田んぼの中に50年 「上延生ヘルスセンター」 <移動編>
大衆演劇の公演が行われている場所は、演劇グラフやネットでその一覧を見ることができます。
しかし個々の劇場がどのような場所なのかについてはほとんど情報がありません。
そんな見知らぬ多くの公演地の中で、しょっちゅう自分の頭の中をよぎる気になる劇場がありました。
それが上延生(かみのぶ)ヘルスセンター。
ある劇団を追いかけて行ったことがあるという方から「駅からタクシーでけっこうな代金がかかる場所にあり周りりに田んぼしかない」と聞いたり、ここにのった劇団の座員さんのブログに「まわりに何もない」と書かれていたり、かなり昔から続いている施設であるという文章を読んだり、噂を見聞きするたびに興味がつのるばかりでした。
しかしネットで調べてもその素性を知らせるような情報は皆無といっていいほどでてこない。
演劇グラフの交通案内によると上延生ヘルスセンターは「宇都宮駅からタクシーで20分」の表記。比較的低料金で楽しめる大衆演劇。それを観に行く交通手段がタクシーしかない、というのはおかしな話です。
謎の正体を見たいという想いがいよいよ昂ぶり、ついに上延生ヘルスセンターを探訪してまいりました。
* *
この施設のお客さんは、基本的には周辺の町の老人会などの団体客です。
事前予約のあった団体をセンターの方がマイクロバスで送り迎えしているのです。
もちろん自家用車で来る大衆演劇ファンの方もいらっしゃるでしょう。
劇団のおっかけで遠方から来る方は本当に少ないと思います。そのような方が宇都宮駅からタクシーを利用されているのですね。宇都宮駅からセンターまで片道約5000円かかるとのこと。
そして私のように、単なる大衆演劇ファンが遠方から来るということは本当にレアなのではないでしょうか。
しかし、このブログでは、そのような方のために遠方から低料金で上延生ヘルスセンターを訪ねる手段をレポートしたいと思います。
まず、上延生ヘルスセンターに行くにあたっては必ず電話で予約をしましょう。
団体客の予約がはいらないと当日の朝にその日の公演中止が決まることがあるようです。
<上延生ヘルスセンター基本情報>
9:00開場
10:50開演
第1部お芝居~お客様の時間~第二部舞踊グランドショー~第三部お芝居
15:20終演
料金:大人2800円 小人1800円 (弁当、お銚子orジュース1本付)

調べてみると、上延生ヘルスセンターにはバスで行けることがわかりましたが、JRバスのHPがわかりにくい。
目指すバス停は「上延生」ですが、JRバスHPの時刻表にも路線図にもその名は見つかりません。
結論としては、JR宇都宮駅の西口を出てすぐ、JRバスの3番乗り場にて、「茂木」行きのバスに乗るのが正解です。
平日、土日とも、8:50JR宇都宮駅→9:26上延生 のバスがあります。片道890円。
観劇するにはこの1本のバスを頼ることになります。(上延生を通るバスの本数はとても少ない)
宇都宮駅のバス停にある路線図を見ると「祖母井(うばがい)・芳賀温泉」行きのバスでも良さそうな気がしますが、このバスは茂木行きとルートが違って「上延生」は停車しません。ただし終点「芳賀温泉」から上延生ヘルスセンターは歩いて行けないこともありません。徒歩二十分くらいかかるでしょうか。

上延生のバス停。茂木方面の道路にはバス停がなく、宇都宮方面の道路にあるバス停が、両方向のバス停を兼ねているようです。

上延生の交差点から、加波山神社の左の道を進みます。

噂どおり田園風景が広がります。

数分歩くと、上延生ヘルスセンターの看板が!ここを左に曲がります。

で、左を向くとまた遠くに看板が見えます。あの看板を右に行けば上延生ヘルスセンターはもうすぐ近く。

正面:「歓迎 娯楽の殿堂 上延生ヘルスセンター →」
側面:「魅力のステージショー 話題の大衆演劇・お芝居・唄と踊りのゴールデンショー」
もうド昭和といったかんじです。

ついに上延生ヘルスセンターに到着。
この写真はさっきの看板とは別の道から来たときの景色。

やはり広い駐車場が用意されています。センターのマイクロバスが何台か止まっています。
センターの隣には池があります。左の看板は池にはいるなという注意書き。


正面

うしろから見たところ。
さて、一体センターの中はどのようになっているのでしょうか。
内部については<劇場篇>をご覧ください。
実はバスで行ったはいいものの困るのが帰りです。例えば休日ですと、上延生バス停から宇都宮駅方面のバスがでる時間は16:27です。
上延生ヘルスセンターは、いちおうお風呂のある施設ですが、終演後はすみやかにお客さんが帰ることを想定しています。必然的に、「道の駅はが」まで歩いて、お土産でもで物色して時間をつぶすことになるでしょう。

道の駅はが。ここに隣接して「芳賀温泉ロマンの湯」という施設があります。このあたりで時間をつぶして「芳賀温泉ロマンの湯」バス停から宇都宮駅へ帰ることになります。
東京から日帰りで行ける秘境劇場。是非多くの方に上延生ヘルスセンターの魅力を堪能しに来ていただきたいです。
しかし個々の劇場がどのような場所なのかについてはほとんど情報がありません。
そんな見知らぬ多くの公演地の中で、しょっちゅう自分の頭の中をよぎる気になる劇場がありました。
それが上延生(かみのぶ)ヘルスセンター。
ある劇団を追いかけて行ったことがあるという方から「駅からタクシーでけっこうな代金がかかる場所にあり周りりに田んぼしかない」と聞いたり、ここにのった劇団の座員さんのブログに「まわりに何もない」と書かれていたり、かなり昔から続いている施設であるという文章を読んだり、噂を見聞きするたびに興味がつのるばかりでした。
しかしネットで調べてもその素性を知らせるような情報は皆無といっていいほどでてこない。
演劇グラフの交通案内によると上延生ヘルスセンターは「宇都宮駅からタクシーで20分」の表記。比較的低料金で楽しめる大衆演劇。それを観に行く交通手段がタクシーしかない、というのはおかしな話です。
謎の正体を見たいという想いがいよいよ昂ぶり、ついに上延生ヘルスセンターを探訪してまいりました。
* *
この施設のお客さんは、基本的には周辺の町の老人会などの団体客です。
事前予約のあった団体をセンターの方がマイクロバスで送り迎えしているのです。
もちろん自家用車で来る大衆演劇ファンの方もいらっしゃるでしょう。
劇団のおっかけで遠方から来る方は本当に少ないと思います。そのような方が宇都宮駅からタクシーを利用されているのですね。宇都宮駅からセンターまで片道約5000円かかるとのこと。
そして私のように、単なる大衆演劇ファンが遠方から来るということは本当にレアなのではないでしょうか。
しかし、このブログでは、そのような方のために遠方から低料金で上延生ヘルスセンターを訪ねる手段をレポートしたいと思います。
まず、上延生ヘルスセンターに行くにあたっては必ず電話で予約をしましょう。
団体客の予約がはいらないと当日の朝にその日の公演中止が決まることがあるようです。
<上延生ヘルスセンター基本情報>
9:00開場
10:50開演
第1部お芝居~お客様の時間~第二部舞踊グランドショー~第三部お芝居
15:20終演
料金:大人2800円 小人1800円 (弁当、お銚子orジュース1本付)

調べてみると、上延生ヘルスセンターにはバスで行けることがわかりましたが、JRバスのHPがわかりにくい。
目指すバス停は「上延生」ですが、JRバスHPの時刻表にも路線図にもその名は見つかりません。
結論としては、JR宇都宮駅の西口を出てすぐ、JRバスの3番乗り場にて、「茂木」行きのバスに乗るのが正解です。
平日、土日とも、8:50JR宇都宮駅→9:26上延生 のバスがあります。片道890円。
観劇するにはこの1本のバスを頼ることになります。(上延生を通るバスの本数はとても少ない)
宇都宮駅のバス停にある路線図を見ると「祖母井(うばがい)・芳賀温泉」行きのバスでも良さそうな気がしますが、このバスは茂木行きとルートが違って「上延生」は停車しません。ただし終点「芳賀温泉」から上延生ヘルスセンターは歩いて行けないこともありません。徒歩二十分くらいかかるでしょうか。

上延生のバス停。茂木方面の道路にはバス停がなく、宇都宮方面の道路にあるバス停が、両方向のバス停を兼ねているようです。

上延生の交差点から、加波山神社の左の道を進みます。

噂どおり田園風景が広がります。

数分歩くと、上延生ヘルスセンターの看板が!ここを左に曲がります。

で、左を向くとまた遠くに看板が見えます。あの看板を右に行けば上延生ヘルスセンターはもうすぐ近く。

正面:「歓迎 娯楽の殿堂 上延生ヘルスセンター →」
側面:「魅力のステージショー 話題の大衆演劇・お芝居・唄と踊りのゴールデンショー」
もうド昭和といったかんじです。

ついに上延生ヘルスセンターに到着。
この写真はさっきの看板とは別の道から来たときの景色。

やはり広い駐車場が用意されています。センターのマイクロバスが何台か止まっています。
センターの隣には池があります。左の看板は池にはいるなという注意書き。


正面

うしろから見たところ。
さて、一体センターの中はどのようになっているのでしょうか。
内部については<劇場篇>をご覧ください。
実はバスで行ったはいいものの困るのが帰りです。例えば休日ですと、上延生バス停から宇都宮駅方面のバスがでる時間は16:27です。
上延生ヘルスセンターは、いちおうお風呂のある施設ですが、終演後はすみやかにお客さんが帰ることを想定しています。必然的に、「道の駅はが」まで歩いて、お土産でもで物色して時間をつぶすことになるでしょう。

道の駅はが。ここに隣接して「芳賀温泉ロマンの湯」という施設があります。このあたりで時間をつぶして「芳賀温泉ロマンの湯」バス停から宇都宮駅へ帰ることになります。
東京から日帰りで行ける秘境劇場。是非多くの方に上延生ヘルスセンターの魅力を堪能しに来ていただきたいです。