人里離れた場所に忽然と存在する昭和なセンター 「石岡健康センター」
人里離れた場所に忽然と存在する昭和なセンター 「石岡健康センター」
茨城県石岡市の石岡健康センターでは2021年5月から不定期で大衆演劇公演が行われています。
石岡市は茨城県の中部、霞ケ浦の北部にあります。

石岡健康センターの最寄駅は常磐線の羽鳥駅と岩間駅。どちらの駅からも3km以上は離れていそうです。駅から歩いて行くにはちょっと遠い。しかしながらセンターは送迎バスを運行していません。
最寄駅の常磐線岩間駅に向かうべく私は上野駅から常磐線に乗りました。
8:02分上野発、9:42岩間駅着、約1時間半の列車の旅です。
私はとても久し振りの列車旅行で、少しうきうきしながら車窓の流れる景色を眺めていました。
土浦駅を過ぎると、風景はぐっと自然が増え、田舎に来たなあという実感が湧いてきます。

羽鳥駅から岩間駅の間の列車から石岡健康センター方面を眺める。
とてものどかな場所にあることが想像つきます。

岩間駅に到着

駅の東口のタクシー乗り場にはタクシーは停まっていませんでしたが、西口のタクシー乗り場には1台停まっていました。
私はタクシーで石岡健康センターに向かうことにしました。

石岡健康センターに近づくタクシーの車窓から。
民家があまりない、畑や林ばかりの地域を進みます。

岩間駅からタクシーで6分。自然の景色の中からふいに石岡健康センターが現れました。タクシー代は1370円。

岡山県で産出した鉱石を使用した天然鉱石温泉とのこと。
あのアヒルのおもちゃがこのセンターのマスコットキャラクターらしい。

入口

イベント案内掲示。歌謡ショーも頻繁に行われています。

入口で靴を脱ぎ、

靴箱に靴を入れ、靴箱の鍵をフロントに渡します。
入場料は、館内着・タオル付で1300円。観劇は無料。安い。

入口とフロント。
フロントの向いにはパチンコ台がたくさん。
石岡健康センターは1階建て。
そんなに大きな施設ではありません。ひと時代前の雰囲気。いいなあ、落ち着く。

センターは10時営業開始。大衆演劇が行われるお食事処「やさと亭」は11時に開きます。
10時過ぎに見たところ、やさと亭入口前にカバンが置いてありました。入場整理券はなく、このように手荷物を置いて入場順を確保するようです。

やさと亭の前にも食事スペースがあります。

浴室入口。廊下右手には、リラックスルームやマッサージ屋もあります。
やさと亭が開くまでお風呂に入りました。
洗い場はそんなに広くない。が、施設そのものが大きくないからこんなものか。
昭和のテイストがにじんでいるお風呂場。露天風呂は天然鉱石温泉です。

開場の11時近く、手荷物の列は長くなっていました。
11時直前、手荷物の列がお客さんの列に入れ替わってゆきます。
11時にオープン。
並んでいる人は、前の方で大衆演劇を楽しみたい派とテーブル席をゲットしたい派に分かれていました。
みなさんガツガツしていない。いいですね田舎ならではのおおらかさ。
席は事前予約もできます。予約済の席の目印は小さく見にくいので、席を確保する際は注意が必要です。

やさと亭は広いです。

正面後方より

前方の席

後方のテーブル席。
その後ろに喫煙ルームがあります。

サイドにもテーブル席があり、地元の常連っぽい方はここを狙っていました。

花道

前方
大きくしっかりした舞台です。
このセンターがいつオープンしたのかわかりませんが、当初からイベントに力をいれようとしていたことは間違いありません。

後方の劇団投光所。
その上に映写室のようなものがあります。以前はこのやさと亭で映画上映が行われたのでしょうか。

セルフのお水・お茶コーナー。

私は席を決めた後、さっそく食事を注文することにしました。各テーブルにピンポンスイッチがあります。
天ざるそば(850円)をいただきました。
お芝居昼の部は13時開演です。
私はまたお風呂に行きました。
好きなサウナを3セット。ととのい用のイスは屋内に2つ、屋外に2つ。天気が良く外気浴が気持ちよい。
サウナでととのって、館内着を着てやさと亭へ。
大衆演劇は13時開演。
第1部はお芝居。
この日は橘小竜丸劇団鈴組。鈴丸Tシャツを着た鈴丸ファンを何人か見かけました。
お芝居が終わって、橘小竜丸太夫元の口上挨拶。その後しばしの休憩。

第2部 舞踊ショー。

昭和なセンターに鈴丸ワールドが君臨する

広い客席を照射する鈴丸オーラ
15時半過ぎに大衆演劇公演が終わりました。
毎週土日はやさと亭でビンゴ大会が行われます。
この日は16時からビンゴ大会でした。
ビンゴカードはフロントで売っています。1枚50円。一人何枚買っても可。
気合の入っている方は10枚買っています。5枚の人も多かったかな。
私は4枚購入。

商品は40点。舞台上にずらっと並べられました。
ルールは、ビンゴした人はカードを持って舞台へ行き、当選チェックを受けた後、箱の中からピンポン玉を引く。そのピンポン玉に書いてある番号の商品がもらえる、というもの。
商品の中でも特に当たりなのが日本酒の瓶。計10本。そのほか入場無料券、食事券、アイス無料券、洗剤、キッチンペーパー、ふりかけなど。

私は4枚中1枚がビンゴし、豚骨ラーメンが当たりました。
16時40分にビンゴ終了。
ビンゴの後またお風呂に入りました。
18時から橘小竜丸劇団の舞踊ショーがありますが、私はそれを観ずに帰ることにしました。
帰りもタクシーを利用することにしました。岩間、羽鳥それぞれの駅にタクシー会社があります。帰りは羽鳥のタクシーを呼びました。
岩間駅と羽鳥駅は同じくらいの距離と思っていましたが、センターから羽鳥駅に行く方が時間がかかりました。
タクシーの運転手さんに聞いたところによると、10年以上前も石岡健康センターで大衆演劇公演をやっていて、地方から来るお客さんも多く、よく駅から送迎したそうです。
石岡健康センターではいつ頃から大衆演劇公演をやっていたのだろう。

羽鳥駅。タクシー代は2180円。行きよりもだいぶ差があるのは迎車料金も含まれているからでしょう。
羽鳥駅からまた1時間30分かけて東京まで帰りました。
人里から離れ自然に囲まれた場所に忽然と存在する昭和テイスト満載のセンター。
ここで、石岡市周辺の方々の憩いと娯楽の場として、イベントがさかんに行われています。
いまコロナ禍で大衆演劇場が減っています。石岡健康センターでの公演が続くといいですね。
(2021年9月探訪)
茨城県石岡市の石岡健康センターでは2021年5月から不定期で大衆演劇公演が行われています。
石岡市は茨城県の中部、霞ケ浦の北部にあります。

石岡健康センターの最寄駅は常磐線の羽鳥駅と岩間駅。どちらの駅からも3km以上は離れていそうです。駅から歩いて行くにはちょっと遠い。しかしながらセンターは送迎バスを運行していません。
最寄駅の常磐線岩間駅に向かうべく私は上野駅から常磐線に乗りました。
8:02分上野発、9:42岩間駅着、約1時間半の列車の旅です。
私はとても久し振りの列車旅行で、少しうきうきしながら車窓の流れる景色を眺めていました。
土浦駅を過ぎると、風景はぐっと自然が増え、田舎に来たなあという実感が湧いてきます。

羽鳥駅から岩間駅の間の列車から石岡健康センター方面を眺める。
とてものどかな場所にあることが想像つきます。

岩間駅に到着

駅の東口のタクシー乗り場にはタクシーは停まっていませんでしたが、西口のタクシー乗り場には1台停まっていました。
私はタクシーで石岡健康センターに向かうことにしました。

石岡健康センターに近づくタクシーの車窓から。
民家があまりない、畑や林ばかりの地域を進みます。

岩間駅からタクシーで6分。自然の景色の中からふいに石岡健康センターが現れました。タクシー代は1370円。

岡山県で産出した鉱石を使用した天然鉱石温泉とのこと。
あのアヒルのおもちゃがこのセンターのマスコットキャラクターらしい。

入口

イベント案内掲示。歌謡ショーも頻繁に行われています。

入口で靴を脱ぎ、

靴箱に靴を入れ、靴箱の鍵をフロントに渡します。
入場料は、館内着・タオル付で1300円。観劇は無料。安い。

入口とフロント。
フロントの向いにはパチンコ台がたくさん。
石岡健康センターは1階建て。
そんなに大きな施設ではありません。ひと時代前の雰囲気。いいなあ、落ち着く。

センターは10時営業開始。大衆演劇が行われるお食事処「やさと亭」は11時に開きます。
10時過ぎに見たところ、やさと亭入口前にカバンが置いてありました。入場整理券はなく、このように手荷物を置いて入場順を確保するようです。

やさと亭の前にも食事スペースがあります。

浴室入口。廊下右手には、リラックスルームやマッサージ屋もあります。
やさと亭が開くまでお風呂に入りました。
洗い場はそんなに広くない。が、施設そのものが大きくないからこんなものか。
昭和のテイストがにじんでいるお風呂場。露天風呂は天然鉱石温泉です。

開場の11時近く、手荷物の列は長くなっていました。
11時直前、手荷物の列がお客さんの列に入れ替わってゆきます。
11時にオープン。
並んでいる人は、前の方で大衆演劇を楽しみたい派とテーブル席をゲットしたい派に分かれていました。
みなさんガツガツしていない。いいですね田舎ならではのおおらかさ。
席は事前予約もできます。予約済の席の目印は小さく見にくいので、席を確保する際は注意が必要です。

やさと亭は広いです。

正面後方より

前方の席

後方のテーブル席。
その後ろに喫煙ルームがあります。

サイドにもテーブル席があり、地元の常連っぽい方はここを狙っていました。

花道

前方
大きくしっかりした舞台です。
このセンターがいつオープンしたのかわかりませんが、当初からイベントに力をいれようとしていたことは間違いありません。

後方の劇団投光所。
その上に映写室のようなものがあります。以前はこのやさと亭で映画上映が行われたのでしょうか。

セルフのお水・お茶コーナー。

私は席を決めた後、さっそく食事を注文することにしました。各テーブルにピンポンスイッチがあります。
天ざるそば(850円)をいただきました。
お芝居昼の部は13時開演です。
私はまたお風呂に行きました。
好きなサウナを3セット。ととのい用のイスは屋内に2つ、屋外に2つ。天気が良く外気浴が気持ちよい。
サウナでととのって、館内着を着てやさと亭へ。
大衆演劇は13時開演。
第1部はお芝居。
この日は橘小竜丸劇団鈴組。鈴丸Tシャツを着た鈴丸ファンを何人か見かけました。
お芝居が終わって、橘小竜丸太夫元の口上挨拶。その後しばしの休憩。

第2部 舞踊ショー。

昭和なセンターに鈴丸ワールドが君臨する

広い客席を照射する鈴丸オーラ
15時半過ぎに大衆演劇公演が終わりました。
毎週土日はやさと亭でビンゴ大会が行われます。
この日は16時からビンゴ大会でした。
ビンゴカードはフロントで売っています。1枚50円。一人何枚買っても可。
気合の入っている方は10枚買っています。5枚の人も多かったかな。
私は4枚購入。

商品は40点。舞台上にずらっと並べられました。
ルールは、ビンゴした人はカードを持って舞台へ行き、当選チェックを受けた後、箱の中からピンポン玉を引く。そのピンポン玉に書いてある番号の商品がもらえる、というもの。
商品の中でも特に当たりなのが日本酒の瓶。計10本。そのほか入場無料券、食事券、アイス無料券、洗剤、キッチンペーパー、ふりかけなど。

私は4枚中1枚がビンゴし、豚骨ラーメンが当たりました。
16時40分にビンゴ終了。
ビンゴの後またお風呂に入りました。
18時から橘小竜丸劇団の舞踊ショーがありますが、私はそれを観ずに帰ることにしました。
帰りもタクシーを利用することにしました。岩間、羽鳥それぞれの駅にタクシー会社があります。帰りは羽鳥のタクシーを呼びました。
岩間駅と羽鳥駅は同じくらいの距離と思っていましたが、センターから羽鳥駅に行く方が時間がかかりました。
タクシーの運転手さんに聞いたところによると、10年以上前も石岡健康センターで大衆演劇公演をやっていて、地方から来るお客さんも多く、よく駅から送迎したそうです。
石岡健康センターではいつ頃から大衆演劇公演をやっていたのだろう。

羽鳥駅。タクシー代は2180円。行きよりもだいぶ差があるのは迎車料金も含まれているからでしょう。
羽鳥駅からまた1時間30分かけて東京まで帰りました。
人里から離れ自然に囲まれた場所に忽然と存在する昭和テイスト満載のセンター。
ここで、石岡市周辺の方々の憩いと娯楽の場として、イベントがさかんに行われています。
いまコロナ禍で大衆演劇場が減っています。石岡健康センターでの公演が続くといいですね。
(2021年9月探訪)