活気があり居心地が良い 大衆演劇愛を感じる劇場 「楽笑演劇殿」
活気があり居心地が良い 大衆演劇愛を感じる劇場 「楽笑演劇殿」
今回は福岡県の久留米に2018年にオープンした大衆演劇場「楽笑演劇殿」を訪ねます。

JR久留米駅前
世界最大級のタイヤが展示されています。
久留米はゴム産業を中心に栄えた街です。
明治時代に創業した「つちやたび」と「しまやたび」(のち「日本足袋」)が、大正時代に足袋にゴム底を貼り付けた商品を開発して大当たり。それをきっかけに両社はゴム製品製造業へ移行。
つちやたびは現在の株式会社ムーンスターとなりました。
日本足袋は昭和5年に純国産の自動車のタイヤの試作に成功。その翌年に久留米で「ブリッヂストンタイヤ」(現在の「ブリヂストン」が創業しました。
久留米の玄関口はJR久留米駅と西鉄久留米駅。
両駅間はちょっと遠い。2kmは離れています。
久留米の繁華街はこの両駅の間にあります。
繁華街は西鉄久留米駅前から大きく広がっています。両駅の中間くらいに、スナックやバーが多い夜の繁華街「文化街」があります。

文化街の中で目をひく大きな紅い入口の建物。
楽笑演劇殿はここにあります。

夜の楽笑演劇殿建物入口

入口上の大きな掲示
九州ゆかりの劇団座長がずらり

建物に入って進むと奥にエレベーター
楽笑演劇殿へは左のエレベーターに乗って3階に昇ります。(右は住居用なので3階に停まらない)

エレベーターを降りて右手に券売所があります

ちなみにエレベーターを降りて左手には待合スペースがあります。

券売所のすぐ先に受付カウンターがあります。
その先、床が赤くなっているところからは土足禁止。靴は袋に入れて持って中に入りましょう。

劇場後方より

舞台前

前方は座椅子席

後方は椅子席
予約席にはわかりやすくクッションが置いてあります。

後方サイドのテーブル席

楽笑演劇殿はキャバレーを改修してできたそう。
その名残を感じる天井の装飾。

ここはフードメニューがとても充実!

ホットショーケースもあります。
別の場所ではホットプレートでフランクフルトを焼いていました。
縁日のような楽しさがあります。

私は「てんぷら」(6枚200円)と「レモンサワー」(300円)を求め、開演を待ちました。
なんだろう、この幸せな感じ。
この庶民的なつまみ、酒が何故こんなにもうまく感じるのか。
何よりこの劇場の雰囲気がよい。スタッフの活気、広い空間、靴を脱いでることもポイントだな。
居心地のよい場所、開演前のワクワクした心持ち、この時点で幸福のベースはできたも同然。そこにてんぷらとレモンサワー、最高だ。

他に個人的にポイントが高いと思っているのがこの筆書きの演目掲示。
この掲示は探訪前からツイッターの写真で見ていて、ここはいい劇場だろうなと私に思わしめていました。
プリンターで印刷したほうがうんと楽でしょう。しかし合理化より自分のこだわりを優先しているところに小屋主さんの熱い思いを感じます。
来客者数掲示もあります。

この回は75名のお客さんが入りました。
役者さんが大入りの幕を引きます。

公演中の様子
予想通りとても良い劇場でした。
お客さん目線で作った芝居小屋だと思いました。
九州の大都市にこんな良い雰囲気の大衆演劇場がある、その存在価値は大きい。
今後どんどん常連のお客さんが増えて賑わい続ける劇場となるでしょう。
(2018年10月探訪)
今回は福岡県の久留米に2018年にオープンした大衆演劇場「楽笑演劇殿」を訪ねます。

JR久留米駅前
世界最大級のタイヤが展示されています。
久留米はゴム産業を中心に栄えた街です。
明治時代に創業した「つちやたび」と「しまやたび」(のち「日本足袋」)が、大正時代に足袋にゴム底を貼り付けた商品を開発して大当たり。それをきっかけに両社はゴム製品製造業へ移行。
つちやたびは現在の株式会社ムーンスターとなりました。
日本足袋は昭和5年に純国産の自動車のタイヤの試作に成功。その翌年に久留米で「ブリッヂストンタイヤ」(現在の「ブリヂストン」が創業しました。
久留米の玄関口はJR久留米駅と西鉄久留米駅。
両駅間はちょっと遠い。2kmは離れています。
久留米の繁華街はこの両駅の間にあります。
繁華街は西鉄久留米駅前から大きく広がっています。両駅の中間くらいに、スナックやバーが多い夜の繁華街「文化街」があります。

文化街の中で目をひく大きな紅い入口の建物。
楽笑演劇殿はここにあります。

夜の楽笑演劇殿建物入口

入口上の大きな掲示
九州ゆかりの劇団座長がずらり

建物に入って進むと奥にエレベーター
楽笑演劇殿へは左のエレベーターに乗って3階に昇ります。(右は住居用なので3階に停まらない)

エレベーターを降りて右手に券売所があります

ちなみにエレベーターを降りて左手には待合スペースがあります。

券売所のすぐ先に受付カウンターがあります。
その先、床が赤くなっているところからは土足禁止。靴は袋に入れて持って中に入りましょう。

劇場後方より

舞台前

前方は座椅子席

後方は椅子席
予約席にはわかりやすくクッションが置いてあります。

後方サイドのテーブル席

楽笑演劇殿はキャバレーを改修してできたそう。
その名残を感じる天井の装飾。

ここはフードメニューがとても充実!

ホットショーケースもあります。
別の場所ではホットプレートでフランクフルトを焼いていました。
縁日のような楽しさがあります。

私は「てんぷら」(6枚200円)と「レモンサワー」(300円)を求め、開演を待ちました。
なんだろう、この幸せな感じ。
この庶民的なつまみ、酒が何故こんなにもうまく感じるのか。
何よりこの劇場の雰囲気がよい。スタッフの活気、広い空間、靴を脱いでることもポイントだな。
居心地のよい場所、開演前のワクワクした心持ち、この時点で幸福のベースはできたも同然。そこにてんぷらとレモンサワー、最高だ。

他に個人的にポイントが高いと思っているのがこの筆書きの演目掲示。
この掲示は探訪前からツイッターの写真で見ていて、ここはいい劇場だろうなと私に思わしめていました。
プリンターで印刷したほうがうんと楽でしょう。しかし合理化より自分のこだわりを優先しているところに小屋主さんの熱い思いを感じます。
来客者数掲示もあります。

この回は75名のお客さんが入りました。
役者さんが大入りの幕を引きます。

公演中の様子
予想通りとても良い劇場でした。
お客さん目線で作った芝居小屋だと思いました。
九州の大都市にこんな良い雰囲気の大衆演劇場がある、その存在価値は大きい。
今後どんどん常連のお客さんが増えて賑わい続ける劇場となるでしょう。
(2018年10月探訪)