WIKIレンタル 大衆演劇探訪記 茨城・あずま健康センター
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劇団京弥 白富士つばさ 4ヶ月遅れの誕生日公演 @あずま健康センター 2011.7.10

劇団京弥の白富士つばさの誕生日は3月14日。
その誕生日公演が3月13日に郡山の東洋健康センターで行われる予定でした。

3月11日に東洋健康センターは甚大な被害を受けました。
劇団員のブログによると、客席も楽屋も天井が落ちて、劇団は荷物を置いて市川良二座長のいる川越湯遊ランドへ避難したとのこと。
数日後に東洋健康センターの従業員の方が埋もれた道具のうち取り出せるものをトラックに積んで川越に送ってくれたそうです。
それから劇団京弥は良二座長の劇団千章と6月まで合同公演。7月から劇団京弥の単独公演復活、そして流れてしまった白富士つばさの誕生日公演も4ヶ月遅れで開催されることになりました。

7月10日にあずま健康センターへ誕生日公演の夜の部を観に行きました。

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横断幕

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昼の部のお芝居の方が誕生日公演としてはメインだったのだと思いますが、夜の芝居が「へちまの花」と聞いて夜の部を観に行きました。僕は「へちまの花」がとても好きで、早稲田大学演劇博物館まで曾我廼家五郎の戯曲原作を読みに行ったことがあります。しかも僕は劇団京弥のお芝居が好きなので大変楽しみにしていました。

とてもいいお話なのですが原作の欠点は話のきっかけに無理があるところ。どの劇団もこの芝居をやるにあたって出だしは原作とは違う脚色をしていると思いますが、京弥の芝居はそこはうまく処理していました。だがそれ以降が残念・・・。この話は喜劇でありながらジーンと目頭が熱くなるところがいいいのだけれども、脚色・演出が原作の良さを消してばかり。これほど感動のないお芝居になってしまうとは思いませんでした。

芝居は残念でしたが、舞踊ショーは大変充実していました。
こんなにも白富士つばさのショーを堪能できるのはファンとしてうれしい限り。

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ひなちゃんとの舞踊とても良かった。
個人的には洸との相舞踊も見たかった。

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ラストショー 「王朝絵巻」

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ショーが終るとつばさの挨拶がありました。
昼の部では感極まってしまったとのことでとてもあっさり終ってしまって残念。

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誕生日ケーキの前で。カメラを構えていたらピースしてくれました。

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終演後誕生日オリジナルグッズがたくさん配られました。
ひなちゃんも投げていました。

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一番前の席にいたのでたくさんgetできました。
ティッシュ、あめ、石鹸、入浴剤、タオル、大入り袋。
大入り袋を投げるなんてめずらしいですね。さて中身は何だったでしょうか。

マイカー観劇客が集うセンター 「あずま健康センター」

茨城県から東京に通勤している人もたくさんいるので、茨城県の南部の方であれば日帰りで大衆演劇を観にいくのは無理はないだろう、と思って茨城県稲敷市にある「あずま健康センター」を探訪する計画をたてました。
最寄の鉄道駅は成田線の下総神崎駅。最寄駅と言ってもあずま健康センターまでは8.5kmもあります。
センター劇場が鉄道駅から遠いのは珍しいことではない、というかその方が多いので、じゃバスの時刻も調べよう、などと思ったら、なんと路線バスも送迎バスも走ってないではないか。
どうも公共交通機関で目的地に行くにはそれなりのタクシー代を覚悟しなければならなそうなので、レンタカーを借りることにしました。

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国道を走っていると、あずま健康センターの看板が。

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右折してまもなくあずま健康センターが見えました。
ごらんのとおりのんびりした風景の中にあります。

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ホームページもないし、あんまり「経営してる感」のない雰囲気の場所なのかなあと思いきや、結構立派な施設でした。
HPがない=団体客がメインでセンターが送迎バスで迎えに行く、という勝手な図式的イメージを持っていましたがそういうわけではなく、駐車場には自家用車がたくさん。
団体で予約すれば送迎してくれるというサービスもあるようですが、「個人で自家用車で」来るお客さんがメインなのでしょうか。自分としては大衆演劇を観に来たのに酒が飲めないなんてさみしい限りです。

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劇場。広いです。人口が多いとはいえない地域にあると思うのですが、この日のお客さんの入りはなかなか。

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舞台。

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このように舞台からせり出している半島のような舞台部分を業界用語では何というのでしょうか。

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もちろんしっかりお酒を売っていますが自分は車で来たので飲めないのがくやしい。

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劇場の外の売店にいろんな劇団のグッズが売っていました。こういうのは珍しいですね。

2階には広々としたリラクゼーションルームがありのんびりくつろげそうな施設です。
お風呂はなぜか露天風呂がえらいぬるい。
「なつかしい母の匂い」の実母散浴剤が入った漢方湯が確かにノスタルジーな気分にさせられて気に入りました。

入館料は2100円だったようですが値下げしたらしく半額の1050円で運営しているようです。この立地で2100円とは強気な料金設定にしたものだと思います。半額で妥当ではないでしょうか。

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車で20分くらいのところに「あみプレミアムアウトレット」があります。プレミアムアウトレットは関東には他に御殿場と佐野の2箇所しかありません。せっかくなのでたくさん買い物をして帰りました。
(2011年1月)
プロフィール

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Author:notarico
東京在住。大衆芸能(大衆演劇、落語、浪曲、講談等)が好きです。特に大衆演劇の世界に興味をもっています。
twitterアカウント:notarico

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