群馬山中の謎の大衆演劇場 「桜山温泉センター」
桜山温泉センターは群馬県藤岡市にあります。
といっても関東人であってもほとんどの人はそれがどの辺にあるのか知らないでしょう。
高崎駅から高崎線に乗って南へ2駅。新町駅に着くとそこにわかりやすい看板がありました。

この図の赤い地域の西方が多野郡、東方が藤岡市。
赤い部分の右端が現在この看板がある高崎市新町。
桜山温泉センターは県境近くにあり、すぐ下が埼玉県北部。長瀞町があるあたりです

新町駅からバスに乗って、センターを目指します。

目的地に近づくにつれて車窓に緑が多くなってきます。
約30分でバス亭「桜山温泉センター前」に着きました。
川と山。自然いっぱいの場所。
帰りのバスの時刻をチェックします。ご覧のとおり1時間に1本以下の運行本数。時間に気を付けなければなりません。

バス亭から案内看板に従って山の方へ歩きます。

見えてきました。意外にも?ちょっとしゃれた建物。それが3棟。

離れた場所から桜山温泉センターを眺めました。山の懐に抱かれて、という表現がしっくりくる施設。
私の中の大衆演劇場「秘境劇場リスト」に登録するのにじゅうぶんな環境。

センター敷地に「浄法寺農村公園」という緑にあふれた公園が隣接しています。
ひとしきり外観を確認していざ館内へ。
入館料
大人1日券1,200円
大人1日券と観劇がセットで1,000円
ん?セットの方が安い?
受付の方に、観劇した方が安いんですか?と尋ねるとそうですと事も無げな回答。
この料金設定の意図やいかに。あまりにも観劇する人が少ないために、芝居を盛り上げるためにも観劇客動員をはかっているのだろうか。うーん、謎だ。
観劇料金が別途かかるセンターならたくさんありますが、安くなる場所があるなんて。

案内図
ロビーが1階。2階に上がって左が大広間(演劇会場)、右が温泉。

観劇セットにするとこのようなリボンとカードを渡されます。どうやら観劇申込みした人かどうかを見分けるためのものらしい。演劇会場の入口にも「誠に恐れ入ります。観劇入館でないお客様の見学はかたくお断り致します…」と書かれています。
なぜここまでして入場制限に気をつかっているのだろう。

ここが大広間。
この日はお客さんがほとんどいなくて閑散としていました。

アングルを変えて、右前方から左後方の眺め

またアングルを変えて、後方の照明機材。
食事が出てくるカウンターが見えます。
各種定食、そば、うどん、ラーメン、カレーライスなどを注文できます。
開演時間が近づきました。
大広間の後方すみっこの席にに7,8人の浴衣を着た高齢のご老人が座っています。芝居を見に来たというより食事しにきたという風情で仲間と語らうこともなくめいめいが箸をゆっくり動かしています。
あと後方に1,2組のお客さんがいたでしょうか。大広間の前方にいるのは私だけ。芝居を一生懸命見ようとしているのもおそらく私だけ。
どんな状況でも手を抜かないのが旅役者のプライド。
幕が開き、お芝居が始まりました。
お芝居60分、30分休憩をはさんで舞踊ショー60分というプログラム。

舞踊ショー。
舞踊ショーが終わって劇団員の送り出し。が、座長は出てきていませんでした。まあこの状況ではサービス精神が減退してしまうのはわかりますが…。でもやっぱり出てきましょうよ、座長。

この大衆演劇場の欠点。それは暗転ができないこと。ごらんのとおり後方の明り取り窓にはカーテンはなく、外の明かりを常に取り込んでいます。
このあと浴場へ。温泉センターというだけあってとても気持ちいい。

2階には立派なカラオケルームもありました。

フロント前に売っていた服。
ピンクの服「カラオケドレス 舞台によく映えます 安い!!!! 早い者勝ちです…!! ¥4500」
黒い服「カラオケ・結婚式にステキです 上¥7500 下¥3500」
ふだんあのカラオケルームでどのような光景が繰り広げられているのか。

出入り口を出てすぐ右、敷地内に「ふるさと市」という地元農家が作った野菜等の直売所がありました。バスの時間までここで時間つぶし。きさくなおばちゃんから梅干しと野菜を少し買いました。自家製梅干しとても美味しかったです。
北関東の大衆演劇はどこも興味深いです。
ここもまた思い出に残る大衆演劇場でした。
(2011年探訪)
といっても関東人であってもほとんどの人はそれがどの辺にあるのか知らないでしょう。
高崎駅から高崎線に乗って南へ2駅。新町駅に着くとそこにわかりやすい看板がありました。

この図の赤い地域の西方が多野郡、東方が藤岡市。
赤い部分の右端が現在この看板がある高崎市新町。
桜山温泉センターは県境近くにあり、すぐ下が埼玉県北部。長瀞町があるあたりです

新町駅からバスに乗って、センターを目指します。

目的地に近づくにつれて車窓に緑が多くなってきます。
約30分でバス亭「桜山温泉センター前」に着きました。
川と山。自然いっぱいの場所。
帰りのバスの時刻をチェックします。ご覧のとおり1時間に1本以下の運行本数。時間に気を付けなければなりません。

バス亭から案内看板に従って山の方へ歩きます。

見えてきました。意外にも?ちょっとしゃれた建物。それが3棟。

離れた場所から桜山温泉センターを眺めました。山の懐に抱かれて、という表現がしっくりくる施設。
私の中の大衆演劇場「秘境劇場リスト」に登録するのにじゅうぶんな環境。

センター敷地に「浄法寺農村公園」という緑にあふれた公園が隣接しています。
ひとしきり外観を確認していざ館内へ。
入館料
大人1日券1,200円
大人1日券と観劇がセットで1,000円
ん?セットの方が安い?
受付の方に、観劇した方が安いんですか?と尋ねるとそうですと事も無げな回答。
この料金設定の意図やいかに。あまりにも観劇する人が少ないために、芝居を盛り上げるためにも観劇客動員をはかっているのだろうか。うーん、謎だ。
観劇料金が別途かかるセンターならたくさんありますが、安くなる場所があるなんて。

案内図
ロビーが1階。2階に上がって左が大広間(演劇会場)、右が温泉。

観劇セットにするとこのようなリボンとカードを渡されます。どうやら観劇申込みした人かどうかを見分けるためのものらしい。演劇会場の入口にも「誠に恐れ入ります。観劇入館でないお客様の見学はかたくお断り致します…」と書かれています。
なぜここまでして入場制限に気をつかっているのだろう。

ここが大広間。
この日はお客さんがほとんどいなくて閑散としていました。

アングルを変えて、右前方から左後方の眺め

またアングルを変えて、後方の照明機材。
食事が出てくるカウンターが見えます。
各種定食、そば、うどん、ラーメン、カレーライスなどを注文できます。
開演時間が近づきました。
大広間の後方すみっこの席にに7,8人の浴衣を着た高齢のご老人が座っています。芝居を見に来たというより食事しにきたという風情で仲間と語らうこともなくめいめいが箸をゆっくり動かしています。
あと後方に1,2組のお客さんがいたでしょうか。大広間の前方にいるのは私だけ。芝居を一生懸命見ようとしているのもおそらく私だけ。
どんな状況でも手を抜かないのが旅役者のプライド。
幕が開き、お芝居が始まりました。
お芝居60分、30分休憩をはさんで舞踊ショー60分というプログラム。

舞踊ショー。
舞踊ショーが終わって劇団員の送り出し。が、座長は出てきていませんでした。まあこの状況ではサービス精神が減退してしまうのはわかりますが…。でもやっぱり出てきましょうよ、座長。

この大衆演劇場の欠点。それは暗転ができないこと。ごらんのとおり後方の明り取り窓にはカーテンはなく、外の明かりを常に取り込んでいます。
このあと浴場へ。温泉センターというだけあってとても気持ちいい。

2階には立派なカラオケルームもありました。

フロント前に売っていた服。
ピンクの服「カラオケドレス 舞台によく映えます 安い!!!! 早い者勝ちです…!! ¥4500」
黒い服「カラオケ・結婚式にステキです 上¥7500 下¥3500」
ふだんあのカラオケルームでどのような光景が繰り広げられているのか。

出入り口を出てすぐ右、敷地内に「ふるさと市」という地元農家が作った野菜等の直売所がありました。バスの時間までここで時間つぶし。きさくなおばちゃんから梅干しと野菜を少し買いました。自家製梅干しとても美味しかったです。
北関東の大衆演劇はどこも興味深いです。
ここもまた思い出に残る大衆演劇場でした。
(2011年探訪)