着けば楽園 帰りはタイヘン 瓦の町の大衆演劇場 「安田温泉やすらぎ」
着けば楽園 帰りはタイヘン 瓦の町の大衆演劇場 「安田温泉やすらぎ」
今回レポートするのは
新潟県にある常打ち大衆演劇場、「安田温泉やすらぎ」内にある「劇場 かわら座」です。
主に東京大衆演劇協会の団体が乗っている劇場です。
次のとおり3項目に分けて掲載します。
・安田温泉やすらぎ編
・劇場かわら座編
・交通アクセス編
■安田温泉やすらぎについて

安田温泉やすらぎは新潟県阿賀野市にあります。
2004年に阿賀野市が誕生する前の住所は安田町でした。
おおまかな場所は地図のとおり。
はっきり申せば田舎にあります。
かなり交通に不便な場所です(詳細は交通アクセス編で)

まわりにはの農地が広がっており、遠くに峰々が見えます。
真冬は視界は一面の雪景色になります。

(館内で放映されていたVTR映像)
近くには瓦を製造する工場がいくつかあります。
この辺りは江戸時代から瓦作りがさかんで、安田瓦は全国三大瓦の産地のひとつだそう。
いろんな瓦作品を見学できる「やすだ瓦ロード」という散策コースもあります。

安田温泉やすらぎ入口付近

2階建てで横に長い建物。
そもそも「安田温泉やすらぎ」はいかなる施設なのか。
各所には「保養センター・ホテル」と表記されています。
保養センターというのはあまり馴染みのない名称ですが、
宿泊施設付き健康ランドと思っていただければよいでしょう。
営業時間は9:30~22:00

入口

建物入ってすぐの靴箱に靴をしまいます。
続いて自動販売機でチケットを買います。
奥の受付で靴箱の鍵とチケットを渡します。

料金案内掲示
日帰り入浴料金は800円です。
大衆演劇や岩盤浴は別料金となります。
日帰り入浴と観劇のセット券は2,160円。
お風呂に入らずに観劇のみの券もあるようです。1,700円

1階に食事が出来る広間があります。
この写真は朝に撮ったので人がいませんが、休日昼間はかなり賑わっています。

食事提供口、下膳口

※食事の仕方
1.自動販売機で食券を購入
2.食券と番号札を交換
3.食事ができると放送で呼び出しがかかる

売店でも食材や飲料を買えます。

売店の店先にはいろんなつまみが並んでいる。
メインのお楽しみはもちろんお風呂。
1階奥に浴場があります。
内湯と露天風呂があり、露天風呂が「安田温泉」となっています。
安田温泉は琥珀色に濁っていてしょっぱい。ナトリウム他の成分がたくさん入っているのだろうなと思わせる保養所らしいお湯です。
2階にも浴場はありますが温泉ではありません。宿泊室の近くにあり宿泊客に便利なお風呂です。
2階には秋田の玉川温泉の北投石を使用した岩盤浴もあります。私は岩盤浴も体験しました。汗がたくさんでて気持ちよかったです。
安田温泉やすらぎでは宿泊することもできます。

私が宿泊した2階の客室
とても清掃が行き届いてます。
安田温泉やすらぎの館内はどこもキレイ。

夕食
部屋食でした。

朝食
朝食開場は1階の広間です。
■劇場かわら座について
大衆演劇場かわら座は2階にあります。
月~金は昼の部のみ(12:30開場、13:00開演)
土日祝は昼と夜(夜は17:30開場、18:00開演)

日帰り入浴をしない観劇利用のみのお客さんのための券売機

劇場かわら座入り口。
スタッフにチケットを渡します。

かわら座内部

長テーブル&座布団

指定席には座椅子が置かれている

舞台前方
広い舞台です。

花道

後方
過去公演の劇団のポスターがずらりと並んでいます。
座布団と椅子席もあります。

黒板に座員連盟が書いてあります。
この黒板に味わいがあって好きです。

場内の至るところに観劇時の注意事項の貼紙が。
こんなに注意貼紙が多い劇場も珍しい。

大入りになると点灯する提灯

公演中の様子
さて、かわら座公演については、いろんな劇団からの噂を耳にしていました。
とにかく平日のお客さんが少ないと・・・。
客席に社長とその奥さんしかいないこともあるなどと言っていた劇団さんがありました。
私が訪ねた2回とも土日でそれなりにお客さんが入っていました。ただ、地元の常連さん同士が「いつもは3,4人しかいないのに今日はたくさん入っているね」のような会話をしているのは聞こえました。
やっぱり立地が悪すぎるのでしょうか。。。
■交通アクセスについて
やすだ温泉やすらぎのお客さんのほとんどは自家用車で来ていると思います。
大衆演劇観劇のために自家用車以外の手段で行くにはどうすればよいのか?
まず「土日・祝日」は送迎バス(有料)を利用しましょう。
新潟駅南口10:30発 やすらぎ11:15頃着
やすらぎ16:30発 新潟駅南口17:30頃着
ただし行きも帰りも予約したお客さんが揃い次第出発するので、ギリギリの時間に行くのではなく早めにバスに乗り込むとよいでしょう。

新潟駅南口遠景
送迎バス乗り場はこのあたり

ここにやすらぎの送迎バスが停まります
乗るときか降りるときに、運転手さんが料金箱かわりのペットボトルを持っていますのでそこに運賃を入れます(私が利用した際は300円でした)。
大事なのは前日までに予約をすることです。
私はうっかりそのことに当日まで気づかず困ったことがあります。
またやすらぎのホームページには送迎が「期間限定サービス」と書かれている(ただしその期間についての言及はない)ところも気になる。
問題は平日です。

やすらぎの前にもバス停はありますが、ご覧のとおり本数が少ない。
それでも「行き」の場合はなんとかなります。
新潟から信越本線に乗り新津駅で乗り換えて羽越本線2駅目に水原(すいばら)という駅があります。
水原駅の近くに市営バスの「五頭タクシー前」というバス停があります。
寺社線というバスで「五頭タクシー前」9:20発、「安田温泉やすらぎ前」9:52着というバスがあります。
また市営バスの大室線でも水原駅近くから「庵地(五十嵐瓦工業前)」バス停に10:13に着くバスがあります。庵地から安田温泉まではすぐです。
問題は帰り。上記路線の上り最終がえらく早く、大衆演劇を見ていたら終わってしまう。
(大室線は15:43で、大衆演劇が長引かなければ可)
ちなみやすらぎから水原駅までは約7.5km
タクシーで3,000円はかかるでしょう。
この出費をおさえたい場合はどうするか。
高速バスを利用するというのが残された手段です。
やすらぎから約3mのところに、高速バス「安田インター前」のバス停があります。
平日 安田インター前 17;48発 新潟駅前 18:37着
土日 安田インター前 16:18発 新潟駅前 17:07着
これに間に合えばバス代580円で済みます。
やすらぎから安田インター前まで普通に歩けば45分くらいかかるでしょう。
この区間のみタクシーを利用するという手もあります。
私ははじめて安田温泉を訪ねた際、前日までの送迎予約を忘れていました。
当日朝連絡すると、行きはたまたま別のお客さんの予約があったので一緒に乗せてくれるとのこと。
帰りは予約がなかったので運行しませんとのことでした。日曜日なのに、送迎バス利用のお客さんがいないなんて・・・
この日、タクシーを使いたくない私は、大衆演劇昼の部終了後、安田温泉から安田インター前バス停まで雪景色をみながら早歩き&小走りで向かいました。

ここが安田インター前バス停。待合室があります。
ここにバスが来る4分前の16:14に着きました。
安田温泉やすらぎは、館内はキレイでスタッフも親切で心地良いのですが、不便な立地だけが残念です。
上記の情報は2018年の私の旅記録をもとにした情報です。
新潟県外から平日にここを訪ねようとしている方がいらっしゃいましたらくれぐれもよく下調べをしてください。
土日祝に行く場合も前日までの送迎予約をお忘れなく。
(2018年探訪)
今回レポートするのは
新潟県にある常打ち大衆演劇場、「安田温泉やすらぎ」内にある「劇場 かわら座」です。
主に東京大衆演劇協会の団体が乗っている劇場です。
次のとおり3項目に分けて掲載します。
・安田温泉やすらぎ編
・劇場かわら座編
・交通アクセス編
■安田温泉やすらぎについて

安田温泉やすらぎは新潟県阿賀野市にあります。
2004年に阿賀野市が誕生する前の住所は安田町でした。
おおまかな場所は地図のとおり。
はっきり申せば田舎にあります。
かなり交通に不便な場所です(詳細は交通アクセス編で)

まわりにはの農地が広がっており、遠くに峰々が見えます。
真冬は視界は一面の雪景色になります。

(館内で放映されていたVTR映像)
近くには瓦を製造する工場がいくつかあります。
この辺りは江戸時代から瓦作りがさかんで、安田瓦は全国三大瓦の産地のひとつだそう。
いろんな瓦作品を見学できる「やすだ瓦ロード」という散策コースもあります。

安田温泉やすらぎ入口付近

2階建てで横に長い建物。
そもそも「安田温泉やすらぎ」はいかなる施設なのか。
各所には「保養センター・ホテル」と表記されています。
保養センターというのはあまり馴染みのない名称ですが、
宿泊施設付き健康ランドと思っていただければよいでしょう。
営業時間は9:30~22:00

入口

建物入ってすぐの靴箱に靴をしまいます。
続いて自動販売機でチケットを買います。
奥の受付で靴箱の鍵とチケットを渡します。

料金案内掲示
日帰り入浴料金は800円です。
大衆演劇や岩盤浴は別料金となります。
日帰り入浴と観劇のセット券は2,160円。
お風呂に入らずに観劇のみの券もあるようです。1,700円

1階に食事が出来る広間があります。
この写真は朝に撮ったので人がいませんが、休日昼間はかなり賑わっています。

食事提供口、下膳口

※食事の仕方
1.自動販売機で食券を購入
2.食券と番号札を交換
3.食事ができると放送で呼び出しがかかる

売店でも食材や飲料を買えます。

売店の店先にはいろんなつまみが並んでいる。
メインのお楽しみはもちろんお風呂。
1階奥に浴場があります。
内湯と露天風呂があり、露天風呂が「安田温泉」となっています。
安田温泉は琥珀色に濁っていてしょっぱい。ナトリウム他の成分がたくさん入っているのだろうなと思わせる保養所らしいお湯です。
2階にも浴場はありますが温泉ではありません。宿泊室の近くにあり宿泊客に便利なお風呂です。
2階には秋田の玉川温泉の北投石を使用した岩盤浴もあります。私は岩盤浴も体験しました。汗がたくさんでて気持ちよかったです。
安田温泉やすらぎでは宿泊することもできます。

私が宿泊した2階の客室
とても清掃が行き届いてます。
安田温泉やすらぎの館内はどこもキレイ。

夕食
部屋食でした。

朝食
朝食開場は1階の広間です。
■劇場かわら座について
大衆演劇場かわら座は2階にあります。
月~金は昼の部のみ(12:30開場、13:00開演)
土日祝は昼と夜(夜は17:30開場、18:00開演)

日帰り入浴をしない観劇利用のみのお客さんのための券売機

劇場かわら座入り口。
スタッフにチケットを渡します。

かわら座内部

長テーブル&座布団

指定席には座椅子が置かれている

舞台前方
広い舞台です。

花道

後方
過去公演の劇団のポスターがずらりと並んでいます。
座布団と椅子席もあります。

黒板に座員連盟が書いてあります。
この黒板に味わいがあって好きです。

場内の至るところに観劇時の注意事項の貼紙が。
こんなに注意貼紙が多い劇場も珍しい。

大入りになると点灯する提灯

公演中の様子
さて、かわら座公演については、いろんな劇団からの噂を耳にしていました。
とにかく平日のお客さんが少ないと・・・。
客席に社長とその奥さんしかいないこともあるなどと言っていた劇団さんがありました。
私が訪ねた2回とも土日でそれなりにお客さんが入っていました。ただ、地元の常連さん同士が「いつもは3,4人しかいないのに今日はたくさん入っているね」のような会話をしているのは聞こえました。
やっぱり立地が悪すぎるのでしょうか。。。
■交通アクセスについて
やすだ温泉やすらぎのお客さんのほとんどは自家用車で来ていると思います。
大衆演劇観劇のために自家用車以外の手段で行くにはどうすればよいのか?
まず「土日・祝日」は送迎バス(有料)を利用しましょう。
新潟駅南口10:30発 やすらぎ11:15頃着
やすらぎ16:30発 新潟駅南口17:30頃着
ただし行きも帰りも予約したお客さんが揃い次第出発するので、ギリギリの時間に行くのではなく早めにバスに乗り込むとよいでしょう。

新潟駅南口遠景
送迎バス乗り場はこのあたり

ここにやすらぎの送迎バスが停まります
乗るときか降りるときに、運転手さんが料金箱かわりのペットボトルを持っていますのでそこに運賃を入れます(私が利用した際は300円でした)。
大事なのは前日までに予約をすることです。
私はうっかりそのことに当日まで気づかず困ったことがあります。
またやすらぎのホームページには送迎が「期間限定サービス」と書かれている(ただしその期間についての言及はない)ところも気になる。
問題は平日です。

やすらぎの前にもバス停はありますが、ご覧のとおり本数が少ない。
それでも「行き」の場合はなんとかなります。
新潟から信越本線に乗り新津駅で乗り換えて羽越本線2駅目に水原(すいばら)という駅があります。
水原駅の近くに市営バスの「五頭タクシー前」というバス停があります。
寺社線というバスで「五頭タクシー前」9:20発、「安田温泉やすらぎ前」9:52着というバスがあります。
また市営バスの大室線でも水原駅近くから「庵地(五十嵐瓦工業前)」バス停に10:13に着くバスがあります。庵地から安田温泉まではすぐです。
問題は帰り。上記路線の上り最終がえらく早く、大衆演劇を見ていたら終わってしまう。
(大室線は15:43で、大衆演劇が長引かなければ可)
ちなみやすらぎから水原駅までは約7.5km
タクシーで3,000円はかかるでしょう。
この出費をおさえたい場合はどうするか。
高速バスを利用するというのが残された手段です。
やすらぎから約3mのところに、高速バス「安田インター前」のバス停があります。
平日 安田インター前 17;48発 新潟駅前 18:37着
土日 安田インター前 16:18発 新潟駅前 17:07着
これに間に合えばバス代580円で済みます。
やすらぎから安田インター前まで普通に歩けば45分くらいかかるでしょう。
この区間のみタクシーを利用するという手もあります。
私ははじめて安田温泉を訪ねた際、前日までの送迎予約を忘れていました。
当日朝連絡すると、行きはたまたま別のお客さんの予約があったので一緒に乗せてくれるとのこと。
帰りは予約がなかったので運行しませんとのことでした。日曜日なのに、送迎バス利用のお客さんがいないなんて・・・
この日、タクシーを使いたくない私は、大衆演劇昼の部終了後、安田温泉から安田インター前バス停まで雪景色をみながら早歩き&小走りで向かいました。

ここが安田インター前バス停。待合室があります。
ここにバスが来る4分前の16:14に着きました。
安田温泉やすらぎは、館内はキレイでスタッフも親切で心地良いのですが、不便な立地だけが残念です。
上記の情報は2018年の私の旅記録をもとにした情報です。
新潟県外から平日にここを訪ねようとしている方がいらっしゃいましたらくれぐれもよく下調べをしてください。
土日祝に行く場合も前日までの送迎予約をお忘れなく。
(2018年探訪)