごいです。

この階にはファミリーレストランもあります。
私はここで食事しました。

いかにも大衆演劇場がありそうな感じがする廊下

劇場前通路の壁にぶらり劇場の演目案内がありました。

ぶらり劇場入口

券売機でチケットを買います。券売機のすぐとなりに受付があります。
ネクタイ姿の店長や女性スタッフはお客さんの対応がとても丁寧。

お手洗いはこの劇場の外にあるので、入館者にはこのようなストラップが渡されます。

靴は下足箱へ。
個人的に「靴を脱ぐ劇場」はポイント高いです。

喫煙室
しっかり分煙できているのもよいですね

劇場内後方より。
本格的な劇場です。

定式幕には九州演劇協会玄海竜二会頭のお姿が!

赤を基調とした和のデザイン

大衆演劇場の花道は、下手の壁添いそれほど長くない花道スペースを設けているケースが多い。
客席の中に延びている本来の形の花道に、この劇場にかける意気込みを感じます。

客席
このような映画館的な座席でありながら靴を脱いで観劇できる劇場は珍しい。

最後方の座椅子席

飲食可能なテーブル席も用意
これぞ大衆演劇

公演中の様子
舞台や客席などしっかり考えられて作られた劇場だという印象を持ちました。
別府鉄輪温泉のヤングセンターは2020年になくなってしましました。かつては別府にはスギノパレイスやラクテンチといった公演場所もあったと聞きます。
ぶらり劇場別府座は別府のいや九州の大衆演劇の大きな灯となりました。
九州の大衆演劇の重要な拠点として今後ますます賑わいをみせてほしいと思います。
(2019年9月探訪)