WIKIレンタル 大衆演劇探訪記 民藝の里の旅芝居 「益子舘里山リゾートホテル」
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民藝の里の旅芝居 「益子舘里山リゾートホテル」

民藝の里の旅芝居 「益子舘里山リゾートホテル」

今回は栃木県南部への旅です。

レンタカーで朝7時に東京を出立。
首都高から常磐道に進み友部JCで北関東道に入り西へ。桜川筑西ICで高速道路を降ります。
ここは岩瀬駅の近く。つまり茨城県桜川市にある大衆演劇場「岩瀬城総合娯楽センター」の近くでもあります。そこからちょっと北上すると県境となり栃木県益子町に入ります。
休憩を含め約2時間45分で益子中心地に着きました。

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益子といえば益子焼。ここは共販センター駐車場。
近くにはたくさんの益子焼の販売所やギャラリーがあります。

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岩瀬城総合娯楽センターの看板もありました。

益子では優れた陶土を産出することから、江戸時代末期に焼き物がさかんになりました。
柳宗悦と共に民芸運動を推進した陶芸家、濱田庄司が1924年(大正13年)に益子に移住し、益子焼は新たな脚光を浴びることになります。

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益子陶芸美術館では濱田庄司展を開催していました。

たくさんの濱田庄司の作品が展示されていました。どれも本当に素晴らしい。感動的な美しさ。

職人の手仕事によって生み出された日常の生活道具に華美な観賞用の芸術品に負けない美しさを見出す民芸の考えに私は若い時分から共感していました。
民芸は私に「生活と芸術」について考える素養を与えてくれたのかもしれません。

私が大衆演劇に魅かれている一要素として、大衆演劇場に宿る生活感があります。観劇という行為が日常から離れた特別な時間となることは大衆演劇も他の演劇も同じです。大衆演劇は開演前や幕間に長くその場で過ごすことが多いのが特徴です。そこに私は「生活になじんだ」時間を見つけます。生活になじんだ時間のなかで芸術を味わう---私が追求したい豊かさはここにあります。でもそのようなゆったりとした豊かさより刺激が強く消費的な豊かさの方が現代的でしょう。いま大衆演劇界も、劇団の公演においては、刺激の強さや即興的な笑いに主眼を置くようになっていると思います。新たにできる劇場は限られた空間の中でなるべく多くの客席をつめこむ(客席は舞台を見るためだけであってくつろぐ場所ではない)といった感じのものも見かけます。私はその傾向が極端に強くならないことを願っています。「今日の公演は払ったお金の分の価値はなかった」という感想は大衆演劇ではあってほしくない。木戸銭は、大衆演劇場という豊かな時間が流れる場所に身を置くための居心地料、くらいの感じがいいなあと思います。「内容はよく思い出せないけどいつも通り楽しかった」というのは大衆演芸の一番の感想ではないかとも思います。大衆演劇では演目の事前公開が一般的になってきました。その結果、毎日のように「○○祭り」のようにお客さんの期待値を高める文句を連ねるようになりました。劇団も謳い文句であおった期待感に応えるべくモチベーションが上がってよい、のかも知れませんが、力の入れどころが偏りすぎやしないでしょうか。例えば、見せ場以外の場面がテキトーになっていないか。私は、なんてことない場面にこそ、旅芝居役者の滋味深さが出ると思っていますし、それを味わうのが豊かな観劇だと思っています。

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私はお寺巡りも趣味です。
益子には、坂東三十三観音霊場のひとつ、獨鈷山西明寺(とっこさんさいみょうじ)があります。写真は本堂。その右手には笑っている閻魔様を安置している閻魔堂があります。

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納経所を兼ねている休憩所に入るとたくさんの小さな額が目にはいりました。ひとつひとつ仏法の言葉と絵が描かれています。ひとつ500円。私はこの額を自分の部屋用のお土産にしました。

時刻はお昼すぎとなりました。
今回の目的地、益子舘里山リゾートホテルへ向かいます。
西明寺からは車で5分くらいです。

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益子舘里山リゾートホテル
右に見える大きな建物が宿泊棟
大衆演劇はこの写真の一番左の建物で行われます

このホテルは以前は「ホテルサンシャイン益子舘」という名称だったのが数年前に変わったそうです。系列のホテルシャンシャイン鬼怒川と間違えて来てしまうお客さんがいるからとのこと。

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大衆演劇場と浴場はこの建物にあります。
今回私は観劇付き宿泊パックで申し込んでいますので、ここに入る前にホテルのフロントに申し出て観劇券を受け取りました。

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入口
右手に受付があります

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受付で観劇のお供となるお菓子を売っていました。まんじゅう、サブレ、ゆべしが入って300円。
「劇団魁を観に行ってきました やすらぎ本舗 観劇に感激セット」とラベルに書いてあります。

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大衆演劇場「益子座」内部

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前方
座椅子は200円で貸出しています

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客席下手側

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花道

益子舘里山リゾートホテルでは2017年3月に劇団魁を迎えて1ヶ月の公演を行いました。
今回(2018年7月)はそれ以来の公演です。再び劇団魁を招いてのアンコール公演です。

公演は1日1回
13時から芝居、14時30分から舞踊ショーです。

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公演中の様子
舞台に高さはありません。
ですから椅子席だと前の席の方にかなり視界を遮られるでしょう。
センターによくある舞台が低い公演場所は座布団席が普通ですが、ここでは舞台は見えにくいけど体としては楽な椅子席を設けています。

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ラストショー

大衆演劇公演の後チェックイン。スタッフが部屋を案内してくれました。
今日の夜は、ホテルスタッフによるバンド「シャインズ」によるライブがあるとのこと。

夕食まで時間があるので再び車ででかけました。

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道の駅ましこ

2016年に出来たばかりのキレイで大きな道の駅です。最近の道の駅はオシャレですね。

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ビルマ汁の材料が売っていました。
ビルマ汁?
どうも益子の一部の地域で食されている夏の家庭料理らしい。
珍しいのでツイッターでビルマ汁のことをつぶやきました。

益子町の一部の地域で夏の家庭料理の定番になっているという「ビルマ汁」が気になる。
太平洋戦争でビルマに出征していた際に食したスープの美味しさが忘れられず戦後帰国して再現したものが地域の家庭に広まったという。トマト、夏野菜、トウガラシ、カレー粉を用いて和風だしで煮込む。

とつぶやいたところ、その2日後くらいからポツポツリツイートされるようになったなと思ったら、3日間くらいひっきりなしにリツイートのお知らせが止みませんでした。2000リツイートを超え、いいねも3000を超えました。ツイッターの拡散力にびっくりしたのでした。大衆演劇ネタがこれくらい拡散されるといいなあ。

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ホテルに戻りました。
さすが益子。ホテルに雑誌「民芸」が置いてあります。

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もちろん物販では益子焼を売っています。
お酒を楽しみたい私はこれを購入しました。

昔から益子には陶芸家になるために多くの人が移住してきました。
私の対応をしてくれたホテルのスタッフも陶芸に導かれて益子に移住したのだそう。

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ホテルの夕食
これ以外にも数品でてきます。

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1階フロント前のロビー
写真の左上(笹があってよく見えませんが)にステージがあり、ドラムセットなどが置いてあります。

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社員バンドSHINESのライブが始まりました。
ドラムとボーカルはこのホテルの女将さん。
ドラム、ギター、ベース、キーボードの4人編成。
仕事の合間に練習しているのだとか。
おなじみの歌謡曲などを演奏してくれて、楽しい夜を過ごしました。

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旅から帰ってきた後、妻にビルマ汁を作ってもらいました。
辛いけれどやさしい家庭の味。どんどん食べられます。
本場益子のビルマ汁を食べてみたい(本当の本場のミャンマーのも食べたい)

楽しい益子の旅でした。
まだ他に行ってみたい場所もあります。本場のビルマ汁も食べたい。次は友人をさそって益子を旅したいと思います。

(2018年7月探訪)

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Author:notarico
東京在住。大衆芸能(大衆演劇、落語、浪曲、講談等)が好きです。特に大衆演劇の世界に興味をもっています。
twitterアカウント:notarico

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