紀伊勝浦にて嵐山瞳太郎劇団旗揚げ公演観劇と熊野三山めぐり 「南紀勝浦 天満座」
紀伊勝浦にて嵐山瞳太郎劇団旗揚げ公演観劇と熊野三山めぐり 「南紀勝浦 天満座」
紀伊半島の勝浦に大衆演劇場ができたことを知り、これは是非探訪したいと、ずっとその機会をうかがっていました。
たつみ演劇BOXから独立した嵐山瞳太郎(らんざんとうたろう)さんの旗揚げ公演が2017年3月に南紀勝浦天満座で行われることがわかり、迷わずこの月に勝浦を目指すことに決めました。
南紀勝浦天満座の最寄駅紀伊勝浦駅には名古屋駅からはJR特急ワイドビュー南紀を使って約1時間45分です。大阪からだと4時間くらいかかるらしい。

紀伊勝浦駅前。

駅前商店街に貼ってあった公演ポスター。

港の近くにもポスターを見つけました。

天満座へは、駅を降りてから線路沿いを北上します。初めての方は地図が必要です。
道の途中に天満座の案内看板がありました。

紀伊勝浦天満座
建物前は広い駐車場があります。

入口

「祝 旗揚げ公演 嵐山瞳太郎さんへ」

入口はいってすぐに客席があります。
開演中はこのカーテンを閉めて暗くします。

場内後方より

客席に傾斜をつけるための黄色い木製の土台。

座椅子を並べた客席

前方

花道

嵐山瞳太郎劇団の幕
嵐山瞳太郎劇団の旗揚げ公演時のメンバーは
瞳太郎座長、座長の母である葉山京香さんの他、葉山萌香、葉山花凛、葉山輝京、葉山ゆり という若い女子座員4名のあわせて6名。若手メンバーはまだ舞台経験が浅いと思われます。
このメンバーだけで公演するのはきびしいでしょう。
旗揚げ公演の今月、ゲストとして、下町かぶき組の嵐山錦之助さんと竜劇隊座長の木内竜喜さんが出演していました。
嵐山錦之助さんの名は「あらしやま」と読むのですね。同じ漢字で違う読みの名の方が助っ人とはおもしろいですね。
芝居も舞踊もゲスト2名が大活躍でした。京香さんががっつり芝居で登場していたのもうれしい。
この日の芝居は「瞼の母 前編」
前編と後編を2日に分けて公演しようという趣向です。
通常大衆演劇の「瞼の母」では原作戯曲の第一場(金町瓦焼の家)はカットされます。この日の芝居「前編」はその部分を1本の芝居に仕立てていました。
忠太郎役の瞳太郎座長の貫禄ある演技がとてもいい。座員がセリフを間違えて筋に矛盾が生じることを言ってしまい(その矛盾に気が付いたお客さんは私を含め誰もいなかったと思います)、後ほど登場した忠太郎役の瞳太郎さんがそれをちゃんと指摘して直していました。瞳太郎さんの芝居に対するこだわりが垣間見えました。

嵐山瞳太郎座長

葉山京香さん

ゆり、輝京

花凛、萌香

ラストショー
たつみ演劇BOXでは絶対見ることのなかった、瞳太郎&女優4名の舞踊。
今後も嵐山瞳太郎劇団の成長に注目してゆきたいと思います。
ところで、南紀といえば熊野。
今回の旅では天満座の他に熊野の名所を訪ねました。

宿泊したのは、天満座から歩いて数分の「温泉民宿小阪屋」
家族経営のアットホームな宿です。
お風呂は21時までとのことで夜の部が終わってすぐ宿に行ったのですが、この日は宿泊客が多かったのでお風呂は遅い時間まで使用可となっていました。浴衣やタオルの用意がない民宿ですので、ここに泊まる場合は要持参です。
天満座のお客さんもたまに泊まると宿の方がおっしゃっていました。
熊野には3つの霊場があります。それらを総称して熊野三山といいます。
・熊野那智大社(紀伊勝浦駅からバス)
・熊野速玉大社(新宮駅から歩き)
・熊野本宮大社(新宮駅等からバス)
熊野三山は熊野古道により結ばれています。
まずは、南紀勝浦天満座がある紀伊勝浦駅から那智大社を目指します。

駅前のバスセンターでバスチケットを購入。
なお、紀伊勝浦駅にはコインロッカーがあります。駅前のいくつかの土産物屋さんには「荷物預ります」の掲示がありました。

大門坂バス停で降りて、熊野古道大門坂の階段を登る。

那智大社の入口の鳥居

那智大社

那智大社の隣にある、西国三十三ヶ所第一番札所の青岸渡寺。

青岸渡寺近くから見えた那智の滝

那智の滝
この写真よりももっと近くに寄れます。
落差日本一、日本三大名滝のひとつという肩書き通りかなりの迫力。
那智の次は新宮へ。

熊野三山ではありませんが神倉神社にも行きました。
とてもけわしい階段を登ってここまで到達します。
15年くらい前にここを訪ねた際は大変だった記憶がなかったのですが、トシには勝てず登るのがしんどかった。
そして、登りよりも急な石段を降りる帰りの方が怖い。

熊野速玉大社
熊野三山で一番アクセスしにくいのが本宮大社。
新宮駅から行く場合、バスで約80分かかります。

熊野本宮大社への階段

熊野本宮大社

本宮大社からこの日の宿泊地紀伊田辺まではバスで移動します。
途中でバスを降りて熊野古道を1時間くらい歩きました。
荷物を背負いながらの移動でかなり疲れましたが充実した旅でした。
(2017年3月)
紀伊半島の勝浦に大衆演劇場ができたことを知り、これは是非探訪したいと、ずっとその機会をうかがっていました。
たつみ演劇BOXから独立した嵐山瞳太郎(らんざんとうたろう)さんの旗揚げ公演が2017年3月に南紀勝浦天満座で行われることがわかり、迷わずこの月に勝浦を目指すことに決めました。
南紀勝浦天満座の最寄駅紀伊勝浦駅には名古屋駅からはJR特急ワイドビュー南紀を使って約1時間45分です。大阪からだと4時間くらいかかるらしい。

紀伊勝浦駅前。

駅前商店街に貼ってあった公演ポスター。

港の近くにもポスターを見つけました。

天満座へは、駅を降りてから線路沿いを北上します。初めての方は地図が必要です。
道の途中に天満座の案内看板がありました。

紀伊勝浦天満座
建物前は広い駐車場があります。

入口

「祝 旗揚げ公演 嵐山瞳太郎さんへ」

入口はいってすぐに客席があります。
開演中はこのカーテンを閉めて暗くします。

場内後方より

客席に傾斜をつけるための黄色い木製の土台。

座椅子を並べた客席

前方

花道

嵐山瞳太郎劇団の幕
嵐山瞳太郎劇団の旗揚げ公演時のメンバーは
瞳太郎座長、座長の母である葉山京香さんの他、葉山萌香、葉山花凛、葉山輝京、葉山ゆり という若い女子座員4名のあわせて6名。若手メンバーはまだ舞台経験が浅いと思われます。
このメンバーだけで公演するのはきびしいでしょう。
旗揚げ公演の今月、ゲストとして、下町かぶき組の嵐山錦之助さんと竜劇隊座長の木内竜喜さんが出演していました。
嵐山錦之助さんの名は「あらしやま」と読むのですね。同じ漢字で違う読みの名の方が助っ人とはおもしろいですね。
芝居も舞踊もゲスト2名が大活躍でした。京香さんががっつり芝居で登場していたのもうれしい。
この日の芝居は「瞼の母 前編」
前編と後編を2日に分けて公演しようという趣向です。
通常大衆演劇の「瞼の母」では原作戯曲の第一場(金町瓦焼の家)はカットされます。この日の芝居「前編」はその部分を1本の芝居に仕立てていました。
忠太郎役の瞳太郎座長の貫禄ある演技がとてもいい。座員がセリフを間違えて筋に矛盾が生じることを言ってしまい(その矛盾に気が付いたお客さんは私を含め誰もいなかったと思います)、後ほど登場した忠太郎役の瞳太郎さんがそれをちゃんと指摘して直していました。瞳太郎さんの芝居に対するこだわりが垣間見えました。

嵐山瞳太郎座長

葉山京香さん

ゆり、輝京

花凛、萌香

ラストショー
たつみ演劇BOXでは絶対見ることのなかった、瞳太郎&女優4名の舞踊。
今後も嵐山瞳太郎劇団の成長に注目してゆきたいと思います。
ところで、南紀といえば熊野。
今回の旅では天満座の他に熊野の名所を訪ねました。

宿泊したのは、天満座から歩いて数分の「温泉民宿小阪屋」
家族経営のアットホームな宿です。
お風呂は21時までとのことで夜の部が終わってすぐ宿に行ったのですが、この日は宿泊客が多かったのでお風呂は遅い時間まで使用可となっていました。浴衣やタオルの用意がない民宿ですので、ここに泊まる場合は要持参です。
天満座のお客さんもたまに泊まると宿の方がおっしゃっていました。
熊野には3つの霊場があります。それらを総称して熊野三山といいます。
・熊野那智大社(紀伊勝浦駅からバス)
・熊野速玉大社(新宮駅から歩き)
・熊野本宮大社(新宮駅等からバス)
熊野三山は熊野古道により結ばれています。
まずは、南紀勝浦天満座がある紀伊勝浦駅から那智大社を目指します。

駅前のバスセンターでバスチケットを購入。
なお、紀伊勝浦駅にはコインロッカーがあります。駅前のいくつかの土産物屋さんには「荷物預ります」の掲示がありました。

大門坂バス停で降りて、熊野古道大門坂の階段を登る。

那智大社の入口の鳥居

那智大社

那智大社の隣にある、西国三十三ヶ所第一番札所の青岸渡寺。

青岸渡寺近くから見えた那智の滝

那智の滝
この写真よりももっと近くに寄れます。
落差日本一、日本三大名滝のひとつという肩書き通りかなりの迫力。
那智の次は新宮へ。

熊野三山ではありませんが神倉神社にも行きました。
とてもけわしい階段を登ってここまで到達します。
15年くらい前にここを訪ねた際は大変だった記憶がなかったのですが、トシには勝てず登るのがしんどかった。
そして、登りよりも急な石段を降りる帰りの方が怖い。

熊野速玉大社
熊野三山で一番アクセスしにくいのが本宮大社。
新宮駅から行く場合、バスで約80分かかります。

熊野本宮大社への階段

熊野本宮大社

本宮大社からこの日の宿泊地紀伊田辺まではバスで移動します。
途中でバスを降りて熊野古道を1時間くらい歩きました。
荷物を背負いながらの移動でかなり疲れましたが充実した旅でした。
(2017年3月)