巨大温泉ホテルの中の居間オクゲキ 「ホテル奥道後」
2013年9月に大衆演劇公演をスタートしたホテル奥道後。
その杮落しとなる月に探訪いたしました。
私は車での旅行中でした。
広島県から瀬戸内海のしまなみ海道を通って愛媛県の今治へ。
そこから道後温泉のある松山までは国道317号線の1本道を約40キロ。
ずっと山道が続きます。そろそろ松山の市街地が見えてもいい頃かな、でもえんえんと山道が続くなと思っていた頃、道後温泉まであと5キロくらいのところで、山の風景の先に巨大な建物群があらわれました。

国道の両側に大きな建物が並んでいます。
これらはまとめてホテル奥道後の施設です。

国道を道後温泉から今治方面に進んだ場合このように見えます。

杮落としを務める哀川昇座長ののぼりが立っていました。

メインの宿泊施設は国道と渓谷の間にどかんと立っています。
ホテルに面して大きな山がそびえ立ち、山のふもと深くに川が流れています。
施設の敷地から山の頂上までロープウェイが伸びています。ただし現在は運休中。
私は楽天トラベルのサイトからこのホテルの大衆演劇観覧付き宿泊プランを予約していました。
1人11,865円(税込)のプランです。
ホテルに入って受付を済ませます。

受付フロアの1階下にあるロビー。
大きなガラス窓の先には山の緑が広がっています。
外見も中もグランドなホテル。大衆演劇場もゴージャスなのであろうか。

ホテル内にあった掲示物。
このホテルでの大衆演劇場を「オクゲキ」という呼称で広めようとしているようです。
大衆演劇公演は基本は昼の部のみ。
(土日は夜に舞踊ショーあり)
13時から始まる昼の部観劇のために公演場所に向かいます。
演劇場は3階。玄関とフロントがあるフロアが5階なので、感覚としては地下2階です。

でっかいホテルの端の方に向かって長い廊下をずんずん進みます。
この「別世界へ向かっている感じ」が好きだ。

入口。
あの外観、あのロビーとはだいぶ違う雰囲気のエリアへ。

入口に受付台。ここで従業員がチケットのチェックをします。
その下の箱には靴を入れるビニール袋があります。
ビニール袋に靴を入れて入場…予想と違って庶民的な大衆演劇場のスタイルなのでした。

演劇場内後方より。
とても質素です。私は大衆演劇場はあまり飾り立てない方が好きだ。言い換えるなら調度や設備にお金をかけすぎていない方がいい。お客さんをお迎えするかしこまった応接間ではなくふだんくつろぐ居間の雰囲気であってほしい。もっとも木戸銭の安い大衆演劇ではあまり投資はできないでしょうけれど。
ここオクゲキはデラックスなホテルの中の居間のようだ。奥まった位置にあるうすらさみしいところ、という見方ではホテル内場末という感じでもありますが。

前方の席。
予約席には座椅子に紙が貼ってあります。

場内のサイドにはこのような席があり、後ろの壁にはソファがありました。

どこから調達してきたのか、中古と思われる巨大な投光機がふたつ。

場内では、飲食物や雑誌を販売しています。

公演中の様子。
哀川昇座長の話によると、もともと別の公演地に乗る予定だったのが、そこが演劇公演を終了してしまったために、ここでの杮落としを務めることになったとのことです。
思ったよりの多くの予約席がありました。私が見たところ、お客さんの多くは大衆演劇を見慣れているようでした。
公演が終わって客室に移動しました。

珍しい畳の小上がりのある和洋折衷の部屋。
窓の外一面に緑が広がっています。

夕食はバイキング。
ここのバイキングの種類の多さはすごい。
郷土料理の鯛めしもありました。

奥道後温泉はジャングル風呂が自慢。
巨大な温泉専用のハウスの中に熱帯植物と十数種類の湯船が点在しています。
ホテル奥道後に宿泊して翌日は道後温泉に行きました。
午後は松山劇場で鹿島順一劇団を観劇。

松山劇場内で、前の日にホテル奥道後の演劇場で一緒に観劇していたご婦人と顔を合わせました。
オクゲキでは「松山劇場では〇〇がのっている」というおばちゃんの会話が、
逆に松山劇場では「奥道後では〇〇がのっている」という声が耳に入りました。
松山在住の方にとっては、同じ月にふたつの劇団を観ることができるようになり、大衆演劇観劇ライフがぐっと充実したものになったことでしょう。
その杮落しとなる月に探訪いたしました。
私は車での旅行中でした。
広島県から瀬戸内海のしまなみ海道を通って愛媛県の今治へ。
そこから道後温泉のある松山までは国道317号線の1本道を約40キロ。
ずっと山道が続きます。そろそろ松山の市街地が見えてもいい頃かな、でもえんえんと山道が続くなと思っていた頃、道後温泉まであと5キロくらいのところで、山の風景の先に巨大な建物群があらわれました。

国道の両側に大きな建物が並んでいます。
これらはまとめてホテル奥道後の施設です。

国道を道後温泉から今治方面に進んだ場合このように見えます。

杮落としを務める哀川昇座長ののぼりが立っていました。

メインの宿泊施設は国道と渓谷の間にどかんと立っています。
ホテルに面して大きな山がそびえ立ち、山のふもと深くに川が流れています。
施設の敷地から山の頂上までロープウェイが伸びています。ただし現在は運休中。
私は楽天トラベルのサイトからこのホテルの大衆演劇観覧付き宿泊プランを予約していました。
1人11,865円(税込)のプランです。
ホテルに入って受付を済ませます。

受付フロアの1階下にあるロビー。
大きなガラス窓の先には山の緑が広がっています。
外見も中もグランドなホテル。大衆演劇場もゴージャスなのであろうか。

ホテル内にあった掲示物。
このホテルでの大衆演劇場を「オクゲキ」という呼称で広めようとしているようです。
大衆演劇公演は基本は昼の部のみ。
(土日は夜に舞踊ショーあり)
13時から始まる昼の部観劇のために公演場所に向かいます。
演劇場は3階。玄関とフロントがあるフロアが5階なので、感覚としては地下2階です。

でっかいホテルの端の方に向かって長い廊下をずんずん進みます。
この「別世界へ向かっている感じ」が好きだ。

入口。
あの外観、あのロビーとはだいぶ違う雰囲気のエリアへ。

入口に受付台。ここで従業員がチケットのチェックをします。
その下の箱には靴を入れるビニール袋があります。
ビニール袋に靴を入れて入場…予想と違って庶民的な大衆演劇場のスタイルなのでした。

演劇場内後方より。
とても質素です。私は大衆演劇場はあまり飾り立てない方が好きだ。言い換えるなら調度や設備にお金をかけすぎていない方がいい。お客さんをお迎えするかしこまった応接間ではなくふだんくつろぐ居間の雰囲気であってほしい。もっとも木戸銭の安い大衆演劇ではあまり投資はできないでしょうけれど。
ここオクゲキはデラックスなホテルの中の居間のようだ。奥まった位置にあるうすらさみしいところ、という見方ではホテル内場末という感じでもありますが。

前方の席。
予約席には座椅子に紙が貼ってあります。

場内のサイドにはこのような席があり、後ろの壁にはソファがありました。

どこから調達してきたのか、中古と思われる巨大な投光機がふたつ。

場内では、飲食物や雑誌を販売しています。

公演中の様子。
哀川昇座長の話によると、もともと別の公演地に乗る予定だったのが、そこが演劇公演を終了してしまったために、ここでの杮落としを務めることになったとのことです。
思ったよりの多くの予約席がありました。私が見たところ、お客さんの多くは大衆演劇を見慣れているようでした。
公演が終わって客室に移動しました。

珍しい畳の小上がりのある和洋折衷の部屋。
窓の外一面に緑が広がっています。

夕食はバイキング。
ここのバイキングの種類の多さはすごい。
郷土料理の鯛めしもありました。

奥道後温泉はジャングル風呂が自慢。
巨大な温泉専用のハウスの中に熱帯植物と十数種類の湯船が点在しています。
ホテル奥道後に宿泊して翌日は道後温泉に行きました。
午後は松山劇場で鹿島順一劇団を観劇。

松山劇場内で、前の日にホテル奥道後の演劇場で一緒に観劇していたご婦人と顔を合わせました。
オクゲキでは「松山劇場では〇〇がのっている」というおばちゃんの会話が、
逆に松山劇場では「奥道後では〇〇がのっている」という声が耳に入りました。
松山在住の方にとっては、同じ月にふたつの劇団を観ることができるようになり、大衆演劇観劇ライフがぐっと充実したものになったことでしょう。