WIKIレンタル 大衆演劇探訪記 茨城・岩瀬城総合娯楽センター
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多くの方の支えとともに 敬老の城 「岩瀬城総合娯楽センター」

311の大震災は多くの大衆演劇場に大打撃を与えました。
被災地付近で公演していた劇団が気になっていましたが、岩瀬城総合娯楽センターで公演していた駒澤輝龍のブログの写真()を見てびっくりしました。天井も落ちて会場がめちゃくちゃになっています。しばらく営業再開は難しいだろうなと思っていたら、4月1日から営業を始めると知って、またびっくりしました。

震災から4か月後の7月に岩瀬城総合娯楽センターを訪ねました。


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茨城県桜川市。国道50号線を北に曲がると、岩瀬城があるという山が見えます。

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途中にある看板。

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公道から岩瀬城の敷地に入るにはここを右折します。はじめわからずに通り過ぎてしまいました。

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敷地に入ってからもしばらく進みます。
車1台くらいしか通れない狭い急坂もあります。

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登りつめたところに目指す建物がありました。

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岩瀬城の敷地からの眺め。山の高いところに来た実感がします。

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入口

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ロビー。右奥が受付。一番安い基本料金は2600円。お弁当代(お酒orジュース1本付き)も含まれています。
受付にとても感じのよいおねえさんがいらっしゃいました。大衆演劇場の受付がおねえさんというのはうれしいですね。おそらくこのおねえさんが岩瀬城のブログを書いている方なのでしょう。このブログ、岩瀬城の四季折々のイベントをフレンドリーに綴っていてとてもほっこりします。

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おそらく震災から間もない頃、岩瀬城が復活した際に掲示されたのだろう貼り紙。勝手ながらこのメッセージを転記させていただきます。
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岩瀬城も踏ん張ります!!
この度の「東北地方太平洋沖地震」で被災された方々に心からお見舞い申し上げますと同時にお客様及びご家族のご無事をお祈りしております。
岩瀬城もこの地震の影響で3/12~3/31までの休館を余儀なくされました。岩瀬城の大ホールが崩壊したのです!!
電気もなく水もない、燃料調達も非常に難しいという現状にただただ涙ばかりでした。でも、会長に社長は負けませんでした!!毎日寝ずに、業者集めをし、復旧を成し遂げました。スタッフももちろんカッパを着ながら協力しました。そう、沢山の業者さん、スタッフ‥そして物資を届けてくれるお客さんに助けられ、支えられどうにか20日間の休館だけで立ち上がれたのです!!
どうぞ、明るい未来を信じて‥皆様も踏ん張ってください!!憩いの場所「岩瀬城」もそんな踏ん張る人の少しでもお役に立ちたい!!って気持ちで負けずに頑張ります!!「岩瀬城の復活待ってたよ」って声を心の支えにいつまでも。
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岩瀬城がいいかにかかわっている方々とのつながりを大切にしているのか、いかに多くの方から愛されているのかが伝わってくるような内容です。

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館内に貼り紙を見ていればここのモットーが一貫して「ご老人を大切にする」「ご老人のための娯楽場」であることがわかります。

壁に「財界とちぎ」という雑誌の記事が貼ってありました。
岩瀬城総合娯楽センターについてのインタビュー記事です。
古い記事のようですが(出版年不明)以下のようなことが書かれています。
工務店を経営していた現会長が、新たな事業として始めた。土地を購入して造成し昭和60年に岩瀬城総合娯楽センターがオープン。会長いわく「遠い祖先が残した足跡を振り返り感謝する気持ちと、戦前戦後にがんばってきた方々に楽しんでいただきたいという気持ちを込めて」この施設を建設した。

インタビューの最後には、若い世代にも大衆演劇を見てもらって現代社会で忘れ去られつつある日本人が大切にしてきた人間関係を伝えたい、との社長のメッセージがありました。

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茨城県有数の桜の名所なんですね。ブログにも見事な桜の写真がアップされていました。

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基本料金には入浴代も含まれています。改装したばかりというお風呂。檜・松・杉の木を使っているとのことで木の香りでいっぱいです。緑にかこまれていて光にあふれとても気持ちの良いお風呂でした。

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通りすがりに見えた宿泊室。ここは宿泊観劇コースもあります。

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ショー・芝居が行われる大広間。

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緞帳。「贈 名古屋鈴蘭南座」とあります。岩瀬城と鈴蘭南座にどのような関係が?

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花道

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左手後方、飲食物を注文できるところ。

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酒のつまみもいろいろあります。車で来ていなかったらかるく酒盛りできたのに…残念。

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舞台と反対側にある物販コーナー。

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団体ではない一般のお客さんの席は自由。座を定めるとお茶セットを用意してもらえます。

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これが公演スケジュール。

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公演前に歓談するお客さん。

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お弁当。このお米も岩瀬城の会長の田んぼで作っているみたいです。

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「お客様の時間」1曲200円でカラオケができます。1日~5日は無料だとか。

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舞踊ショー

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岩瀬城名物?の黒糖まんじゅう。これが美味しい!行ったら是非おみやげに買いましょう。

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帰り専用道路。まさに城のよう。

大衆演劇という芸能文化は時代のニーズによって常に変化しています。今回は、大衆演劇が昔ながらのありようで現在の日本人の暮らしやこころとともに息づいていることを見ることができた訪問でした。
日本人の心のふるさととしていつまでも岩瀬城で大衆演劇が続くことを願っています。
(2011年7月)
プロフィール

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Author:notarico
東京在住。大衆芸能(大衆演劇、落語、浪曲、講談等)が好きです。特に大衆演劇の世界に興味をもっています。
twitterアカウント:notarico

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