癒しと美容のコンテンツが充実した都心に近いセンター 「天然温泉みのりの湯 柏健康センター」
癒しと美容のコンテンツが充実した都心に近いセンター 「天然温泉みのりの湯 柏健康センター」
千葉県柏市にある大衆演劇場「天然温泉みのりの湯 柏健康センター」に出かけました。
東京都内にあった「小岩湯宴ランド」、大宮にあった「大宮健康センターゆの郷」がいずれも閉館し、東京都民にとってお芝居とお風呂が楽しめる「センター」が縁遠くなりました。
ふだん劇場での観劇で満足している私もたまには長時間くつろいで過ごせる場所に行きたくなります。
柏駅は上野からJR常磐線で約30分。
現在私にとっても最も行きやすいセンターです。

みのりの湯は柏駅から離れていますので、送迎バスを利用します。
柏駅西口に「企業バスのりば」があります。
この写真の歩道の下の日陰に多くの人が集まっています。ここが企業バスのりば。

たくさんの送迎バスの時刻表が掲示されています。
みのりの湯の始発便は9:20です。
この日は平日だったので私はラッシュの時間帯を避けて早めに柏駅に到着し、8:40頃から企業バスのりばのベンチに座っていました。
DNP、TOPPAN、ヤマト運輸、ニューバランス、柏厚生総合病院など多くの送迎バスが出入りします。降りる人もいれば乗る人もいる。
ある時間になるとバス乗り場に行列ができ、送迎車が来てこの人々を運んでゆく。また行列ができて運んでゆく。行列ができた際、これが何のバスを待つ列なのか私にはわからないのだけれど、並んでいる人は皆もちろんわかっている。バスのりばを整理する係員はいないけれど、混乱することはない。
みんなそれぞれの生活のひとコマにこのバス停を通過している。そんな思いで観察しているとNHKのドキュメント72時間みないな気分になってきました。
9時頃、ベンチに座っていた女性がやおら立ち上がってバス乗り場の一番前に立ちました。それからぽつぽつとその後ろに人が並び出す。客層からして、みのりの湯のお客さんかなと察した私は最後尾の女性に何の列か訪ねました。「お風呂です」との回答。やはりみのりの湯のバスを待つ列だったらしく私は列に加わりました。

みのりの湯の送迎バス。乗車定員28人。
第1便は20人ほどのお客さんを乗せて出発。

9:20に柏駅を出たバスは9:28にみのりの湯に着きました。

入口

入館すると靴箱に靴をしまいます。
この靴箱の鍵が、館内での精算をすべて行うことのできるタグ付きのリストバンドになっています。
入館は10時からですが、受付は10時前でも準備ができ次第始まるようです。
受付でタオルセットを受け取り、ロビーにて10時のお風呂場オープンを待ちます。
受付を済ませたお客さんが座って行列をつくっているのに気づきました。何で並んでいるのか訊ねると、大衆演劇会場の入場整理券を受け取る列とのこと。
私が以前みのりの湯に来た際は整理券システムはありませんでした。

これは昔の写真。劇場入口にお客さんがタオルを置いて入場の順番列となっていました。
きちんとしたシステムになったのは良いことです。

この写真正面のカウンターが整理券を配るところ。この前から整理券待ちの行列ができます。
9:50頃、整理券配布が始まりました。昼の部、夜の部どちらも配布。昼・夜を申告して整理券を受け取ります。

整理券

大衆演劇が行われる「みのり亭」は昼の部は11時45分に開場します。
それまでゆっくりお風呂に入れます。ありがたい。
(小岩の湯宴ランドでは整理券もなく、マイタオルでの列確保の習慣もなく、よい場所を確保するために開場前の長い時間並んでいたのを思い出す)
内風呂も露天風呂も十分な広さ。
天然温泉は黒い色。黒湯(古代植物成分)と塩化物泉がミックスした泉質らしい。
露天に私の好きなつぼ湯があるのがうれしい。
つぼ湯の隣に、家庭用の浴槽を少し大きくしたような箱型の湯船がありました。「木化石風呂」というらしい。居心地がよく気に入りました。
時間がたっぷりあるのでサウナ・水風呂にも交互に入る。
この施設は
「天然温泉 みのりの湯 柏健康センター」というのが正式名称のよう。
健康センターというだけあって、癒しのサービスがたくさん用意されています。

ボディケア

アカスリ
ハングルの看板が本場チック

2階にはリフレクソロジーコーナーもありました。

別料金を支払うとこちらのヒーリングルームも利用できます。
岩盤浴、岩塩浴、ゲルマニウム足浴、雪風呂
岩盤浴以下3つのヒーリングスペースが気になる。
雪風呂ではスノーマシンで雪を降らして筋肉を冷やすらしい。

もちろんマッサージマシンもあります。
「あんま王Ⅱ」は私の大のお気に入り機種。
パンフレットに「癒し」と「美容」を謳っているだけあって充実のラインナップですね。
開場時間が近づきますと
観劇目当てのお客さんが「みのり亭」入口前に集まってきます。

入口前に貼りだされていた演目表
みのりの湯は主に東京大衆演劇協会の劇団が乗ります。
この月に乗っていたのは劇団美鳳。
11時45分開場
スタッフが整理するまでもなくお客さんは整理券を見せ合って順番に並びました。

みのり亭座席見取り図

みのり亭後方より

中央通路より前方

客席にせり出した花道はなく、下手に出入口があります。
(私はこれを「木馬館式」と分類する)

センターでおなじみの低いテーブル席
混んでるときは狭いし、観劇時に足を伸ばせないのでくつろげない。
これはセンターの宿命か。

中央通路後ろは一段高くなっている。
おそらくここの一番前がベストポジション。やはりほとんど予約席の札が貼ってありました。

後方は座布団だけの自由席
室内一番後ろの壁には唯一の椅子席があります。観劇は椅子席が一番楽。椅子席もすべて予約席の札が貼ってありました。
みのり亭でよい席で観劇しようと思うのなら、平日でも指定席を求めるようでしょうか。でも指定席料金は540円とちと高め。

予告イベントは写真付きポスター風。手をかけていますね。
平成最後の公演とあって「平成ヒットソング集」という企画もみえます。
新作狂言「柏の話」は劇団美鳳が柏を舞台にした話を作ったのでしょうか。現代劇だそう。

みのり亭は食事もできます。ご注文口がありました。
だが、この日のお客さんは入場して席を確保すると皆この部屋から出てゆきました。
隣や2階には普通のテーブルの食事処があります。そりゃ皆そちらで食事しますよね。
昼の部は13時開演。
第1部はお芝居。口上挨拶、休憩の後、第2部舞踊ショーというお決まりの流れ。

劇団美鳳 紫鳳友也座長

一城悟副座長

現在劇団美鳳に欠かせないのは
元劇団颯の颯馬一気座長。
私は一気座長の安定感抜群の芝居が好きだ。
他にもうれしい面々が帯同しています。

劇団菊 菊千鶴太夫元
立ちの舞踊かっこよすぎる。
プロなみに歌がうまい菊千鶴太夫元の歌謡ショー(歌に合わせて座員が踊る)の企画もあるそう。これは見たい。

そして桂木昇座長
桂木昇座長のクラシックで匂うような踊りも好き

ラスト舞踊
昼の部が終わり、劇団はみのり亭の前でお見送り。
私は昼の部の後にアカスリの予約を入れていました。
実はこの日みのりの湯に行くことを決めたのは、体をサッパリしたいという思いが近頃つのっていて、アカスリしたいと思ったからなのでした。
美容に力を入れている施設ということで、すべてのメニューが入っている90分コースを選択しました。
いっぱいアカを落とすにはお風呂に長く入って体を温めアカを浮かしておくのが大事。湯船に浸かっておりますと、もうすぐサウナでロウリュが始まりますというアナウンスがありました。こりゃちょうどいい、と私はサウナ室に入りました。他のセンターでありがちなお兄さんが入ってきて団扇であおいで熱風に耐える、という展開を予想していたところ、みのりの湯のロウリュは全自動。時間になると自動的にアロマな水蒸気が発生します。5分ほどでロウリュタイムは終わりました。それから間もなくアカスリの予約時間となり呼び出しがかかりました。
アカスリ、ボディシャンプー、ヘアシャンプー、リンパトリートメント、蒸しタオルマッサージ、小顔コルキ、、とになく何やらいっぱいやってくれました。
さっぱりしたのはもちろん、体や顔が引き締まったような感覚がありました。
アカスリスタッフは平日なのに3人いました(土日はもっと多いそう)。3人同時出動の時間もありました。ここのアカスリは人気なのでしょうか。みのりの湯は朝風呂(~7:00)もやっていて、朝風呂の際にアカスリをするお客さんも多いそうです。

帰りは自動精算機で精算。
また送迎バスで柏駅に送ってもらいました。帰りは少し渋滞していました。
また、のんびり&さっぱり&観劇したくなったらみのりの湯に来よう。
次回はヒーリングルームを利用したいと思います。
(2019年4月探訪)
千葉県柏市にある大衆演劇場「天然温泉みのりの湯 柏健康センター」に出かけました。
東京都内にあった「小岩湯宴ランド」、大宮にあった「大宮健康センターゆの郷」がいずれも閉館し、東京都民にとってお芝居とお風呂が楽しめる「センター」が縁遠くなりました。
ふだん劇場での観劇で満足している私もたまには長時間くつろいで過ごせる場所に行きたくなります。
柏駅は上野からJR常磐線で約30分。
現在私にとっても最も行きやすいセンターです。

みのりの湯は柏駅から離れていますので、送迎バスを利用します。
柏駅西口に「企業バスのりば」があります。
この写真の歩道の下の日陰に多くの人が集まっています。ここが企業バスのりば。

たくさんの送迎バスの時刻表が掲示されています。
みのりの湯の始発便は9:20です。
この日は平日だったので私はラッシュの時間帯を避けて早めに柏駅に到着し、8:40頃から企業バスのりばのベンチに座っていました。
DNP、TOPPAN、ヤマト運輸、ニューバランス、柏厚生総合病院など多くの送迎バスが出入りします。降りる人もいれば乗る人もいる。
ある時間になるとバス乗り場に行列ができ、送迎車が来てこの人々を運んでゆく。また行列ができて運んでゆく。行列ができた際、これが何のバスを待つ列なのか私にはわからないのだけれど、並んでいる人は皆もちろんわかっている。バスのりばを整理する係員はいないけれど、混乱することはない。
みんなそれぞれの生活のひとコマにこのバス停を通過している。そんな思いで観察しているとNHKのドキュメント72時間みないな気分になってきました。
9時頃、ベンチに座っていた女性がやおら立ち上がってバス乗り場の一番前に立ちました。それからぽつぽつとその後ろに人が並び出す。客層からして、みのりの湯のお客さんかなと察した私は最後尾の女性に何の列か訪ねました。「お風呂です」との回答。やはりみのりの湯のバスを待つ列だったらしく私は列に加わりました。

みのりの湯の送迎バス。乗車定員28人。
第1便は20人ほどのお客さんを乗せて出発。

9:20に柏駅を出たバスは9:28にみのりの湯に着きました。

入口

入館すると靴箱に靴をしまいます。
この靴箱の鍵が、館内での精算をすべて行うことのできるタグ付きのリストバンドになっています。
入館は10時からですが、受付は10時前でも準備ができ次第始まるようです。
受付でタオルセットを受け取り、ロビーにて10時のお風呂場オープンを待ちます。
受付を済ませたお客さんが座って行列をつくっているのに気づきました。何で並んでいるのか訊ねると、大衆演劇会場の入場整理券を受け取る列とのこと。
私が以前みのりの湯に来た際は整理券システムはありませんでした。

これは昔の写真。劇場入口にお客さんがタオルを置いて入場の順番列となっていました。
きちんとしたシステムになったのは良いことです。

この写真正面のカウンターが整理券を配るところ。この前から整理券待ちの行列ができます。
9:50頃、整理券配布が始まりました。昼の部、夜の部どちらも配布。昼・夜を申告して整理券を受け取ります。

整理券

大衆演劇が行われる「みのり亭」は昼の部は11時45分に開場します。
それまでゆっくりお風呂に入れます。ありがたい。
(小岩の湯宴ランドでは整理券もなく、マイタオルでの列確保の習慣もなく、よい場所を確保するために開場前の長い時間並んでいたのを思い出す)
内風呂も露天風呂も十分な広さ。
天然温泉は黒い色。黒湯(古代植物成分)と塩化物泉がミックスした泉質らしい。
露天に私の好きなつぼ湯があるのがうれしい。
つぼ湯の隣に、家庭用の浴槽を少し大きくしたような箱型の湯船がありました。「木化石風呂」というらしい。居心地がよく気に入りました。
時間がたっぷりあるのでサウナ・水風呂にも交互に入る。
この施設は
「天然温泉 みのりの湯 柏健康センター」というのが正式名称のよう。
健康センターというだけあって、癒しのサービスがたくさん用意されています。

ボディケア

アカスリ
ハングルの看板が本場チック

2階にはリフレクソロジーコーナーもありました。

別料金を支払うとこちらのヒーリングルームも利用できます。
岩盤浴、岩塩浴、ゲルマニウム足浴、雪風呂
岩盤浴以下3つのヒーリングスペースが気になる。
雪風呂ではスノーマシンで雪を降らして筋肉を冷やすらしい。

もちろんマッサージマシンもあります。
「あんま王Ⅱ」は私の大のお気に入り機種。
パンフレットに「癒し」と「美容」を謳っているだけあって充実のラインナップですね。
開場時間が近づきますと
観劇目当てのお客さんが「みのり亭」入口前に集まってきます。

入口前に貼りだされていた演目表
みのりの湯は主に東京大衆演劇協会の劇団が乗ります。
この月に乗っていたのは劇団美鳳。
11時45分開場
スタッフが整理するまでもなくお客さんは整理券を見せ合って順番に並びました。

みのり亭座席見取り図

みのり亭後方より

中央通路より前方

客席にせり出した花道はなく、下手に出入口があります。
(私はこれを「木馬館式」と分類する)

センターでおなじみの低いテーブル席
混んでるときは狭いし、観劇時に足を伸ばせないのでくつろげない。
これはセンターの宿命か。

中央通路後ろは一段高くなっている。
おそらくここの一番前がベストポジション。やはりほとんど予約席の札が貼ってありました。

後方は座布団だけの自由席
室内一番後ろの壁には唯一の椅子席があります。観劇は椅子席が一番楽。椅子席もすべて予約席の札が貼ってありました。
みのり亭でよい席で観劇しようと思うのなら、平日でも指定席を求めるようでしょうか。でも指定席料金は540円とちと高め。

予告イベントは写真付きポスター風。手をかけていますね。
平成最後の公演とあって「平成ヒットソング集」という企画もみえます。
新作狂言「柏の話」は劇団美鳳が柏を舞台にした話を作ったのでしょうか。現代劇だそう。

みのり亭は食事もできます。ご注文口がありました。
だが、この日のお客さんは入場して席を確保すると皆この部屋から出てゆきました。
隣や2階には普通のテーブルの食事処があります。そりゃ皆そちらで食事しますよね。
昼の部は13時開演。
第1部はお芝居。口上挨拶、休憩の後、第2部舞踊ショーというお決まりの流れ。

劇団美鳳 紫鳳友也座長

一城悟副座長

現在劇団美鳳に欠かせないのは
元劇団颯の颯馬一気座長。
私は一気座長の安定感抜群の芝居が好きだ。
他にもうれしい面々が帯同しています。

劇団菊 菊千鶴太夫元
立ちの舞踊かっこよすぎる。
プロなみに歌がうまい菊千鶴太夫元の歌謡ショー(歌に合わせて座員が踊る)の企画もあるそう。これは見たい。

そして桂木昇座長
桂木昇座長のクラシックで匂うような踊りも好き

ラスト舞踊
昼の部が終わり、劇団はみのり亭の前でお見送り。
私は昼の部の後にアカスリの予約を入れていました。
実はこの日みのりの湯に行くことを決めたのは、体をサッパリしたいという思いが近頃つのっていて、アカスリしたいと思ったからなのでした。
美容に力を入れている施設ということで、すべてのメニューが入っている90分コースを選択しました。
いっぱいアカを落とすにはお風呂に長く入って体を温めアカを浮かしておくのが大事。湯船に浸かっておりますと、もうすぐサウナでロウリュが始まりますというアナウンスがありました。こりゃちょうどいい、と私はサウナ室に入りました。他のセンターでありがちなお兄さんが入ってきて団扇であおいで熱風に耐える、という展開を予想していたところ、みのりの湯のロウリュは全自動。時間になると自動的にアロマな水蒸気が発生します。5分ほどでロウリュタイムは終わりました。それから間もなくアカスリの予約時間となり呼び出しがかかりました。
アカスリ、ボディシャンプー、ヘアシャンプー、リンパトリートメント、蒸しタオルマッサージ、小顔コルキ、、とになく何やらいっぱいやってくれました。
さっぱりしたのはもちろん、体や顔が引き締まったような感覚がありました。
アカスリスタッフは平日なのに3人いました(土日はもっと多いそう)。3人同時出動の時間もありました。ここのアカスリは人気なのでしょうか。みのりの湯は朝風呂(~7:00)もやっていて、朝風呂の際にアカスリをするお客さんも多いそうです。

帰りは自動精算機で精算。
また送迎バスで柏駅に送ってもらいました。帰りは少し渋滞していました。
また、のんびり&さっぱり&観劇したくなったらみのりの湯に来よう。
次回はヒーリングルームを利用したいと思います。
(2019年4月探訪)