オフィスビルの中のテーマパーク 「梅田呉服座」
芝居小屋「呉服座」を池田に復活させたオーナーが、自分が生まれ育った土地にも劇場を作りたいという思いをかなえ、
2013年5月に大阪の中心地梅田に大衆演劇場が誕生しました。
それが「梅田呉服座」です。

梅田駅・大阪駅には広大な地下街があります。東京在住の私はこの地下街を歩くとたいてい自分の位置感覚を見失ってしまう。
梅田呉服座に行くには地下街のイーストモールにある「泉の広場」が目印。
ここからM14階段を上ります。

地上に出るとすぐにプラザ梅田ビルがあります。
みてのとおりのオフィスビル。この中に梅田呉服座があります。大衆演劇の時代の流れを感じます。

エレベーターで5階へ。

梅田呉服座に入りました。
内装はとても和風・江戸風で大衆演劇場に来た気分を存分に味わえます。

売店。
雰囲気がでていていいですね。

場内。一目見て素晴らしい劇場だなと思いました。
洗練されたデザインといい、格調の高さといい、ここでも新しい時代の大衆演劇を感じました。

左後方から。写真より実際現場で見た方が舞台が近く感じます。

舞台

公演中の様子。
最前列の客席より。
(広角で撮影したので人物が実際の見た目より小さく写っています)
私は、年輪を重ねて渋さがにじみだし朴訥な味わいを醸している下町の建物なんてのが好きですが、内装やデザインに趣向を凝らし「ふだんと違う世界」を演出している場にいることも好きです。ただし演出の結果「すべてが調和している」ことはとても大事です。
梅田呉服座の調和のとれた空間は、さながらオフィスビルの中のテーマパークといったところで、私を楽しい気分にさせてくれました。
ところで、梅田呉服座のあるビルは「曽根崎東」という交差点の近くに建っております。ビルの西および南に曽根崎の土地があります。
「曽根崎心中」ゆかりの地、お初天神=露天神社(つゆのてんじんしゃ)にも寄ることにしました。
近代的な大阪駅の近くにこんな庶民的な商店街があったのかと思わせるお初天神通り商店街を進みます。商店街のつきあたりが露天神社。

お初と徳兵衛の像。
元禄16年(1703年)]4月7日、堂島新地天満屋の遊女「お初」と内本町平野屋の手代「徳兵衛」が露天神社の天神の森で情死する事件が起きました。この事件を近松門左衛門が「曽根崎心中」として劇化しました。
私は、徳兵衛:宇崎竜堂、お初:梶芽衣子、監督:増村保造の映画「曽根崎心中」に強烈な印象が残っています。情死のシーンに表現された哀切さ、画面の迫力に鳥肌がたちました。

曽根崎心中ゆかりの碑
そういえば私は大衆演劇で曽根崎心中を観たことがありません。いつか梅田呉服座で曽根崎心中が観れたらいいなと思います。
(2014年6月探訪)

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2013年5月に大阪の中心地梅田に大衆演劇場が誕生しました。
それが「梅田呉服座」です。

梅田駅・大阪駅には広大な地下街があります。東京在住の私はこの地下街を歩くとたいてい自分の位置感覚を見失ってしまう。
梅田呉服座に行くには地下街のイーストモールにある「泉の広場」が目印。
ここからM14階段を上ります。

地上に出るとすぐにプラザ梅田ビルがあります。
みてのとおりのオフィスビル。この中に梅田呉服座があります。大衆演劇の時代の流れを感じます。

エレベーターで5階へ。

梅田呉服座に入りました。
内装はとても和風・江戸風で大衆演劇場に来た気分を存分に味わえます。

売店。
雰囲気がでていていいですね。

場内。一目見て素晴らしい劇場だなと思いました。
洗練されたデザインといい、格調の高さといい、ここでも新しい時代の大衆演劇を感じました。

左後方から。写真より実際現場で見た方が舞台が近く感じます。

舞台

公演中の様子。
最前列の客席より。
(広角で撮影したので人物が実際の見た目より小さく写っています)
私は、年輪を重ねて渋さがにじみだし朴訥な味わいを醸している下町の建物なんてのが好きですが、内装やデザインに趣向を凝らし「ふだんと違う世界」を演出している場にいることも好きです。ただし演出の結果「すべてが調和している」ことはとても大事です。
梅田呉服座の調和のとれた空間は、さながらオフィスビルの中のテーマパークといったところで、私を楽しい気分にさせてくれました。
ところで、梅田呉服座のあるビルは「曽根崎東」という交差点の近くに建っております。ビルの西および南に曽根崎の土地があります。
「曽根崎心中」ゆかりの地、お初天神=露天神社(つゆのてんじんしゃ)にも寄ることにしました。
近代的な大阪駅の近くにこんな庶民的な商店街があったのかと思わせるお初天神通り商店街を進みます。商店街のつきあたりが露天神社。

お初と徳兵衛の像。
元禄16年(1703年)]4月7日、堂島新地天満屋の遊女「お初」と内本町平野屋の手代「徳兵衛」が露天神社の天神の森で情死する事件が起きました。この事件を近松門左衛門が「曽根崎心中」として劇化しました。
私は、徳兵衛:宇崎竜堂、お初:梶芽衣子、監督:増村保造の映画「曽根崎心中」に強烈な印象が残っています。情死のシーンに表現された哀切さ、画面の迫力に鳥肌がたちました。

曽根崎心中ゆかりの碑
そういえば私は大衆演劇で曽根崎心中を観たことがありません。いつか梅田呉服座で曽根崎心中が観れたらいいなと思います。
(2014年6月探訪)

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