新時代の温浴施設 そして大衆演劇“センター”の殿堂 「四日市温泉 おふろcafé 湯守座」
新時代の温浴施設 そして大衆演劇“センター”の殿堂 「四日市温泉 おふろcafé 湯守座」
大規模な大衆演劇用舞台を誇っていた三重県四日市市のセンター「天然温泉ユラックス」が、2017年11月「四日市温泉 おふろcafé 湯守座」としてリニューアルされました。
大衆演劇場はどのように変わったのでしょうか。
期待を胸に四日市までやってきました。

無料送迎バスは、以前と同様、近鉄四日市駅西口のみずほ銀行南側から出ています。私は10時出発の便に乗りました。

「四日市温泉 おふろcafé 湯守座」に着きました。
建物のフォルムはそんなに変わっていないはずですが、近代建築のようなかっこいい外観に。

入口
営業開始時間近くとあって入口近くには多くのお客さんが。それを湯守座のスタッフが丁寧に対応していました。
もうこの時点で、この施設は接客やサービスのクオリティが高いのだろうなと予想がつきました。

中に入ってびっくり。
キレイ!おしゃれ!
木を多用したクールでいて温もりもあるデザイン。

中央にそびえる木のタワーがひときわ目立つ。
タワーは内部から登ることができて、くつろぎスペースもあります。

2階の宙(そら)ラウンジ。
湯守座はゴロゴロくつろげるスペースがたくさんあります。
宙ラウンジはその象徴スペース。個室感・隠れ家感高い上段をマイスペースにしたかったけれど、空いてなさそうでした。みんな上段を狙うんだろうなぁ。
1階のオープンスペースにもいかにも寝そべりたくなるでかいソファがあるなど、この施設では「人の目を気にせず横になってくつろいでくださいね」という雰囲気が積極的に演出されている気がします。

こんなフリースペースも。
雑誌のラインナップも豊富。

「演劇グラフ」「KANGEKI」はもちろん「あっぱれ!旅役者列伝」等橋本正樹さんの著書も置いてあります。

ブルジョワ気分が味わえそうなキッズスペース

フリードリンクコーナー
コーヒーが無料で飲める!
観劇スペースは11時に開場します。
時間前になると観劇目当てのお客さんが並びます。

スタイリッシュに生まれ変わった大衆演劇スペース

最前列の席
昔の芝居小屋の枡席を想起するデザイン。
座椅子席の場合、足を伸ばせるかどうかは大きなポイント。
女性なら足を伸ばせるほどのスペースが確保されています。
この舞台間近の特別席は予約オンリーの有料席。

その後ろのテーブル席。

会場内にはいろんな高さ大きさの机・椅子が配置されています。
すべてのお客さんが観劇を楽しめるように入念に設計されているのでしょう。

テーブル席では食事を注文することができます。
観劇スペースは食事処「花鳥游月」の一部という位置付けなのでしょうか。

サイドのテーブル席。
こういう雰囲気で大衆演劇を楽しめるところはなかなかない。

なんといっても素晴らしいのはこの高い天井と大きな舞台。
天井の装飾もいいですね。

花道

私は前回の四日市探訪の際に、四日市はビンゴ熱が高い、というイメージを持ちました。
湯守座ではほぼ毎日ビンゴをやっています。ビンゴの時間や内容は日によって異なります。
この日は11時からビンゴ開始。入館時にビンゴカードを1枚無料でもらいました。
大衆演劇昼の部は12時30分から。
お芝居→舞踊ショーの2部構成。
もちろん観劇料はナシ。入館した方なら誰でも無料で楽しめます。

照明設備もいいのだろうか。いつものようにカメラ使っても他の劇場よりキレイに撮れてる気がする。

公演中の様子
昼の部が終わってお風呂へ。
言うまでもなく、ここは大衆演劇場である前に温泉施設。
お風呂のこだわりもさすが!
いろんなお風呂があって楽しめます。体温に近い湯温の「不感温泉」が良かったな。湯の中で無になるというリフレッシュ。
私はセンターでマッサージマシンを見つけるとついやってしまう。相場は10分〜15分で200円〜300円でしょうか。
そんな私が驚いたのは、なんと湯守座では浴場入口近くにマッサージマシンがたくさん置いてあって無料で使えるのです!しかも私の好きな「あんま王」
湯守座さん、何から何まで素敵すぎます。
夜の部の前に夕食をとりました。

四日市名物とんてき(豚肉のステーキ)をいただきました。
夜の部は19時から1時間の舞踊ショー。
私が事前情報で大変気になっていたのは客席スペースのサイドにある2階席。
ここはP席(プライム席)といって予約オンリーの有料席です。
夜の部はこちらから観劇しました。

P席

上からなので舞台がすべてよく見えます。

この日P席には私以外いなかったので、一瞬だけ場所を移動してみました。舞台最寄りのP席は役者が間近。で、舞台上がとてもよく見える。このアングルで大衆演劇が見られるのはここだけでしょう。
「四日市温泉 おふろcafe湯守座」には何から何まで賞賛したくなります。
さて、質において文句の言いようがないこの施設、気になる入館料は?
一般料金1380円
会員料金1200円
安い!
この料金でやっていけるのですか湯守座さん!?
大衆演劇場を“劇場”と“センター”に二分したとして、
私が今までに訪れたことのあるセンターの中では私の評価はナンバーワン。センターの命である舞台・客席もそれ以外も抜群のクオリティ。
個人的に殿堂の称号を差し上げたいです。
私がこれまで見てきたセンターは多くが昭和な朴訥さが残りどこかにしわしわ感がある施設でした。
湯守座は新しい時代の温浴施設だと思います。
特に、「清潔感がありキレイ」と「ゴロゴロしやすい」を両立しているところが素晴らしい。
これからの時代はどのセンターもこの両立、すなわち老若男女誰もがが気兼ねなくゴロゴロくつろげることがカギだと私は思っています。
おふろcafeブランドを運営している温泉道場グループさんには是非今後も大衆演劇センターを手がけていただきたいと希望を抱いております。
(2018年11月探訪)
大規模な大衆演劇用舞台を誇っていた三重県四日市市のセンター「天然温泉ユラックス」が、2017年11月「四日市温泉 おふろcafé 湯守座」としてリニューアルされました。
大衆演劇場はどのように変わったのでしょうか。
期待を胸に四日市までやってきました。

無料送迎バスは、以前と同様、近鉄四日市駅西口のみずほ銀行南側から出ています。私は10時出発の便に乗りました。

「四日市温泉 おふろcafé 湯守座」に着きました。
建物のフォルムはそんなに変わっていないはずですが、近代建築のようなかっこいい外観に。

入口
営業開始時間近くとあって入口近くには多くのお客さんが。それを湯守座のスタッフが丁寧に対応していました。
もうこの時点で、この施設は接客やサービスのクオリティが高いのだろうなと予想がつきました。

中に入ってびっくり。
キレイ!おしゃれ!
木を多用したクールでいて温もりもあるデザイン。

中央にそびえる木のタワーがひときわ目立つ。
タワーは内部から登ることができて、くつろぎスペースもあります。

2階の宙(そら)ラウンジ。
湯守座はゴロゴロくつろげるスペースがたくさんあります。
宙ラウンジはその象徴スペース。個室感・隠れ家感高い上段をマイスペースにしたかったけれど、空いてなさそうでした。みんな上段を狙うんだろうなぁ。
1階のオープンスペースにもいかにも寝そべりたくなるでかいソファがあるなど、この施設では「人の目を気にせず横になってくつろいでくださいね」という雰囲気が積極的に演出されている気がします。

こんなフリースペースも。
雑誌のラインナップも豊富。

「演劇グラフ」「KANGEKI」はもちろん「あっぱれ!旅役者列伝」等橋本正樹さんの著書も置いてあります。

ブルジョワ気分が味わえそうなキッズスペース

フリードリンクコーナー
コーヒーが無料で飲める!
観劇スペースは11時に開場します。
時間前になると観劇目当てのお客さんが並びます。

スタイリッシュに生まれ変わった大衆演劇スペース

最前列の席
昔の芝居小屋の枡席を想起するデザイン。
座椅子席の場合、足を伸ばせるかどうかは大きなポイント。
女性なら足を伸ばせるほどのスペースが確保されています。
この舞台間近の特別席は予約オンリーの有料席。

その後ろのテーブル席。

会場内にはいろんな高さ大きさの机・椅子が配置されています。
すべてのお客さんが観劇を楽しめるように入念に設計されているのでしょう。

テーブル席では食事を注文することができます。
観劇スペースは食事処「花鳥游月」の一部という位置付けなのでしょうか。

サイドのテーブル席。
こういう雰囲気で大衆演劇を楽しめるところはなかなかない。

なんといっても素晴らしいのはこの高い天井と大きな舞台。
天井の装飾もいいですね。

花道

私は前回の四日市探訪の際に、四日市はビンゴ熱が高い、というイメージを持ちました。
湯守座ではほぼ毎日ビンゴをやっています。ビンゴの時間や内容は日によって異なります。
この日は11時からビンゴ開始。入館時にビンゴカードを1枚無料でもらいました。
大衆演劇昼の部は12時30分から。
お芝居→舞踊ショーの2部構成。
もちろん観劇料はナシ。入館した方なら誰でも無料で楽しめます。

照明設備もいいのだろうか。いつものようにカメラ使っても他の劇場よりキレイに撮れてる気がする。

公演中の様子
昼の部が終わってお風呂へ。
言うまでもなく、ここは大衆演劇場である前に温泉施設。
お風呂のこだわりもさすが!
いろんなお風呂があって楽しめます。体温に近い湯温の「不感温泉」が良かったな。湯の中で無になるというリフレッシュ。
私はセンターでマッサージマシンを見つけるとついやってしまう。相場は10分〜15分で200円〜300円でしょうか。
そんな私が驚いたのは、なんと湯守座では浴場入口近くにマッサージマシンがたくさん置いてあって無料で使えるのです!しかも私の好きな「あんま王」
湯守座さん、何から何まで素敵すぎます。
夜の部の前に夕食をとりました。

四日市名物とんてき(豚肉のステーキ)をいただきました。
夜の部は19時から1時間の舞踊ショー。
私が事前情報で大変気になっていたのは客席スペースのサイドにある2階席。
ここはP席(プライム席)といって予約オンリーの有料席です。
夜の部はこちらから観劇しました。

P席

上からなので舞台がすべてよく見えます。

この日P席には私以外いなかったので、一瞬だけ場所を移動してみました。舞台最寄りのP席は役者が間近。で、舞台上がとてもよく見える。このアングルで大衆演劇が見られるのはここだけでしょう。
「四日市温泉 おふろcafe湯守座」には何から何まで賞賛したくなります。
さて、質において文句の言いようがないこの施設、気になる入館料は?
一般料金1380円
会員料金1200円
安い!
この料金でやっていけるのですか湯守座さん!?
大衆演劇場を“劇場”と“センター”に二分したとして、
私が今までに訪れたことのあるセンターの中では私の評価はナンバーワン。センターの命である舞台・客席もそれ以外も抜群のクオリティ。
個人的に殿堂の称号を差し上げたいです。
私がこれまで見てきたセンターは多くが昭和な朴訥さが残りどこかにしわしわ感がある施設でした。
湯守座は新しい時代の温浴施設だと思います。
特に、「清潔感がありキレイ」と「ゴロゴロしやすい」を両立しているところが素晴らしい。
これからの時代はどのセンターもこの両立、すなわち老若男女誰もがが気兼ねなくゴロゴロくつろげることがカギだと私は思っています。
おふろcafeブランドを運営している温泉道場グループさんには是非今後も大衆演劇センターを手がけていただきたいと希望を抱いております。
(2018年11月探訪)