WIKIレンタル 大衆演劇探訪記 2017年07月
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岩出市に大衆演劇場が帰ってきた! ソファがある芝居小屋 和歌山「夢芝居」

岩出市に大衆演劇場が帰ってきた! ソファがある芝居小屋 和歌山「夢芝居」

私は妻とふたりで和歌山県を旅していました。

那智大社、速玉大社、本宮大社の熊野三山と熊野古道を訪ね、バスで紀伊半島西岸のまち田辺へ。
紀伊田辺駅近くのホテルに宿泊しました。
朝食付きの宿泊プランでしたが、指定の朝食時間よりも早く出発することを宿のおかみさん?に告げました、
翌朝早く宿を去ろうとした際、1階の喫茶店の中から声がして呼び止められました。おかみさんがアルミ泊の包とバナナを私に手渡しました。こちらが頼んでいたわけではなく、おかみさんは私と妻のために朝食弁当を用意してくれていたのでした。

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紀伊田辺駅からJRに乗って、車窓を眺めながらサンドイッチとバナナをいただきました。

前の日に私たは、熊野那智大社の隣にある青岸渡寺を参拝していました。
青岸渡寺は西国三十三霊場の第一番札所です。
となると必然的に第二番札所を訪ねたくなります。

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第二番札所は紀三井山 金剛宝寺。通称紀三井寺。
紀三井寺駅を降りて参道を歩きます。

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紀三井寺。
とても大きな千手観音があります。
和歌山県民にとっては、開花宣言の目安となる標本木(ソメイヨシノ)がある寺としても有名なようです。

これから大衆演劇場を目指します。行く先は二択でした。
紀三井寺駅のとなり駅からすわん江戸村に行くか、岩出市にある夢芝居に行くか。

結局、夢芝居でまだ観たことのない下町かぶき組の劇団三峰達組を観劇することにしました。
和歌山駅で和歌山線に乗り換えて岩出駅で降りました。

岩出市には数年前までねごろ座という大衆演劇場がありましたが私が探訪する前に閉館してしまいました。その後同じ岩出市に大衆演劇場夢芝居がオープンしました。同じ土地に大衆演劇場が復活するのは喜ばしい出来事です。

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岩出駅舎

ここから夢芝居まではかなり距離があります。
移動に便利そうな路線バスはない。

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タクシーを呼ぼうかとも思いましたが、時間に余裕があったので、重い荷物を背負いながらも歩いてゆくことにしました。

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35分くらい歩いて夢芝居に到着しました。

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夢芝居の看板

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入口
入口左右に靴箱があります。

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入口入ってすぐ右が受付

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場内

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場内サイド
大衆演芸場には提灯がよく似合う

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花道

夢芝居の座席はいろんな種類があって面白い。

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前方の席

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こんな席や

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こんな席も

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そして後方には別料金のソファ席が。
旅の疲れがある我々はソファ席で観劇することにしました。

劇団三峰組の公演が始まりました。

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三峰達(みつみねとおる)座長

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座長の女形

座長の凛とした舞踊がかっこいい。

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花道での群舞

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舞踊ショー

夢芝居はそれほど大きな劇場ではありませんが、この土地の劇場としてはちょうどよいサイズだと思います。
近年手作り感満載な劇場がいくつもオープンしています。正直ここでの演劇公演は無理があるのではと思うところもあります。
夢芝居は、座席の種類などに手作り感と親しみを覚える劇場ですが、舞台に高さがあり、花道もあって、立派な大衆演劇場だと思います。


岩出市の東隣の紀の川市には西国三十三観音霊場の第三番札所の粉河寺(こかわでら)があります。

夢芝居からタクシーに乗って粉河寺に向かいました。
タクシーの運転手のおじさんは、以前岩出市にあったねごろ座にはたまに行っていたそうです。
「年をとると涙もろくなってね。ああいうお芝居が観たくなるんだよね」そんなことを言っていました。

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夢芝居からタクシーで20分くらいで粉河寺に到着しました。

西国三十三所のうち和歌山県にあるのは一番から三番の三寺です。
今回の旅ではそれを順に巡礼することができました。

粉河駅から和歌山線に乗って和歌山駅に戻り、大阪を経由して帰京しました。

(2017年3月探訪)

紀伊勝浦にて嵐山瞳太郎劇団旗揚げ公演観劇と熊野三山めぐり 「南紀勝浦 天満座」

紀伊勝浦にて嵐山瞳太郎劇団旗揚げ公演観劇と熊野三山めぐり 「南紀勝浦 天満座」

紀伊半島の勝浦に大衆演劇場ができたことを知り、これは是非探訪したいと、ずっとその機会をうかがっていました。
たつみ演劇BOXから独立した嵐山瞳太郎(らんざんとうたろう)さんの旗揚げ公演が2017年3月に南紀勝浦天満座で行われることがわかり、迷わずこの月に勝浦を目指すことに決めました。

南紀勝浦天満座の最寄駅紀伊勝浦駅には名古屋駅からはJR特急ワイドビュー南紀を使って約1時間45分です。大阪からだと4時間くらいかかるらしい。

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紀伊勝浦駅前。


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駅前商店街に貼ってあった公演ポスター。

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港の近くにもポスターを見つけました。

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天満座へは、駅を降りてから線路沿いを北上します。初めての方は地図が必要です。
道の途中に天満座の案内看板がありました。

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紀伊勝浦天満座
建物前は広い駐車場があります。

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入口

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「祝 旗揚げ公演 嵐山瞳太郎さんへ」

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入口はいってすぐに客席があります。
開演中はこのカーテンを閉めて暗くします。

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場内後方より

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客席に傾斜をつけるための黄色い木製の土台。

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座椅子を並べた客席

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前方

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花道

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嵐山瞳太郎劇団の幕


嵐山瞳太郎劇団の旗揚げ公演時のメンバーは
瞳太郎座長、座長の母である葉山京香さんの他、葉山萌香、葉山花凛、葉山輝京、葉山ゆり という若い女子座員4名のあわせて6名。若手メンバーはまだ舞台経験が浅いと思われます。
このメンバーだけで公演するのはきびしいでしょう。
旗揚げ公演の今月、ゲストとして、下町かぶき組の嵐山錦之助さんと竜劇隊座長の木内竜喜さんが出演していました。
嵐山錦之助さんの名は「あらしやま」と読むのですね。同じ漢字で違う読みの名の方が助っ人とはおもしろいですね。
芝居も舞踊もゲスト2名が大活躍でした。京香さんががっつり芝居で登場していたのもうれしい。

この日の芝居は「瞼の母 前編」
前編と後編を2日に分けて公演しようという趣向です。
通常大衆演劇の「瞼の母」では原作戯曲の第一場(金町瓦焼の家)はカットされます。この日の芝居「前編」はその部分を1本の芝居に仕立てていました。
忠太郎役の瞳太郎座長の貫禄ある演技がとてもいい。座員がセリフを間違えて筋に矛盾が生じることを言ってしまい(その矛盾に気が付いたお客さんは私を含め誰もいなかったと思います)、後ほど登場した忠太郎役の瞳太郎さんがそれをちゃんと指摘して直していました。瞳太郎さんの芝居に対するこだわりが垣間見えました。

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嵐山瞳太郎座長

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葉山京香さん

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ゆり、輝京

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花凛、萌香

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ラストショー
たつみ演劇BOXでは絶対見ることのなかった、瞳太郎&女優4名の舞踊。

今後も嵐山瞳太郎劇団の成長に注目してゆきたいと思います。

ところで、南紀といえば熊野。
今回の旅では天満座の他に熊野の名所を訪ねました。

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宿泊したのは、天満座から歩いて数分の「温泉民宿小阪屋」
家族経営のアットホームな宿です。
お風呂は21時までとのことで夜の部が終わってすぐ宿に行ったのですが、この日は宿泊客が多かったのでお風呂は遅い時間まで使用可となっていました。浴衣やタオルの用意がない民宿ですので、ここに泊まる場合は要持参です。
天満座のお客さんもたまに泊まると宿の方がおっしゃっていました。

熊野には3つの霊場があります。それらを総称して熊野三山といいます。
・熊野那智大社(紀伊勝浦駅からバス)
・熊野速玉大社(新宮駅から歩き)
・熊野本宮大社(新宮駅等からバス)
熊野三山は熊野古道により結ばれています。

まずは、南紀勝浦天満座がある紀伊勝浦駅から那智大社を目指します。

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駅前のバスセンターでバスチケットを購入。
なお、紀伊勝浦駅にはコインロッカーがあります。駅前のいくつかの土産物屋さんには「荷物預ります」の掲示がありました。

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大門坂バス停で降りて、熊野古道大門坂の階段を登る。

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那智大社の入口の鳥居

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那智大社

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那智大社の隣にある、西国三十三ヶ所第一番札所の青岸渡寺。

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青岸渡寺近くから見えた那智の滝

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那智の滝
この写真よりももっと近くに寄れます。
落差日本一、日本三大名滝のひとつという肩書き通りかなりの迫力。

那智の次は新宮へ。

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熊野三山ではありませんが神倉神社にも行きました。
とてもけわしい階段を登ってここまで到達します。
15年くらい前にここを訪ねた際は大変だった記憶がなかったのですが、トシには勝てず登るのがしんどかった。
そして、登りよりも急な石段を降りる帰りの方が怖い。

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熊野速玉大社

熊野三山で一番アクセスしにくいのが本宮大社。
新宮駅から行く場合、バスで約80分かかります。

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熊野本宮大社への階段

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熊野本宮大社

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本宮大社からこの日の宿泊地紀伊田辺まではバスで移動します。
途中でバスを降りて熊野古道を1時間くらい歩きました。

荷物を背負いながらの移動でかなり疲れましたが充実した旅でした。

(2017年3月)
プロフィール

notarico

Author:notarico
東京在住。大衆芸能(大衆演劇、落語、浪曲、講談等)が好きです。特に大衆演劇の世界に興味をもっています。
twitterアカウント:notarico

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