WIKIレンタル 大衆演劇探訪記 2022年05月
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おふろ施設激戦地にある昭和テイスト漂う健康ランド 「ヨコヤマ・ユーランド鶴見」

おふろ施設激戦地にある昭和テイスト漂う健康ランド 「ヨコヤマ・ユーランド鶴見」

日頃から大衆演劇を応援してくださる皆様、ありがとうございます。
このたびまたひとつ関東に、大衆演劇が見られるセンターが誕生いたしました!
場所は神奈川県・横浜市で32年の歴史を誇る
天然温泉ヨコヤマ・ユーランド鶴見。
2022年4月25日より劇団章劇が舞台をつとめます。


今回、宴会場の舞台をお芝居用に改装いたしました。
今後も大衆演劇の上演が継続していけるかどうかは5月の結果次第。
皆様の応援にかかっております。
大衆演劇の灯を消さないために、あなたも「大衆演劇盛り上げ隊」の一員になってみませんか?
皆様方の熱いご声援、ご支援をお待ちしています!


こんなことがかかれたポスターが貼りだされたのはヨコヤマ・ユーランド鶴見の館内。
そう、なんと横浜市内に大衆演劇センターを設けようという試みが現在行われているのです。
仕掛け人は、あの篠原演芸場や浅草木馬館を運営する篠原演劇企画。

2022年4月25日から5月29日まで行われるトライアル公演に行ってきましたのでレポートいたします。

ヨコヤマ・ユーランド鶴見を紹介するにあたってまずお伝えしたいことがあります。
実は横浜市鶴見区はおふろ施設の激戦区なのです。

戦場となっているのは鶴見川と国道1号(第二京浜)が交差するあたり。

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鶴見川をはさんで「らくスパ鶴見」と「おふろの国」が向かい合うように建っています。

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そして第二京浜沿いに「おふろの国」から200mほど離れたところに「ヨコヤマユーランド鶴見」があります。

このように3つのおふろ施設が密集しているのです。
こんなにも激戦地状態となっているのは全国でもここだけではないでしょうか。

ということで地元のおふろファン、サウナファンは各施設をかわるがわる行ってみたり、お気に入りの施設に入り浸ったりとそれぞれの楽しみ方をしています。
ちなみに、いつも私の髪を切ってくれている友人の理容師のSさん(一緒に大衆演劇を観に行ったこともある)はおふろの国の常連です。おふろの国が一番入館料が安いのです。

ヨコヤマユーランド鶴見は、3館の中では入館料は真ん中。サウナファンからは「ユー鶴」の愛称で親しまれています。
ユー鶴のサウナのウリは黄土サウナと温度低めの水風呂。

サウナ好きな私はわくわくしながらユー鶴に向かいました。

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鶴見駅から徒歩で20数分。ユー鶴に着きました。
(現在コロナ禍のため送迎バスを中止しているとのこと)

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入口

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入口付近にあった案内板
「地下1500mから、約40℃の天然温泉が湧き出しています。名湯『末吉の湯』をはじめ、いろいろなお風呂がいっぱいの『ユーランド鶴見』です。」と書かれています。
らくスパとおふろの国は温泉ではないけれどユー鶴は天然温泉なのです。

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入館したらまず靴を靴箱にしまいます。

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1階ロビー。左手のフロントで受付。靴箱の鍵を渡し、入館料を支払います。大衆演劇観劇には入館料とは別途観劇料がかかります。観劇料の支払いはフロントではなく劇場前の受付になります。

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フロントでロッカーキーとタオル・館内着引換券を受け取ります。
タオルと館内着は2階の浴場入口前で受け取ります。

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館内の案内掲示
1階 フロント ゲームコーナー
2階 お風呂
3階 食事処
4階 レストルーム、マッサージ、美容室
5階 宴会場(大衆演劇会場)

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5階エレベーターを降りたところ。
壁に役者のタペストリーが並びお祝いの花もあってすっかり大衆演劇モードです。

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ホワイトボードに本日の演目が手書きで書かれていました。
受付時間・開場時間も書かれています。

昼の部
受付 11:30~
開場 12:15~
開演 13:00~

夜の部
受付 16:45~
開場 16:45~
開演 17:30~

観劇したい場合は、宴会場出入口前にある受付(この写真の左に写っている)で観劇料900円を支払います。
昼の部は11:30から受付開始。

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受付を済ませ、観劇ストラップと整理券を受け取りました。
整理券はみのり亭(柏健康センター内にあった劇場)の再利用品でした。

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壁に応援タペストリー募集のポスターが貼ってあります。
冒頭の文言はこのポスターに書いてあったものです。

応援タペストリーについての説明書きがありました。
応援タペストリーとは?
艱難に掲出するミニタペストリー。
お祝いの花輪を出すのと同じ感覚で、劇団さん、役者さんを応援したいただくことができます。
お値段は1枚につき1万1000円。
返礼品として、サイン入り特製オリジナルグッズを進呈いたします。このグッズは今回のみの完全非売限定品です。


開場時間になりましたので大衆演劇会場に入りました。

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後方より
木馬館の定式幕がかかってますけれど、天井が低いため木馬の絵が首と背中までしか見えていませんね。

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右後方より

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サイドから見たところ
花道はありません

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下手側前方から後方を見たところ

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客席前方は座椅子席
畳敷きの客席、いいですね。

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客席後方は椅子席

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12:15会場ですから、座席を確保した後、開演の13時までに時間が空きます。
3階の食事処に行って昼食をとりました。
名物っぽい感じだったのでタンタンメンをいただきました。

13時に昼の部開演
第一部はお芝居。

花道がないので、客席中央から宴会場出入口に出る通路を多用していました。

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お芝居が終わったあとの口上挨拶
澤村蓮座長と澤村紫龍花形。

14時30分少し前に舞踊ショーが始まりました。

今回のトライアル公演を受け持つのは劇団章劇。
篠原演劇企画からの信頼が厚いからこそ白羽の矢が立ったのでしょう。

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澤村章太郎後見

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澤村蓮座長

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特別出演 瀬川伸太郎座長

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劇団菊 美月流星座長

厚い布陣だな~。
まさにトライアルにふさわしい劇団。

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章太郎後見の唄で踊る蓮座長。
章太郎後見の唄がめちゃくちゃ上手い。

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ラストショー

満喫した昼の部でした。
この回は平日の昼の部。お客さんは10名でした。
うーむさみしいぞ。
ここで大衆演劇が始まって日が浅いのだからしょうがない。横浜・川崎の大衆演劇ファンの発掘・開拓はこれからでしょう。

大衆演劇の後はおふろに入りました。

天然温泉は熱い浴槽とぬるい浴槽の2種用意されていました。
黄土サウナは私にとってはジャストな温度・湿度でたくさん汗がでていい感じでした。
サウナ室を出て噂の水風呂へ。私の好きな水風呂温度は14度ですが、ユー鶴の水風呂の水温計は11度を示していました。入ってみるとやはり冷たい!私は冷たい水風呂が苦手ですぐに末端の手や足に激痛が走ってしまうのです。耐えきれずすぐに水風呂を出ました。私の体質には合わない水風呂で残念。でもこれがいいっていうサウナファンがいるのだよな。

お風呂を出てユー鶴を後にしました。

ところで鶴見と聞くと皆さんは何を思いうかべるでしょうか。
大阪の方は大阪市の鶴見区、あるいは鈴成り座がある鶴見橋を想起するでしょうか。
横浜市の鶴見といえば、なんといっても有名なのは曹洞宗大本山の総持寺ですね。

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総持寺大祖堂

福井県にある永平寺と横浜市にある總持寺が曹洞宗の両大本山であります。

私は何度も総持寺に行ったことがあるのでこの日は寄りませんでした。

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ちょっと寄り道がてら、ユー鶴と鶴見駅との間にある昭和レトロな商店街「レアールつくの」を通って帰りました。
この商店街には世界チャンピオンになった畑山隆則選手が所属していた横浜光ボクシングジムがあります。

さてさて、今回のヨコヤマ・ユーランド鶴見での特別公演。どのような結果となるでしょうか。
大衆演劇がこのおふろ施設激戦地を生き抜く切り札となるとよいのですが。

現在東京・神奈川には常設のセンターがありません。
あたらしい常打ちセンターの誕生を心待ちにしています。

(2022年5月探訪)

さびれた駅前商店街に移転した小さな芝居小屋 「七福座」

さびれた駅前商店街に移転した小さな芝居小屋 「七福座」

和歌山市内の繁華街のはずれのビルにあった七福座が、和歌山駅近くに移転しました。
光命座という大衆演劇場があったまさにその場所に七福座という看板を掲げて2021年10月にリニューアルオープンしたのです。
新生七福座はみその商店街の中にあります。

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JR和歌山駅のすぐ近く、みその商店街のゲートがあります。

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そこから少し行くと、商店街東通の入口が見えてきます。

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みその商店街内部。昭和レトロな商店街です。

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現在は多くの店舗が閉店となっているようです。

商店街はけっこう広い。でもほとんど人の通行がなく、いかにもさびしい雰囲気、、、

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商店街の中に貼ってあった七福座公演のポスター

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喫茶マリンナという趣きある店は営業中。七福座の開場まで時間があったのでここで休憩しました。

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では七福座に向かいましょう。
鮮魚とくつの奥に見えてきたのが七福座。

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七福座外観

それにしても商店街はガラーンとしていてゴーストタウンのようだ。
そこにぽつんと提灯に明かりが灯っていて、エンターテインメント施設とは思えぬ寂寥感が漂っている。

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別のアングルから

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七福座正面

あたりには誰もおらず、客が来る気配もない。
私はみその商店街に漂う一体のゴーストになった心持ちで吸い込まれるように七福座の扉に入ってゆきました。

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小屋に入ってすぐ右が受付。
受付下の靴箱に靴を収納します。

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七福座後方より

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この幕も前の七福座から移転してきたのですね

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舞台前から劇場内後方を見たところ
コンパクトな劇場です

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前方は座椅子席

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後方は椅子席

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小さい花道もあります。
花道の先は劇場の出入り口。
ここから出た役者さんは商店街を通って楽屋に行くのだろうか。

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客席と受付との間にある窓口

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トイレは劇場内右手サイドに男女兼用の個室が1つ。
こりゃお客さんがたくさん入った時にはたいへんだな。

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劇場内右サイド

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澤村一門の座長の名が連なっています。

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公演中の様子
3人が大きく動くのも窮屈そうな小さな舞台

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終演後の写真撮影タイム

駅からとても近くにあるのに、なんてさみしい商店街なのだろう。
駅に隣接した商業ビルはとても近代的で賑わっていましたが、みその商店街の一角だけ別の時間が流れているかのようだ。
時代に取り残されたさびしい商店街。そこで毎日旅役者が踊り、演じ、暮らしている。
それを知っているのは地元の一部の方と私のようにわざわざここを訪ねてきた旅人だけなのです。

(2022年4月探訪)
プロフィール

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Author:notarico
東京在住。大衆芸能(大衆演劇、落語、浪曲、講談等)が好きです。特に大衆演劇の世界に興味をもっています。
twitterアカウント:notarico

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