「和」と「海」を堪能できる和倉温泉の大衆演劇場 「宿守屋寿苑」
「和」と「海」を堪能できる和倉温泉の大衆演劇場 「宿守屋寿苑」
今回は石川県の和倉温泉にある宿守屋寿苑(やどもりやじゅえん)を訪ねます。
金沢駅から能登半島方面に延びる電車JR七尾線に乗って約1時間半。七尾駅に到着しました。
七尾駅でのと鉄道に乗り換えます。JR七尾線は本数が少ないですがのと鉄道はさらに本数が少ない。
私が乗ったJR七尾線はのと鉄道への接続が悪く、七尾駅時間をつぶすこととなりました。

七尾の町を散策してから七尾駅に戻りました。
左がJRの改札、右がのと鉄道の改札。
17時58分に和倉温泉駅に到着しました。
冬なのでもう外は暗い。
宿守屋寿苑からは車の送迎のお申し出がありましたが、私はそれをお断りして歩いて向かうことにしました。

駅から20分くらい歩きますと「海の和風館 宿守屋寿苑」前に着きました。
今日はここで宿泊して明日大衆演劇を観劇します。

客室
入口近くは普通の和風ホテルの佇まいですが奥の小上がりに注目

海が見える窓の近くに掘りごたつがあります

昔ながらのテイストでいて瀟洒な趣きがある和のデザイン
宿守屋寿苑の和室はとても居心地がよい
夕食は食事処の半個室で「能登キュイジーヌ"旬"コース」という和の料理。
1品づつ食卓に供されるコース料理です。
その1部をご紹介しましょう。

能登近海鮮魚の造り5種盛り

あたたかい旬菜4種盛り
この後、黒毛和牛のローストビーフ地元野菜添えがでました

鰤大根
ご飯、汁物、デザート、コーヒーと続きます。
とても美味しゅうございました。
お食事の後はお風呂でくつろいで就寝。

翌朝。
昨日は暗くてよくわかりませんでしたが窓から海がみえます。宿守屋寿苑は海に面して建っています。ということは全部屋オーシャンビューが臨めるのかな。
この写真は部屋の中(掘りごたつスペースのとなり)にある眺望風呂。

朝食の和食も凝っています。

宿守屋寿苑は和倉温泉街の東の方にあります。
館内の窓から西側を眺めました。大きな温泉旅館がたくさん見えます。
大衆演劇公演は13時から。
チェックアウトしてから公演開始まで時間が空きますので和倉温泉街を散歩することにします。

ありました、日本一の旅館「加賀屋」

和倉温泉街の西の端にあるのが能登湾を一望できる「多田屋」
多田屋の若女将には以前仕事でお世話になったことがあります。

2011にリニューアルしたという町の温泉「総湯」
和倉温泉の源泉は熱いのですが、熱交換器を設置することで加水せずに楽しめます。さらに入浴料は銭湯料金。故に地元の方に人気があります。
私も総湯に入りました。私の最近のマイブームのサウナは無料でした!

総湯のお向かいにあるアイスクリーム屋さん。
お風呂の後だとなお美味しい。
さて大衆演劇の時間が近づいてきました。

宿守屋寿宴に戻ってきました。

建物に入ってすぐ左にフロントがあります。そのちょっと先に大衆演劇用の受付が設置されていました。

1階ロビー
開場時間までここで待つこともできます。

大衆演劇場は2階の宴会場です。
この日は花柳願竜劇団の公演です。

入口近くに外題が貼ってありました。
おっ今日の芝居は「暗闇の丑松」だ。

もちろんお座敷に上がるには靴を脱ぎます。
靴を入れるビニール袋が用意されています。小さいですが靴置き棚もあります。単にここで靴を脱ぎっぱなしにしているのは慣れている常連さんでしょうか。

大衆演劇場内後方より

前方は座椅子席

後方は椅子席
13時、花柳願竜劇団の公演が始まりました。

第1部お芝居が終わって口上挨拶と物販。
口上を務めるのは花柳竜乃若座長。お芝居では主役の丑松を演じました。
竜乃さんは2019年3月に若座長に就任されたようですね。現在劇団の世代交代の過渡期というところでしょう。
14時30分に第二部が始まりました。
花柳願竜劇団といえば生バンド。楽しみ。と思ってたらオール舞踊ショーでした。
生バンドを見られなかったのは期待はずれだったのだけれど、舞踊ショーはとてもよかったです。

花柳願竜座長
花柳願竜劇団は大阪や東京の芝居小屋ではない比較的地方の公演地を巡ることが多かったと思います。お客さんの質・数や客席の雰囲気など変化が大きかったことでしょう。お客さんとのコミュニケーションをとる座長を見ておりますとまさに百戦錬磨の旅芸人と思わせるものがあります。

花柳竜乃若座長
背が高くて舞台映えします。かっこいい。他に類を見ないタイプの女大衆演劇役者だと思います。
舞踊の所作がとてもしなやか。

二代目香賀峰子
以前は学業を優先されていたと思いますが、今はすっかり旅役者ですね。

花柳さつき
今日は見られなかったけれど次回こそさつきさんのアコーディオンが見たいです

花柳竜乃若座長とあつし若頭

ラストショー
思い返せば女形はなかったですね。大衆演劇の舞踊ショーでは女形を入れるのが必須みたいな風潮がありますけれど私は全然なしでもよいと思っています。
花柳願竜劇団の舞踊オンリーショーなかなか良かったです。
舞踊ショーが終わったのは15時30分すぎ
私が乗りたい電車は15時47分に和倉温泉駅を出る電車
公演が終わるやいなや私は急いでフロントへ。前もって宿の方に車送迎をお願いしていました。

車だとあっという間に和倉温泉駅につきます。

こんなものが駅に置いてあります。
前日に七尾の町を歩いた際も街中にでっかいこれが置いてありました。
これは「でか山」の車輪とのこと。
毎年5月に七尾市で開催される青柏祭(せいはくさい)では日本最大級の曳山(でか山)が曳かれるそうです。
帰りは金沢から新幹線に乗って東京へ。
北陸新幹線ができてから石川県への旅がとても便利になりました。
(2020年2月探訪)
今回は石川県の和倉温泉にある宿守屋寿苑(やどもりやじゅえん)を訪ねます。
金沢駅から能登半島方面に延びる電車JR七尾線に乗って約1時間半。七尾駅に到着しました。
七尾駅でのと鉄道に乗り換えます。JR七尾線は本数が少ないですがのと鉄道はさらに本数が少ない。
私が乗ったJR七尾線はのと鉄道への接続が悪く、七尾駅時間をつぶすこととなりました。

七尾の町を散策してから七尾駅に戻りました。
左がJRの改札、右がのと鉄道の改札。
17時58分に和倉温泉駅に到着しました。
冬なのでもう外は暗い。
宿守屋寿苑からは車の送迎のお申し出がありましたが、私はそれをお断りして歩いて向かうことにしました。

駅から20分くらい歩きますと「海の和風館 宿守屋寿苑」前に着きました。
今日はここで宿泊して明日大衆演劇を観劇します。

客室
入口近くは普通の和風ホテルの佇まいですが奥の小上がりに注目

海が見える窓の近くに掘りごたつがあります

昔ながらのテイストでいて瀟洒な趣きがある和のデザイン
宿守屋寿苑の和室はとても居心地がよい
夕食は食事処の半個室で「能登キュイジーヌ"旬"コース」という和の料理。
1品づつ食卓に供されるコース料理です。
その1部をご紹介しましょう。

能登近海鮮魚の造り5種盛り

あたたかい旬菜4種盛り
この後、黒毛和牛のローストビーフ地元野菜添えがでました

鰤大根
ご飯、汁物、デザート、コーヒーと続きます。
とても美味しゅうございました。
お食事の後はお風呂でくつろいで就寝。

翌朝。
昨日は暗くてよくわかりませんでしたが窓から海がみえます。宿守屋寿苑は海に面して建っています。ということは全部屋オーシャンビューが臨めるのかな。
この写真は部屋の中(掘りごたつスペースのとなり)にある眺望風呂。

朝食の和食も凝っています。

宿守屋寿苑は和倉温泉街の東の方にあります。
館内の窓から西側を眺めました。大きな温泉旅館がたくさん見えます。
大衆演劇公演は13時から。
チェックアウトしてから公演開始まで時間が空きますので和倉温泉街を散歩することにします。

ありました、日本一の旅館「加賀屋」

和倉温泉街の西の端にあるのが能登湾を一望できる「多田屋」
多田屋の若女将には以前仕事でお世話になったことがあります。

2011にリニューアルしたという町の温泉「総湯」
和倉温泉の源泉は熱いのですが、熱交換器を設置することで加水せずに楽しめます。さらに入浴料は銭湯料金。故に地元の方に人気があります。
私も総湯に入りました。私の最近のマイブームのサウナは無料でした!

総湯のお向かいにあるアイスクリーム屋さん。
お風呂の後だとなお美味しい。
さて大衆演劇の時間が近づいてきました。

宿守屋寿宴に戻ってきました。

建物に入ってすぐ左にフロントがあります。そのちょっと先に大衆演劇用の受付が設置されていました。

1階ロビー
開場時間までここで待つこともできます。

大衆演劇場は2階の宴会場です。
この日は花柳願竜劇団の公演です。

入口近くに外題が貼ってありました。
おっ今日の芝居は「暗闇の丑松」だ。

もちろんお座敷に上がるには靴を脱ぎます。
靴を入れるビニール袋が用意されています。小さいですが靴置き棚もあります。単にここで靴を脱ぎっぱなしにしているのは慣れている常連さんでしょうか。

大衆演劇場内後方より

前方は座椅子席

後方は椅子席
13時、花柳願竜劇団の公演が始まりました。

第1部お芝居が終わって口上挨拶と物販。
口上を務めるのは花柳竜乃若座長。お芝居では主役の丑松を演じました。
竜乃さんは2019年3月に若座長に就任されたようですね。現在劇団の世代交代の過渡期というところでしょう。
14時30分に第二部が始まりました。
花柳願竜劇団といえば生バンド。楽しみ。と思ってたらオール舞踊ショーでした。
生バンドを見られなかったのは期待はずれだったのだけれど、舞踊ショーはとてもよかったです。

花柳願竜座長
花柳願竜劇団は大阪や東京の芝居小屋ではない比較的地方の公演地を巡ることが多かったと思います。お客さんの質・数や客席の雰囲気など変化が大きかったことでしょう。お客さんとのコミュニケーションをとる座長を見ておりますとまさに百戦錬磨の旅芸人と思わせるものがあります。

花柳竜乃若座長
背が高くて舞台映えします。かっこいい。他に類を見ないタイプの女大衆演劇役者だと思います。
舞踊の所作がとてもしなやか。

二代目香賀峰子
以前は学業を優先されていたと思いますが、今はすっかり旅役者ですね。

花柳さつき
今日は見られなかったけれど次回こそさつきさんのアコーディオンが見たいです

花柳竜乃若座長とあつし若頭

ラストショー
思い返せば女形はなかったですね。大衆演劇の舞踊ショーでは女形を入れるのが必須みたいな風潮がありますけれど私は全然なしでもよいと思っています。
花柳願竜劇団の舞踊オンリーショーなかなか良かったです。
舞踊ショーが終わったのは15時30分すぎ
私が乗りたい電車は15時47分に和倉温泉駅を出る電車
公演が終わるやいなや私は急いでフロントへ。前もって宿の方に車送迎をお願いしていました。

車だとあっという間に和倉温泉駅につきます。

こんなものが駅に置いてあります。
前日に七尾の町を歩いた際も街中にでっかいこれが置いてありました。
これは「でか山」の車輪とのこと。
毎年5月に七尾市で開催される青柏祭(せいはくさい)では日本最大級の曳山(でか山)が曳かれるそうです。
帰りは金沢から新幹線に乗って東京へ。
北陸新幹線ができてから石川県への旅がとても便利になりました。
(2020年2月探訪)