ありがとう、ゆの郷 関東の大衆演劇ファンの思い出の地 「大宮健康センターゆの郷」
ありがとう、ゆの郷 関東の大衆演劇ファンの思い出の地 「大宮健康センターゆの郷」
ゆの郷閉館
この噂を聞いたときはまさかと思ったけれど
どうも噂は本当だということがわかってきて
何か遣る瀬無いようなさみしさがこみ上げてきて。
大衆演劇にハマりたての頃は
いろいろな劇団を観てお気に入りの役者や劇団を見つけることが楽しかった。
東京・神奈川の大衆演劇場は、三吉演芸場以外は東京大衆演劇協会系の劇団を中心に関東に拠点をおく劇団が乗ることが多い。
だから東京からのアクセスのよい大宮の大衆演劇場ゆの郷に、関西で活躍している劇団を観に行くようになるのは必然だった。
東京の大衆演劇ファンにとって貴重な公演地「ゆの郷」は
この大衆演劇場探訪のブログにはいち早く紹介するべき劇場だと思ってはいた。
けれども、カメラのSDカードの管理がずさんだったために、ブログ用に撮った写真が行方不明になる、ということを2回も繰り返してしまい、ゆの郷は後手になってしまった。
そのうち書けばいいさと思っているところに、突然の、閉館のニュース。
2015年8月末をもって、ゆの郷は閉館してしまう。

ゆの郷の最寄駅、宇都宮線東大宮駅は近年東京からのアクセスがとてもよくなった。
湘南新宿ラインを使えば新宿から乗り換えなしで着く。
上野東京ラインを使えば東海道線から乗り換えなしで着く。
ちょっと時間はかかるれど、のんびり本を読んだり、今日観る劇団のことを考えたりしながら北へ向かう電車に揺られていた。
ゆの郷遠征の思い出。

東大宮駅にはゆの郷の送迎バスが30分おきに迎えにきてくれる。
右前方には黙々と通学バスに乗り込む芝浦工業大学生の一群が見えて。
送迎バスはゆの郷の入口のすぐ近くに停まる。
バスを降りて建物に入って靴箱に靴をしまってフロントへ、この間私の気持ちは急いている。
なぜなら劇場に入る順番を決める入場整理券を1番でも早く手に入れたいからである。
だけれども、他のお客さんと競争するようなふるまいはみっともないから、悠然とした態を保ちつつ無駄のない動きでフロントへ向かう。

演劇場の入場時間は11時。それまで自由時間。
お風呂に入ってもいいし、お風呂を劇場の席取りの後にするのならとりあえず館内着に着替える。

演劇場のある1階で演題を眺めたり。

2階をぶらぶらしたり。

集合時間の11時前、公演場所のレストラン平成前に集まって

整理券を手にして並びつつ、どのあたりの席にしようかなあなどと考える。

ゆの郷の客席は一般的なセンターにあるような低い長テーブルだから、隣りにお客さんがいると足を伸ばせない。
少し見にくくてもいいから足が伸ばせる場所がいい。

もちろん喫煙席はダメだ。

あと、あの柱。なんという曲者であろうか。
ゆの郷に来て早い番号の整理券が欲しくなってしまうのは、あの柱の存在感が自分の心に不安な翳を落としてるからかもしれない。

それと、ゆの郷の舞台の天井は低い、故に舞台の高さも低い。故に客席にいると前の席のお客さんの頭が気になることが多い。
そういうことも考慮して、席取りをしなければならぬ。
特に写真を撮ることを楽しみにして来た場合は、ポジションにかなり気を遣う。

・・・席を確保することで気苦労したくないので、ゆの郷にはあまり混んでなさそうな日に行くようになった。

風呂上りにビールを注文して食事しながら開演を待つ。
このぐだぐだした感じとわくわくした感じがブレンドされた時間がいいんだ。

ゆの郷の舞台は低い。
だから最前列だとすごく役者が近い。大衆演劇ならではのライブ感がよかったなあ。
思い出深いゆの郷の舞台。
もうすぐなくなって、本当に思い出の中にだけしか存在しなくなってしまう。

宝海劇団 宝海大空(2011年6月)

劇団飛翔 恋瀬川翔炎(2011年7月)
昔ゆの郷で観た忘れられない役者さんたちが脳裏によみがえる。

ゆの郷のおかげで、大衆演劇ライフがより豊かなものになりました。
この思い出を大切にしてゆきます。
こちらからも、感謝をこめて、どうもありがとう。

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ゆの郷閉館
この噂を聞いたときはまさかと思ったけれど
どうも噂は本当だということがわかってきて
何か遣る瀬無いようなさみしさがこみ上げてきて。
大衆演劇にハマりたての頃は
いろいろな劇団を観てお気に入りの役者や劇団を見つけることが楽しかった。
東京・神奈川の大衆演劇場は、三吉演芸場以外は東京大衆演劇協会系の劇団を中心に関東に拠点をおく劇団が乗ることが多い。
だから東京からのアクセスのよい大宮の大衆演劇場ゆの郷に、関西で活躍している劇団を観に行くようになるのは必然だった。
東京の大衆演劇ファンにとって貴重な公演地「ゆの郷」は
この大衆演劇場探訪のブログにはいち早く紹介するべき劇場だと思ってはいた。
けれども、カメラのSDカードの管理がずさんだったために、ブログ用に撮った写真が行方不明になる、ということを2回も繰り返してしまい、ゆの郷は後手になってしまった。
そのうち書けばいいさと思っているところに、突然の、閉館のニュース。
2015年8月末をもって、ゆの郷は閉館してしまう。

ゆの郷の最寄駅、宇都宮線東大宮駅は近年東京からのアクセスがとてもよくなった。
湘南新宿ラインを使えば新宿から乗り換えなしで着く。
上野東京ラインを使えば東海道線から乗り換えなしで着く。
ちょっと時間はかかるれど、のんびり本を読んだり、今日観る劇団のことを考えたりしながら北へ向かう電車に揺られていた。
ゆの郷遠征の思い出。

東大宮駅にはゆの郷の送迎バスが30分おきに迎えにきてくれる。
右前方には黙々と通学バスに乗り込む芝浦工業大学生の一群が見えて。
送迎バスはゆの郷の入口のすぐ近くに停まる。
バスを降りて建物に入って靴箱に靴をしまってフロントへ、この間私の気持ちは急いている。
なぜなら劇場に入る順番を決める入場整理券を1番でも早く手に入れたいからである。
だけれども、他のお客さんと競争するようなふるまいはみっともないから、悠然とした態を保ちつつ無駄のない動きでフロントへ向かう。

演劇場の入場時間は11時。それまで自由時間。
お風呂に入ってもいいし、お風呂を劇場の席取りの後にするのならとりあえず館内着に着替える。

演劇場のある1階で演題を眺めたり。

2階をぶらぶらしたり。

集合時間の11時前、公演場所のレストラン平成前に集まって

整理券を手にして並びつつ、どのあたりの席にしようかなあなどと考える。

ゆの郷の客席は一般的なセンターにあるような低い長テーブルだから、隣りにお客さんがいると足を伸ばせない。
少し見にくくてもいいから足が伸ばせる場所がいい。

もちろん喫煙席はダメだ。

あと、あの柱。なんという曲者であろうか。
ゆの郷に来て早い番号の整理券が欲しくなってしまうのは、あの柱の存在感が自分の心に不安な翳を落としてるからかもしれない。

それと、ゆの郷の舞台の天井は低い、故に舞台の高さも低い。故に客席にいると前の席のお客さんの頭が気になることが多い。
そういうことも考慮して、席取りをしなければならぬ。
特に写真を撮ることを楽しみにして来た場合は、ポジションにかなり気を遣う。

・・・席を確保することで気苦労したくないので、ゆの郷にはあまり混んでなさそうな日に行くようになった。

風呂上りにビールを注文して食事しながら開演を待つ。
このぐだぐだした感じとわくわくした感じがブレンドされた時間がいいんだ。

ゆの郷の舞台は低い。
だから最前列だとすごく役者が近い。大衆演劇ならではのライブ感がよかったなあ。
思い出深いゆの郷の舞台。
もうすぐなくなって、本当に思い出の中にだけしか存在しなくなってしまう。

宝海劇団 宝海大空(2011年6月)

劇団飛翔 恋瀬川翔炎(2011年7月)
昔ゆの郷で観た忘れられない役者さんたちが脳裏によみがえる。

ゆの郷のおかげで、大衆演劇ライフがより豊かなものになりました。
この思い出を大切にしてゆきます。
こちらからも、感謝をこめて、どうもありがとう。

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