岩出市に大衆演劇場が帰ってきた! ソファがある芝居小屋 和歌山「夢芝居」
岩出市に大衆演劇場が帰ってきた! ソファがある芝居小屋 和歌山「夢芝居」
私は妻とふたりで和歌山県を旅していました。
那智大社、速玉大社、本宮大社の熊野三山と熊野古道を訪ね、バスで紀伊半島西岸のまち田辺へ。
紀伊田辺駅近くのホテルに宿泊しました。
朝食付きの宿泊プランでしたが、指定の朝食時間よりも早く出発することを宿のおかみさん?に告げました、
翌朝早く宿を去ろうとした際、1階の喫茶店の中から声がして呼び止められました。おかみさんがアルミ泊の包とバナナを私に手渡しました。こちらが頼んでいたわけではなく、おかみさんは私と妻のために朝食弁当を用意してくれていたのでした。

紀伊田辺駅からJRに乗って、車窓を眺めながらサンドイッチとバナナをいただきました。
前の日に私たは、熊野那智大社の隣にある青岸渡寺を参拝していました。
青岸渡寺は西国三十三霊場の第一番札所です。
となると必然的に第二番札所を訪ねたくなります。

第二番札所は紀三井山 金剛宝寺。通称紀三井寺。
紀三井寺駅を降りて参道を歩きます。

紀三井寺。
とても大きな千手観音があります。
和歌山県民にとっては、開花宣言の目安となる標本木(ソメイヨシノ)がある寺としても有名なようです。
これから大衆演劇場を目指します。行く先は二択でした。
紀三井寺駅のとなり駅からすわん江戸村に行くか、岩出市にある夢芝居に行くか。
結局、夢芝居でまだ観たことのない下町かぶき組の劇団三峰達組を観劇することにしました。
和歌山駅で和歌山線に乗り換えて岩出駅で降りました。
岩出市には数年前までねごろ座という大衆演劇場がありましたが私が探訪する前に閉館してしまいました。その後同じ岩出市に大衆演劇場夢芝居がオープンしました。同じ土地に大衆演劇場が復活するのは喜ばしい出来事です。

岩出駅舎
ここから夢芝居まではかなり距離があります。
移動に便利そうな路線バスはない。

タクシーを呼ぼうかとも思いましたが、時間に余裕があったので、重い荷物を背負いながらも歩いてゆくことにしました。

35分くらい歩いて夢芝居に到着しました。

夢芝居の看板

入口
入口左右に靴箱があります。

入口入ってすぐ右が受付

場内

場内サイド
大衆演芸場には提灯がよく似合う

花道
夢芝居の座席はいろんな種類があって面白い。

前方の席

こんな席や

こんな席も

そして後方には別料金のソファ席が。
旅の疲れがある我々はソファ席で観劇することにしました。
劇団三峰組の公演が始まりました。

三峰達(みつみねとおる)座長

座長の女形
座長の凛とした舞踊がかっこいい。

花道での群舞

舞踊ショー
夢芝居はそれほど大きな劇場ではありませんが、この土地の劇場としてはちょうどよいサイズだと思います。
近年手作り感満載な劇場がいくつもオープンしています。正直ここでの演劇公演は無理があるのではと思うところもあります。
夢芝居は、座席の種類などに手作り感と親しみを覚える劇場ですが、舞台に高さがあり、花道もあって、立派な大衆演劇場だと思います。
岩出市の東隣の紀の川市には西国三十三観音霊場の第三番札所の粉河寺(こかわでら)があります。
夢芝居からタクシーに乗って粉河寺に向かいました。
タクシーの運転手のおじさんは、以前岩出市にあったねごろ座にはたまに行っていたそうです。
「年をとると涙もろくなってね。ああいうお芝居が観たくなるんだよね」そんなことを言っていました。

夢芝居からタクシーで20分くらいで粉河寺に到着しました。
西国三十三所のうち和歌山県にあるのは一番から三番の三寺です。
今回の旅ではそれを順に巡礼することができました。
粉河駅から和歌山線に乗って和歌山駅に戻り、大阪を経由して帰京しました。
(2017年3月探訪)
私は妻とふたりで和歌山県を旅していました。
那智大社、速玉大社、本宮大社の熊野三山と熊野古道を訪ね、バスで紀伊半島西岸のまち田辺へ。
紀伊田辺駅近くのホテルに宿泊しました。
朝食付きの宿泊プランでしたが、指定の朝食時間よりも早く出発することを宿のおかみさん?に告げました、
翌朝早く宿を去ろうとした際、1階の喫茶店の中から声がして呼び止められました。おかみさんがアルミ泊の包とバナナを私に手渡しました。こちらが頼んでいたわけではなく、おかみさんは私と妻のために朝食弁当を用意してくれていたのでした。

紀伊田辺駅からJRに乗って、車窓を眺めながらサンドイッチとバナナをいただきました。
前の日に私たは、熊野那智大社の隣にある青岸渡寺を参拝していました。
青岸渡寺は西国三十三霊場の第一番札所です。
となると必然的に第二番札所を訪ねたくなります。

第二番札所は紀三井山 金剛宝寺。通称紀三井寺。
紀三井寺駅を降りて参道を歩きます。

紀三井寺。
とても大きな千手観音があります。
和歌山県民にとっては、開花宣言の目安となる標本木(ソメイヨシノ)がある寺としても有名なようです。
これから大衆演劇場を目指します。行く先は二択でした。
紀三井寺駅のとなり駅からすわん江戸村に行くか、岩出市にある夢芝居に行くか。
結局、夢芝居でまだ観たことのない下町かぶき組の劇団三峰達組を観劇することにしました。
和歌山駅で和歌山線に乗り換えて岩出駅で降りました。
岩出市には数年前までねごろ座という大衆演劇場がありましたが私が探訪する前に閉館してしまいました。その後同じ岩出市に大衆演劇場夢芝居がオープンしました。同じ土地に大衆演劇場が復活するのは喜ばしい出来事です。

岩出駅舎
ここから夢芝居まではかなり距離があります。
移動に便利そうな路線バスはない。

タクシーを呼ぼうかとも思いましたが、時間に余裕があったので、重い荷物を背負いながらも歩いてゆくことにしました。

35分くらい歩いて夢芝居に到着しました。

夢芝居の看板

入口
入口左右に靴箱があります。

入口入ってすぐ右が受付

場内

場内サイド
大衆演芸場には提灯がよく似合う

花道
夢芝居の座席はいろんな種類があって面白い。

前方の席

こんな席や

こんな席も

そして後方には別料金のソファ席が。
旅の疲れがある我々はソファ席で観劇することにしました。
劇団三峰組の公演が始まりました。

三峰達(みつみねとおる)座長

座長の女形
座長の凛とした舞踊がかっこいい。

花道での群舞

舞踊ショー
夢芝居はそれほど大きな劇場ではありませんが、この土地の劇場としてはちょうどよいサイズだと思います。
近年手作り感満載な劇場がいくつもオープンしています。正直ここでの演劇公演は無理があるのではと思うところもあります。
夢芝居は、座席の種類などに手作り感と親しみを覚える劇場ですが、舞台に高さがあり、花道もあって、立派な大衆演劇場だと思います。
岩出市の東隣の紀の川市には西国三十三観音霊場の第三番札所の粉河寺(こかわでら)があります。
夢芝居からタクシーに乗って粉河寺に向かいました。
タクシーの運転手のおじさんは、以前岩出市にあったねごろ座にはたまに行っていたそうです。
「年をとると涙もろくなってね。ああいうお芝居が観たくなるんだよね」そんなことを言っていました。

夢芝居からタクシーで20分くらいで粉河寺に到着しました。
西国三十三所のうち和歌山県にあるのは一番から三番の三寺です。
今回の旅ではそれを順に巡礼することができました。
粉河駅から和歌山線に乗って和歌山駅に戻り、大阪を経由して帰京しました。
(2017年3月探訪)