三代目が山口英二朗を襲名し黄金期に差しかかった南ファミリー劇団を観劇
三代目が山口英二朗を襲名し黄金期に差しかかった南ファミリー劇団を観劇
4年6ヶ月ぶりに、香川県琴平で活動している地元密着型大衆演劇劇団「南ファミリー劇団」を観劇しました。
この間、若座長だった山口桃太郎が山口英二朗を襲名して三代目座長となり、二代目座長は扇子家玉四郎と名を変えました。

琴電琴平駅から歩いて芝居茶屋「新道しるべ」に着きました。徒歩20分強の道のり。
お客さんの多くは地元の方で車で来ています。

入口
ここは観劇と食事がセットということもあり予約が必要。
入口を入ってすぐ左のカウンターで受付して料金(3,500円)を支払います。
食事のオプションメニュー(茶碗蒸し・味噌汁)(別料金)もここで受け付けています。
受付後、廊下を歩いて会場の座敷へ。座敷に上がる際、劇団の方が靴を入れる袋を渡してくれました。

大衆演劇会場

予約者ごとに席が決められています。
お茶はセルフサービス。慣れた常連の方がポットのお湯を急須に注いでいます。

公演内容の貼り出し。
通常は、芝居-芝居-舞踊ショーの三部構成ですが、
この日は第三部に特別舞踊を組んでいるため、いつもとは違う
舞踊ショー-芝居-特別舞踊の三部構成となっていました。
以下第一部 花の若衆組「グランドショー」の様子

左から、山口月太郎、山口金太郎、山口雪太郎

月太郎
「月太郎、ツッキー」とアナウンスされていました。
ツイッターのプロフィールに橘鈴丸に憧れていると書いてある。拠点がある劇団だがらあまり他劇団との接点がないと思うのだけれど、少ない機会にたくさんの刺激を受けているのでしょうね。

扇子家玉四郎座長の口上

三代目山口英二朗座長の女形

三代目座長の娘、丘らんちゃんのごあいさつ

丘すみれ
「ダイナミック琉球」とてもいい舞踊でした。

山口花太郎、丘さくら

三代目山口英二朗

金太郎 雪太郎

山口鯉太郎9歳 大きくなったなあ
相手は二代目座長の母、丘美智子
劇団員の着物は美智子さんが作っているそう

第一部ラストは、若衆組の現代舞踊
第二部芝居は「残菊物語」
主演 尾上菊之助役に三代目山口英二朗
助演 お徳役に丘すみれ
いい芝居でした。客席のあちこちからすすり泣きが。私も泣きました。
丘すみれの名演技が光りました。

芝居が終わって、残菊物語のラストシーン(襲名披露の直後にお徳の元に駆けつけた)の衣装のまま、二代目座長の口上挨拶。
丘すみれさんは、自分の舞台を頑張っているのはもちろんのこと、兄弟のサポートや裏方の仕事も積極的に行って劇団を支えているのことでした。

口上の後は昼食休憩。お弁当が配膳されます。
私は味噌汁と茶碗蒸しのセットを追加し、レモンサワーも注文しました。
お料理とても美味しいです。
芝居茶屋新道しるべではおせち料理の予約も受け付けていました。
食事休憩の後は第3部 特別舞踊「大忠臣蔵」
「決闘高田馬場」「松の廊下」に始まり「俵星玄蕃」まで三波春夫の歌謡浪曲を中心に、忠臣蔵の物語を紡ぐ舞踊絵巻。





7人兄弟の末っ子花太郎はとても身長が伸びていた。それ以上に芸の成長に目をみはるものがあった。



















大忠臣蔵ラスト
この後フィナーレへと続きました。
南ファミリー劇団は、毎日公演している大衆演劇劇団よりも、ひとつの公演にかける思いが濃いと思います。また、お客さんに対するホスピタリティーがとても高い。そして劇団員自身が公演をとても楽しんでいるように思えます。
そんな雰囲気の中にいると、お客さんも楽しく心地よいひとときを過ごすことができます。
お客さんみんなが劇団を愛し応援していることが伝わってきます。
前回の観劇の際は、二代目座長の7人の子供の長男桃太郎が22歳で、下の4人が10代という若々しい劇団でした。
4年半ぶりに見た7兄妹は、17歳~27歳となり、言うまでもなく芸もとても成長していました。
現在の南ファミリー劇団はどんなお客さんでも満足できる芸の力を持っていると思います。
南ファミリー劇団は今まさに「見どき」です。
今後兄妹がもっと成長するとそれぞれの人生にも大きな変化が出てくることでしょう。
芸達者な7兄弟がそろって出演している南ファミリー劇団を地元の方のみならず全国の多くの大衆演劇ファンの方に観てほしい。
南ファミリー劇団にお願いすることがあればひとつだけ、興味を持った地元以外の方のためにネット上でも公演情報を発信してほしいと思います。
11:00に開演し、15:40頃終演。
もうすぐ日が暮れます。私は急いでこんぴらさんに向かいました。

こんぴらさんをお参り。
帰りの参道で石松まんじゅうを買って、高松空港から空路で帰京しました。
また近い将来に南ファミリー劇団を観劇するのを楽しみにしています。
(2017年12月)
4年6ヶ月ぶりに、香川県琴平で活動している地元密着型大衆演劇劇団「南ファミリー劇団」を観劇しました。
この間、若座長だった山口桃太郎が山口英二朗を襲名して三代目座長となり、二代目座長は扇子家玉四郎と名を変えました。

琴電琴平駅から歩いて芝居茶屋「新道しるべ」に着きました。徒歩20分強の道のり。
お客さんの多くは地元の方で車で来ています。

入口
ここは観劇と食事がセットということもあり予約が必要。
入口を入ってすぐ左のカウンターで受付して料金(3,500円)を支払います。
食事のオプションメニュー(茶碗蒸し・味噌汁)(別料金)もここで受け付けています。
受付後、廊下を歩いて会場の座敷へ。座敷に上がる際、劇団の方が靴を入れる袋を渡してくれました。

大衆演劇会場

予約者ごとに席が決められています。
お茶はセルフサービス。慣れた常連の方がポットのお湯を急須に注いでいます。

公演内容の貼り出し。
通常は、芝居-芝居-舞踊ショーの三部構成ですが、
この日は第三部に特別舞踊を組んでいるため、いつもとは違う
舞踊ショー-芝居-特別舞踊の三部構成となっていました。
以下第一部 花の若衆組「グランドショー」の様子

左から、山口月太郎、山口金太郎、山口雪太郎

月太郎
「月太郎、ツッキー」とアナウンスされていました。
ツイッターのプロフィールに橘鈴丸に憧れていると書いてある。拠点がある劇団だがらあまり他劇団との接点がないと思うのだけれど、少ない機会にたくさんの刺激を受けているのでしょうね。

扇子家玉四郎座長の口上

三代目山口英二朗座長の女形

三代目座長の娘、丘らんちゃんのごあいさつ

丘すみれ
「ダイナミック琉球」とてもいい舞踊でした。

山口花太郎、丘さくら

三代目山口英二朗

金太郎 雪太郎

山口鯉太郎9歳 大きくなったなあ
相手は二代目座長の母、丘美智子
劇団員の着物は美智子さんが作っているそう

第一部ラストは、若衆組の現代舞踊
第二部芝居は「残菊物語」
主演 尾上菊之助役に三代目山口英二朗
助演 お徳役に丘すみれ
いい芝居でした。客席のあちこちからすすり泣きが。私も泣きました。
丘すみれの名演技が光りました。

芝居が終わって、残菊物語のラストシーン(襲名披露の直後にお徳の元に駆けつけた)の衣装のまま、二代目座長の口上挨拶。
丘すみれさんは、自分の舞台を頑張っているのはもちろんのこと、兄弟のサポートや裏方の仕事も積極的に行って劇団を支えているのことでした。

口上の後は昼食休憩。お弁当が配膳されます。
私は味噌汁と茶碗蒸しのセットを追加し、レモンサワーも注文しました。
お料理とても美味しいです。
芝居茶屋新道しるべではおせち料理の予約も受け付けていました。
食事休憩の後は第3部 特別舞踊「大忠臣蔵」
「決闘高田馬場」「松の廊下」に始まり「俵星玄蕃」まで三波春夫の歌謡浪曲を中心に、忠臣蔵の物語を紡ぐ舞踊絵巻。





7人兄弟の末っ子花太郎はとても身長が伸びていた。それ以上に芸の成長に目をみはるものがあった。



















大忠臣蔵ラスト
この後フィナーレへと続きました。
南ファミリー劇団は、毎日公演している大衆演劇劇団よりも、ひとつの公演にかける思いが濃いと思います。また、お客さんに対するホスピタリティーがとても高い。そして劇団員自身が公演をとても楽しんでいるように思えます。
そんな雰囲気の中にいると、お客さんも楽しく心地よいひとときを過ごすことができます。
お客さんみんなが劇団を愛し応援していることが伝わってきます。
前回の観劇の際は、二代目座長の7人の子供の長男桃太郎が22歳で、下の4人が10代という若々しい劇団でした。
4年半ぶりに見た7兄妹は、17歳~27歳となり、言うまでもなく芸もとても成長していました。
現在の南ファミリー劇団はどんなお客さんでも満足できる芸の力を持っていると思います。
南ファミリー劇団は今まさに「見どき」です。
今後兄妹がもっと成長するとそれぞれの人生にも大きな変化が出てくることでしょう。
芸達者な7兄弟がそろって出演している南ファミリー劇団を地元の方のみならず全国の多くの大衆演劇ファンの方に観てほしい。
南ファミリー劇団にお願いすることがあればひとつだけ、興味を持った地元以外の方のためにネット上でも公演情報を発信してほしいと思います。
11:00に開演し、15:40頃終演。
もうすぐ日が暮れます。私は急いでこんぴらさんに向かいました。

こんぴらさんをお参り。
帰りの参道で石松まんじゅうを買って、高松空港から空路で帰京しました。
また近い将来に南ファミリー劇団を観劇するのを楽しみにしています。
(2017年12月)