ぶらりと寄って笑顔になれる本格的芝居小屋 「紀の国ぶらくり劇場」
ぶらりと寄って笑顔になれる本格的芝居小屋 「紀の国ぶらくり劇場」
中近世の日本は水運による物流がさかんで大きな川はその拠点として重要な場所でした。秀吉が弟の秀長に命じて紀ノ川の河口付近に築かせた城が和歌山城です。後に紀州徳川家が成立し、かの吉宗公は第5代紀州藩主となった後に徳川8代将軍となりました。紀州徳川のもとで城下町が整備され、江戸後期には約9万人が暮らす町として栄えたそうです。
現在この地には交通の拠点として2つの大きな鉄道駅があります。JRの和歌山駅と南海電鉄・JR共用の和歌山市駅です。
実はこの両駅はけっこう離れている。2.5kmくらい、歩いて30分以上かかる距離です。この両駅および和歌山城に囲まれた界隈がかつての城下町の名残を受けて商業地帯となっており、2018年現在大衆演劇場が4つもあるという全国的にも大衆演劇場密度の高い地域となっています。
この地域のなかでも「ぶらくり丁商店街」は和歌山県最大の商店街で本町、ぶらくり丁、北ぶらくり丁、東ぶらくり丁、中ぶらくり丁など多くのエリアに分かれています。
今回ご紹介しますのはその商店街の名を冠した大衆演劇場「ぶらくり劇場」です。

多くがアーケードになっているぶらくり丁商店街

こんな昔ながらのお店もありました

ここがぶらくり劇場が入っているビル

入口

劇場は地下です。
地下にある大衆演劇場は珍しい。

なんと昇降機が!
お年寄りにやさしい劇場。すばらしい!

券売機

劇場内
やっぱり芝居小屋はこのように舞台が高くあってほしい。

この花道もかっこいいです。

提灯広告
雰囲気いいですね

座席
くつろいで座れます

花道の横の桟敷席
全体的に大衆演劇の芝居小屋としてとてもいい感じ!

軽食も売っています。

休憩所でおでんセット(おでん3個、おにぎり2個、お茶)をいただきました。
休憩所にはテーブルが並んでいます。食事をとりながらくつろげるスペースがあるのはうれしいですね。

アルコールはNGになってしまったよう

これは「パタパタハンド」というのか

外出する際に持ってゆく「再入場券」というものがありました

公演中の様子

これはぶらくり劇場7周年に寄せた劇場のコメント
「ぶらり歩いてきた先は
笑顔になって帰るとこ
涙をあずけて帰るとこ
そんなとこになりたくて
始めた芝居小屋
ぶらくり劇場はみなさまのおかげで
七周年を迎えることができました。
有り難う御座います。
今日も、明日も、明後日も、
笑顔でお待ちしています。
劇場スタッフ 一同」
いいコメントですね~。
「お客さんを笑顔にしたい」劇団の人も劇場の人も同じ思いであるからこそ、お客さんは第二の我が家のような気持ちで劇場にぶらっと出かけるのです。
施設もホスピタリティも申し分ない素敵な大衆演劇場でした。
なお、ぶらくり劇場HPの「大衆演劇用語集」はリアルな大衆演劇が伝わってきて面白いですよ。是非ご一読を!
(2015年8月探訪)
中近世の日本は水運による物流がさかんで大きな川はその拠点として重要な場所でした。秀吉が弟の秀長に命じて紀ノ川の河口付近に築かせた城が和歌山城です。後に紀州徳川家が成立し、かの吉宗公は第5代紀州藩主となった後に徳川8代将軍となりました。紀州徳川のもとで城下町が整備され、江戸後期には約9万人が暮らす町として栄えたそうです。
現在この地には交通の拠点として2つの大きな鉄道駅があります。JRの和歌山駅と南海電鉄・JR共用の和歌山市駅です。
実はこの両駅はけっこう離れている。2.5kmくらい、歩いて30分以上かかる距離です。この両駅および和歌山城に囲まれた界隈がかつての城下町の名残を受けて商業地帯となっており、2018年現在大衆演劇場が4つもあるという全国的にも大衆演劇場密度の高い地域となっています。
この地域のなかでも「ぶらくり丁商店街」は和歌山県最大の商店街で本町、ぶらくり丁、北ぶらくり丁、東ぶらくり丁、中ぶらくり丁など多くのエリアに分かれています。
今回ご紹介しますのはその商店街の名を冠した大衆演劇場「ぶらくり劇場」です。

多くがアーケードになっているぶらくり丁商店街

こんな昔ながらのお店もありました

ここがぶらくり劇場が入っているビル

入口

劇場は地下です。
地下にある大衆演劇場は珍しい。

なんと昇降機が!
お年寄りにやさしい劇場。すばらしい!

券売機

劇場内
やっぱり芝居小屋はこのように舞台が高くあってほしい。

この花道もかっこいいです。

提灯広告
雰囲気いいですね

座席
くつろいで座れます

花道の横の桟敷席
全体的に大衆演劇の芝居小屋としてとてもいい感じ!

軽食も売っています。

休憩所でおでんセット(おでん3個、おにぎり2個、お茶)をいただきました。
休憩所にはテーブルが並んでいます。食事をとりながらくつろげるスペースがあるのはうれしいですね。

アルコールはNGになってしまったよう

これは「パタパタハンド」というのか

外出する際に持ってゆく「再入場券」というものがありました

公演中の様子

これはぶらくり劇場7周年に寄せた劇場のコメント
「ぶらり歩いてきた先は
笑顔になって帰るとこ
涙をあずけて帰るとこ
そんなとこになりたくて
始めた芝居小屋
ぶらくり劇場はみなさまのおかげで
七周年を迎えることができました。
有り難う御座います。
今日も、明日も、明後日も、
笑顔でお待ちしています。
劇場スタッフ 一同」
いいコメントですね~。
「お客さんを笑顔にしたい」劇団の人も劇場の人も同じ思いであるからこそ、お客さんは第二の我が家のような気持ちで劇場にぶらっと出かけるのです。
施設もホスピタリティも申し分ない素敵な大衆演劇場でした。
なお、ぶらくり劇場HPの「大衆演劇用語集」はリアルな大衆演劇が伝わってきて面白いですよ。是非ご一読を!
(2015年8月探訪)