WIKIレンタル 大衆演劇探訪記 2014年12月
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これぞ昔ながらの芝居小屋 「鈴蘭南座」

名古屋の鈴蘭南座は私がとても好きな大衆演劇場です。

何十年前と変わっていないだろう雰囲気を持つ、ノスタルジーを覚えずにはいられない芝居小屋。
昔ながらの味わいが好きな方には(大衆演劇を観たことがなくても)おすすめしたい劇場です。
以下、鈴蘭南座での観劇の様子をご紹介します。


鈴蘭南座の地図上の最寄駅は名鉄瀬戸線の森下駅ですが、交通の要所大曽根駅からも歩ける距離にあります。
大曽根駅にはJR、地下鉄名城線、名鉄瀬戸線などが乗り入れております。名古屋駅からはJRで約12分です。

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JRを大曽根駅から向かう場合は北口で降ります。

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北口改札を出て左方向へ。
大きな交差点にガストが見えます。
ガストの右から大通り沿いにまっすぐ進みます。

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しばらく歩きますと、「くすり」の大きな赤い看板がある交差点で、大通りはなだらかに左にカーブします。
大通りの向こうに大きなマンションと「中京銀行」が見えます。
横断歩道で大通りを渡って、マンションと中京銀行の間の道(図の青矢印)に入ります。

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すぐにYの字になります。左の道をまっすぐ進みますと左手に鈴蘭南座があります。

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鈴蘭南座の賑やかな建物は住宅街の中にあります。
この写真の左に見える道が先ほど通ってきた道です。
ちなみにここからすぐ北には「スズラン通り」があります。

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「芝居小屋鈴蘭南座」「興趣満点」「今、大衆演劇が面白い!」
この看板の文字がどう変わるのか毎月みてみたい。

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大曽根駅および地下鉄平安通り駅より送迎バスも出ています。

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入口横の看板
「たっぷり魅せます沸かせます!」

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建物に入りますとすぐに受付があります。
ここで木戸銭を支払います。

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木戸銭1900円。鈴蘭南座のホームページにある割引券をプリントアウトして持参すると前売り料金(1700円)で入れます。
「老人券をお求めの方は老人であるむねを言って頂き証明になる物を提示してください。」

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受付の壁に劇団からのご祝儀袋らしきものがたくさんはってある。ボロボロになって原型をとどめていないものもある。いつ頃から貼ってあるのだろうか。

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避難経路図

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受付前のロビーから劇場内へ。

建物外観からロビーに至るまで昭和的なセンスにあふれておりましたが、この扉をくぐると本格的なタイムスリップ体験ができます。

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鈴蘭南座劇場内。この薄暗さが昭和なムードをいっそう助長している。
座席はありません。畳+ジュータン敷きのフロアーの好きな場所に座を定めます。
貸し座椅子100円、貸し座布団50円。

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予告掲示。
場内の古めかしい質感とこの掲示の艶やかなデザインとのバランスがとてもいい。

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劇場内後方でジュースやお酒を販売しています。

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名物「おでん」500円。

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おでんと駅前のコンビニで買ってきた缶チューハイを並べて開演を待つ。

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賑わう場内

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場内後方

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開演が近づいて場内が暗くなりますと、定式幕の鈴蘭南座の文字と金のしゃちほこの絵が浮かびあがります。

以下、公演中の様子。
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昭和的なものを愛する私にとって本当にくつろげる場所です。
ただ、トイレが男女共用というところは昔ながらではあるけれども、やはりちょっと使いにくい。

「芝居小屋」という語がここまでマッチする劇場で今も毎日のように公演を行われていることをうれしく思います。いつまでも続いてほしいと願っています。

(2014年9月探訪)

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めくるめく昭和ノスタルジー 「大島劇場」

(2014.12更新)
川崎大島劇場は僕が最も愛する劇場です。

畳敷きの客席。飾り気のない質素な劇場です。劇場と云うより芝居小屋と云った方が雰囲気に合います。何もかも昔のまんま。昭和のぬくもりを感じさせます。つまみを並べて座椅子にもたれ酒を呑んでいると、体の芯から脳天までじわじわと心地良さが伝わっていきます。僕にとって大島劇場は娯楽というより癒しの場です。

役者と観客との距離感が近いのも大島劇場の魅力です。まさに大衆演劇の醍醐味を味わうことができる劇場。是非多くの方に訪れてほしいです。


**大島劇場観劇ガイド**

まずは大島劇場のHPから休演日を確認しましょう。
とても素朴でシンプルなHPです(これでもリニューアルされてバージョンアップしたんです)

開演時間
月~金 【夜】18:00~
土日祝 【昼】13:00~ 【夜】18:00~

大島劇場は基本的には「予約」は受け付けていません。
(イベントでとても混むことはありますが、ほとんどの日は客席に余裕があります)

JR川崎駅からバス乗り場までを案内します。
JR川崎駅の改札口はひとつです。その大きな改札を出て右のアゼリア方面(ラゾーナとは逆)に進みます(この方向を海方向とします)。エスカレーターを降りて1階(地上階)へ。
1階にでるとさらに地下に降りる階段がありあす。この階段を降りずに階段の右側から地上に出て海方向に直進します。視界の右手にバスロータリーが広がっています。突き当たり(大通り)にぶつかったら右を向いて小さな横断歩道を渡ってください。そこに目指すバス亭である7番乗り場および8番乗り場があります。

改札口のフロアから1階に下りて外に出ずにまたエスカレーターで下りるとアゼリアという地下街になります。
以下の写真ではアゼリア地下街からバス亭への行き方を紹介します。

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アゼリア地下街「17番階段」まで行きます。

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案内板に従って右折して、Ocean Walkというサインのある通りに入ります。すぐ左の非常口が17番階段。

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すると大島劇場方面へ行くバス乗り場付近にでます。改札からここまで2,3分。京浜急行を利用する方は京急川崎駅からここまで歩きます。5分もかかりません。

「7番乗り場」(大師行)か「8番乗り場」(三井埠頭行き)のバスに乗ります。早く出発する方に乗りましょう。それなりの本数がでていますので事前にバスの時刻を調べる必要はありません。追分停留所で降ります。約10分です。
川崎駅前-さいか屋前-新川橋-貝塚-さつき橋-大島一丁目-追分

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追分停留所を降りたら右(バスの進行方向)に進みます。
劇場でのお弁当は、時間があれば川崎ラゾーナあたりでゆっくり選んでも良いですが、時間がない場合は停留所降りてすぐ左にあるコンビニかお弁当屋さんで酒・つまみなどを調達します。

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追分停留所を降りて右に50mほど歩くと渡邉外科の看板が見えます。その手前を左に曲がります。

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すると大島劇場が見えます。

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入口横に座員の表示があります。チラシには座員の全員の名前が載っていません。役者さんの名前を把握していな場合はここでメモがわりに写真を撮っています。

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窓口でチケットを購入。大人1500円 小人800円。
(→2013年から値上げ大人1600円 小人900円) 
窓口にチラシが置いてありますのでご自由に。チラシには座長や副座長の写真が載っています。
購入したら窓口と反対にある扉へ。ここが入口です。

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これがチケット。

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入ってすぐ右、、この写真の場所に座っている方にチケットを渡します。

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入るとすぐ目につく売店。売店内はチケット売り場内と同じ場所です。

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観客席は畳敷きですので、このビニール袋に靴を入れて客席に上がります。靴箱はありません。

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快適に観劇するために、レンタルの座椅子と座布団を借りましょう。それぞれ賃料100円です。上の写真の赤い座布団のところにおばちゃんがいますので、200円を渡して座椅子と座布団を受け取りましょう。(注:昼の部は座椅子の貸出がありません)
ちなみに男子トイレはこの写真の突き当たり。女子トイレはその右、積み重なっている座椅子の向こうの扉です。
ちなみに女子トイレの個室はものすごく狭いそうです。他の劇場でもあることですが、女子トイレが混んでいるときは、男子トイレの個室におばちゃんが入ってくることがあります。
(→2015の途中から男子トイレは男女兼用のような表示に変わりました。ですからこのトイレを使う場合にはお互い気をつかいます)

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座る場所は自由。好きな所に座を定めましょう。(真ん中の木の部分は座れません。役者さんが通ります)

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大島劇場の魅力はこのように舞台と客席がとても近いところ。
劇場によっては、劇団のおっかけの方やコアなファンの方によって舞台に近い席は真っ先に占拠されます。
ところが大島劇場のお客さんは奥ゆかしく、ほとんどの方はまん前には座らずに離れた場所で見ます。

多くの大衆演劇場では、本日の芝居の題名をHPに掲載したり劇場内に掲示したりしています。
しかし大島劇場では、劇団によって違うこともありますが、基本的にはHPの記載もないし掲示もない。
始まる直前のアナウンスを聞かないとお外題がわからない。そのドキドキ感が私は好きです。
(特別ゲストや特別狂言の場合は予告を書いた紙が壁に貼り出されることがあります)

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観劇後、ごみは分別して捨てましょう。

私は大島劇場の帰りはバスを使わず川崎駅まで歩くことが多いです。歩くと約30分かかります。

以下は余談
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大島劇場の近く(バス通りを5分くらい歩く)に通称「セメント通り」と呼ばれているコリアンタウンがありますが、地元の人意外にはあまり知られていません。

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焼肉屋さんがたくさんあります。
いずれこのブログで、大島劇場-セメント通りで焼肉、というツアーのレポートをしたいと思います。

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Author:notarico
東京在住。大衆芸能(大衆演劇、落語、浪曲、講談等)が好きです。特に大衆演劇の世界に興味をもっています。
twitterアカウント:notarico

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