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まんてん星の湯 三国館 日帰り遠征レポート

まんてん星の湯 三国館 日帰り遠征レポート

群馬県猿ヶ京温泉にある三国館というホールでは年に数ヶ月大衆演劇公演が行われています。
2019年6月三国館にのったは劇団あやめ。私の推しの劇団です。

劇団あやめの主たる活動地域は九州と関西。
群馬県での公演は初めてとのこと。
今こそ関東地方の大衆演劇ファンに劇団あやめの存在をアピールする時。

東京から日帰り遠征した私の体験を交えながら
三国館での観劇をガイドさせていただきます。

三国館は「まんてん星(ぼし)の湯」という日帰り温泉施設のとなりにあります。
この二つの施設は同時に出来た双子のようなものです。
ネットで交通経路を検索する場合は、目的地は三国館よりまんてん星の湯とした方がよいかもしれません。

【注:以下の旅程や時間は2019年6月の平日のものです。土日は時刻表が変わります。】

以下は、仮に東京駅を起点として三国館を目指した場合の、手段と時間・費用の比較です。

手段A:自分で車を運転 ・・・ 約2時間40分

手段B:新幹線を利用 ・・・ 約1時間40分~2時間 片道 6,270円

手段C:JR普通電車を利用 ・・・ 約3時間50分 片道 3,470円


手段A【車】について

お車をお持ちの方は、体調に問題なければ車移動がよいでしょうか。
自家用車がなくても、2名以上で行くならレンタカーを借りて行った方が電車より安いでしょう。
検索サイトでは、仮に東京駅を起点としますと2時間40分ですが、
関越自動車道練馬入口を起点としますと2時間10分かかるという結果がでています。

手段B 【新幹線】について

上越新幹線の上毛高原駅で降りてバスで猿ヶ京温泉に向かいます。
上毛高原駅に停まる新幹線やバスの本数があまり多くないので、旅程が必然的に絞られます。

8:04 東京駅発 新幹線Maxたにがわ403号 - 9:21上毛高原駅着
9:32 上毛高原駅バス停発 関越交通バス猿ヶ京行き - 10:06 まんてん星の湯バス停着
このコースがおすすめです。まんてん星の湯の開館時間(10時)着後に着きますのでお風呂や食事もゆっくり楽しめます。

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上毛高原駅の改札はひとつ。この改札を出て右側の東口に出ます。

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東口を出るとすぐバス停が見えます。バス停乗り場は1・2・3とみっつあります。
一番後ろの3番乗り場に猿ヶ京行きバスが来ます。バスはここが始発ではないので定刻より遅れて到着することもあるかもしれません。

手段C 【普通電車】について

経費をおさえたい方や旅気分をたくさん味わいたい方は鈍行列車を使用しましょう。
ただし早起きしなければなりません。
8時16分高崎着の上野東京ライン高崎行きに乗りましょう。
この電車の主要駅到着時間は、5:53横浜-6:11品川-6:20東京-6:52大宮-8:16高崎 です。
高崎駅で8:24発 JR上越線水上行に乗り、9:18後閑(ごかん)駅下車。
後閑駅で9:22発のバスに乗ります。乗り換え時間が4分しかありませんが心配無用。

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ホームに降りるとすぐ改札があって、改札を出た広場に猿ヶ京行きバス乗り場があります。乗り換え時間は1分あれば大丈夫。
これが手段Bのおすすめコースで書いたのと同じバスで、10:06 にまんてん星の湯下バス停に着きます。

この時間はあまりにも早すぎるのであれば、もちろん別の旅程も組めます。まんてん星の湯下バス停に11:12に到着する便、12:02に到着する便があります(これは平日バスダイヤです。土日はこの時間とは異なります)。
今回レポートした時間はあくまで一例にすぎませんので、実際お出かけの際は必ずネットで路線検索して調べるようお願いします。

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バスの車窓。
赤谷湖が見えてきたら猿ヶ京はすぐそこ。バスの左手車窓から赤谷湖の上にあるまんてん星の湯の施設が見えました。

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まんてん星の湯下バス停下車。
この写真の正面に見える階段を上ると、そこはもうまんてん星の湯の敷地です。

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車で来た場合はここから駐車場に入ります。

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左に見えるのが大衆演劇公演が行われる三国館。
右に見えるのが日帰り温泉施設 まんてん星の湯。

観劇だけだと1,800円。
観劇と入浴セット券は2,000円。
せっかくここまで来たのだから温泉も楽しんで帰りましょう。

まんてん星の湯の建物に入ります。

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入口に入るとコビー。その目の前に食事処があります。その上に垂れ幕がいくつかぶら下がっている。
「でんでこ座三国館 笑いあり涙ありの大衆演劇 豪華絢爛の舞踊ショー」という幕もある。
三国館は「でんでこ座」と付けるのが正式名称らしい。

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ロビー右手に靴箱とフロント。
靴を靴箱に入れて、フロントで靴箱の鍵を渡します。
料金を支払い観劇チケットと受付票を受け取ります。
受付票にはバーコードが表示してあって、食事所ではバーコードで精算できます。
なお、入浴&観劇セットは6時間制。10時15分に入館した場合は、16時15分までに退館しなければなりません。
大衆演劇公演は15時15分頃には終わりますので芝居を見てからまたお風呂に入る時間はありますね。
貸しタオルは有料です。荷物にならなければタオルを持参しましょう。

三国館で行われる大衆演劇は、12時30分開場、13時開演です。

それまでまんてん星の湯でくつろぎましょう。

お風呂は1階にあります。
源泉掛け流しの温泉。露天風呂は広々としていて赤谷湖を見下ろす景色がいい。
内湯にはぬる湯があるのがうれしい。ゆっくりお湯に浸かれます。サウナもあります。

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2階にある休憩所。眺めがよいです。

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1階にもごろごろくつろげるスペースがあります。

1階にはマッサージマシンがたくさん置いてある。私の好きな「あんま王Ⅱ」

お風呂→食事→マッサージマシン と施設をのんびり過ごしているうちに三国館の開場時間になりました。

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三国館入口

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受付でチケットをもぎってもらいます

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三国館は収容人数約350名の大ホール。
大衆演劇の公演場所としてはかなり大きいハコ。

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1階客席

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2階席もあります

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2階席から見た舞台

13時に劇団あやめの公演が始まりました。
第1部芝居 第2部舞踊ショー

この日の芝居は「天竜親恋笠」
お客さんが30人くらいだったけれど、この大きなホールに散らばって座っている。
姫猿之助座長はいつも以上に、ゆっくりと大きな所作で演技しているように見えました。
いつ見ても猿之助座長の表現力には感嘆します。自分が役者だったら猿之助座長の立ち位置の取り方とか目線の動かし方とかかなり勉強になるのではないかと思う。

第二部は舞踊ショー。
劇団あやめの派手な衣装は、小さい劇場では窮屈に見える。空間的余裕がある方が見映えがする。相舞踊は広い舞台ならではののびのびとした感じがよかった。恒例の巨大な敵も存分に動き回っていました。
初音きららさんのバク転もやりやすそう。
少ない人数にもかかわらずこの広いホールの舞台をここまで華やかに盛り上げるとはさすが劇団あやめだ。
劇団あやめは公演中の写真撮影NGなので公演の様子は本ブログでは紹介できません。
でもあやめの舞踊ショーは、カメラのファインダーごしに見たら迫力が半減以下になってしまうので、写真NGでもあまり残念な気がしない。

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送り出しの写真撮影&ネットへのアップはOK。
集合写真を撮影させていただきました。

かなり貴重な機会と思われる劇団あやめの群馬公演。
皆さまもぜひ三国館の大きなホールで劇団あやめの存在感あふれるパフォーマンスを楽しんでください。

(2019年6月探訪)

大自然に囲まれた温泉街に登場した大ホール 「三国館」

群馬猿ヶ京温泉街で大衆演劇の公演を行っているという。
私は今から15年以上まえに旅行で猿ヶ京を訪れていますが、当時はそのような施設はありませんでした。

15年前の猿ヶ京温泉の記憶のイメージは、自然にあふれたのどかなひなびた温泉街。
あそこで大衆演劇?いったいどのような客層なのだろう?
十数年ぶりにかの地へ向かいました。

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上越新幹線「上毛高原」駅からバスで猿ヶ京へ。
もうじき猿ヶ京というところで車窓を眺めると、なにやら新しげな大きな施設が。あれが目指す建物であろう。

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猿ヶ京に着きました。緑が多く山の空気が気持ち良い。
大自然の中に大きな建物がふたつ。

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日帰り温泉施設「まんてん星の湯」に着きました。

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右の建物が温泉施設。
左の建物が多目的ホールの三国館。大衆演劇はこのホールで行われます。

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温泉施設に入りました。とってもキレイ。
平成15年オープンとのこと。

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もともと江戸時代から三国街道沿いの温泉地として賑わっていた場所が、昭和33年のダム建設に伴い水没してしまった。温泉街を現在の場に移したのが猿ヶ京温泉の始まりだとか。まんてん星の湯から見えるこのダムによる人造湖赤谷湖の底には昔の温泉街が沈んでいます。

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温泉を出て多目的ホール三国館へ移動。
三国館の廊下に名誉館長嘉島典俊の肖像画がありました。大衆演劇界で「チビ玉」として人気のあった方のようですが、私は大衆演劇ファン歴が短いので知りませんでした。。。

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ホール2階席より。350名収容です。

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1階前方から見た後方。どこから見てもキレイです。

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2階席

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この日は「与ろず劇」の公演。
写真は三代目座長中村鷹丸。

このホールにしてはお客さんの数は少なくさみしかったけれども、地元の常連さんが多くとてもアットホームな雰囲気でした。与ろず劇の芝居も親しみが持ててよかったです。
プロフィール

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Author:notarico
東京在住。大衆芸能(大衆演劇、落語、浪曲、講談等)が好きです。特に大衆演劇の世界に興味をもっています。
twitterアカウント:notarico

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