WIKIレンタル 大衆演劇探訪記 2012年12月
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若姫劇団年納め特別舞踊ショー@戸野廣浩司記念劇場 2012.12.30

年の瀬に若姫劇団の公演に行ってきました。

チラシには「谷根千地域密着型大衆演劇若姫劇団」と銘打たれています。

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東京の下町散策といえば谷根千。すなわち谷中・根津・千駄木。
谷中ぎんざにつながるよみせ通りに戸野廣浩司記念劇場はあります。

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劇場入口。劇場はこの地下にあります。
若姫劇団はこの劇場で毎月定期公演を行っています。

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中央に花道がある劇場。

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座席はパイプ椅子に座布団。

昼の部、14時開演。
本日の公演はお芝居はなし。
そのかわり第一部は「楽屋裏」という出し物がありました。
開演30分前の楽屋裏という設定。愛美萌恵副座長が素顔から化粧・着付けをするまでを座長が解説。
鬢付けやおしろいを客席のお客さんそれぞれの目の前で見せてくれました。

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副座長の準備が終わるやいなや舞踊・歌謡ショーの始まり。
第一部では6曲ありました。

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ゲスト弥生あきら

開演約1時間で第一部が終わって座長口上挨拶とグッズ・前売り券の販売。
第二部は15時25分から。

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第二部開演。
後ろの幕には、スカイツリー・谷中ぎんざ商店街・根津神社などが描かれています。
「下町 谷根千の愛姫 愛望美」

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愛望美座長

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愛美萌恵副座長

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愛美舞

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愛美心美

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座長の娘 若姫有姫(あき)6才

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愛美舞子

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特別ゲスト若葉しげる
立ちと女形、2本踊りました。
若葉しげる先生の舞踊、独特の色香が立つあの仕草・表情、これぞ大衆演劇の魅力という気がします。

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ゲスト里村孝雄
ラストショーの前に落語「昭和任侠伝」
伴奏無しで歌った「津軽の数え唄」も良かった

ラスト舞踊は、ストーリー仕立ての坂本竜馬

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ラストショーが終わって出演者がステージに集合。
明日が愛美舞の17歳の誕生日。お客さんからケーキのプレゼントがあったようです。

17時頃終演。
地域密着型というとおりとてもアットホームなひとときでした。

森の石松の墓 「橘谷山大洞院」探訪日記

講談、浪曲、大衆演劇でお馴染みの清水次郎長伝。次郎長伝の人気者といえば遠州森の石松。
そのお墓を訪ねて東京から車で静岡県西部に向かいました。

新東名高速道路には「遠州森町」というPAがあります。その手前「森掛川IC」で高速を下りました。
そこから北へ約5km、森町にある曹洞宗の古刹、橘谷山大洞院(きっこくざんだいとういん)に石松の墓があります。

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大洞院の門前に森の石松の墓がありました。現在の墓は三代目です。

初代の墓石は、昭和10年に天竜川の自然石を使って建立されたとのこと。

その昔、神田伯山(3代目、昭和7年没)という講釈師が、「東海遊侠伝」(次郎長の養子だった天田愚庵が執筆、明治17年刊行)という文書の内容を独自にアレンジしたネタが、現在の芸能に伝わっている次郎長伝のモトとなっています。「東海遊侠伝」では石松の注釈として「三州ノ産・・・」とあります。石松の出身は三河だったのです。東海遊侠伝の別の項に、豚松という強い子分が次郎長と敵対する黒駒の門徒と戦って片目を負傷するというくだりがあります。このエピソードが合わさって、隻眼の石松が誕生したのかもしれません。
伯山の弟子のろ山が浪曲師広沢虎造にこの次郎長伝を教えて、虎造のアレンジにより有名な「石松三十石船」(「江戸っ子だってねえ」「神田の生まれよ」「スシ食いねえ」)が生まれました。

その初代の墓は彫られた字が判別できなくなるほど削り取られています。石松の墓の石を持っていると勝負運が強くなるという噂が流れ多くの者に削り取られたそうです。案内看板には「昭和28年頃から削られ始めた」と書かれていました。
昭和28年は多くのラジオの民間放送局が開局した年です。この頃からラジオでの浪曲が大ブームとなり、広沢虎造の次郎長伝が一世風靡しました。あわせて次郎長ものの映画がたくさん作られました。石松はここ森町ではヒーローのような人気者だったのではないでしょうか。

初代の墓があまりにも変形してしまい、昭和52年に二代目の墓石が建立されました。その二年後二代目はまるごと盗難に遭ったそうです。
現在の三代目は昭和54年に建立されました。

ここ大洞院は紅葉の名所として有名なようです。紅葉の時期はとっくに過ぎており人の気配はありません。しかし静かな古刹の空気に心身を預けるのも旅ならでは。気持ちよいひとときを過ごしました。

(2012年12月探訪)
プロフィール

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Author:notarico
東京在住。大衆芸能(大衆演劇、落語、浪曲、講談等)が好きです。特に大衆演劇の世界に興味をもっています。
twitterアカウント:notarico

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