WIKIレンタル 大衆演劇探訪記 熊本・片岡演劇道場
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九州演劇協会の拠点 玄海竜二先生率いる道場 「片岡演劇道場」

あなたにとって一番魅力的な大衆演劇役者は誰ですか、と問われたら、私はまず玄海竜二先生を思い浮かべるでしょう。
玄海竜二先生の舞台内外でのご活躍は昔からの大衆演劇ファンの誰もが知るところでここにわざわざ書くまでもありません。芸のみならず人間的魅力もあわせて「別格」という感じがします。

多くの大衆演劇劇団が所属する九州演劇協会は玄海竜二先生の父二代目片岡長次郎により結成され、現在は玄海竜二先生が会長を務めています。
大衆演劇ファン必携の本、橋本正樹著『あっぱれ!旅役者列伝』に「二代目片岡長次郎」「玄海竜二」の項があります。ここに二代目片岡長次郎が協会を設立した経緯が書かれています。片岡長次郎の大衆演劇にかける思いと行動力に感動したのは私だけではないでしょう。

その二代目片岡長次郎が大衆演劇振興のために片岡演劇道場という道場を設立しました。
片岡長次郎が亡くなり、今は玄海竜二先生が道場の代表を務めています。
道場といっても、普通の大衆演劇場と同じように毎月公演が行われています。道場のHPを観ますとそこでの公演は、玄海竜二が指導し各劇団が修行発表する場、のように書かれています。


2012年6月に片岡演劇道場を訪ねました。

熊本駅付近からレンタカーで道場を目指しました。北の方へ約20分走って道場が近づいてきたところでカーナビは細い坂道へ車を誘導しました。カーナビが道場の場所を正確に把握できず、道場付近の道路が入りくんでいるため、道場までちょっと迷ってしまいました。初めて道場に行く方はグーグルマップのストリートビューで予習しておくとよいと思います。下の写真の緑の建物がビューに写っています。

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ようやくたどりついた片岡演劇道場。

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上の写真の左の道を進むとこの駐車場に着きます。

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駐車場からの眺め。
高い場所にあること、繁華街付近ではないことがおわかりいただけるかと思います。

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「劇場」という感じではないこの入口がいい。どんなところなのかわくわくしながら中へ。

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下駄箱。その上に並べられている九州演劇協会の劇団名と座長名が書かれた札。

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靴を脱いだら、ここから建物内に入ります。

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扉を入ってすぐ左手、たこやきコーナーがありました。
道場という言葉にはストイックな響きがありますが、このコーナーを見て私は近所のお祭りの屋台みたいな庶民的な親しさをこの道場に感じたのでした。

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その先にはリトルローズというカフェがあります。

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リトルローズ入口に貼ってあったニコニコ新聞。
リトルローズのメニューが書いてありました。

入口から進んでゆくと左手にリトルローズがあって右手に受付があります。
受付で入場料を払って、その先の道場に入ります。

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道場内部。
この床の板張りが道場って感じがします。

10時開場で13時開演。のんびり過ごすことができます。

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座椅子と座布団と木の長机。
このなんてことない組み合わせの素朴さに、なぜ私は郷愁を感じるのか。それが日本人のDNAなのか。

座椅子、座布団、パイプ椅子はそれぞれ100円。

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机に貼られたメニュー。
片岡演劇道場のHPによると食べ物の持ち込みはOK(飲み物はNG)とのこと。

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花道付近の椅子席

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緞帳

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二階席。最後方はパイプ椅子ですが、それ以外は床が畳です。

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二階席からの眺め。
二階席を含めるとかなりのキャパがあります。

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公演中の様子。この日は劇団正道。
ここは芝居も撮影OKのようでした。

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いいなあこの感じ。大衆演劇は九州・関西・関東で特徴が違うといいますが、私は九州に熱い男気、男伊達といったイメージを持っています。
最近の大衆演劇の舞踊は「美」を優先する傾向にありますが、こういうがつんとした男っぷりで魅せてくれる踊りももっと見たいものです。


アットホームな雰囲気が心地よい大衆演劇場、いや道場でした。

玄海竜二先生の芸魂がここを拠点としていつまでも引き継がれることをファンとして願っています。


(2012年6月探訪)
プロフィール

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Author:notarico
東京在住。大衆芸能(大衆演劇、落語、浪曲、講談等)が好きです。特に大衆演劇の世界に興味をもっています。
twitterアカウント:notarico

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