鈴丸ワールドへようこそ 橘小竜丸劇団鈴組「鈴丸ワールド祭り」 2017.10.24立川けやき座
劇団颯 解散公演 @大島劇場 2015年11月
私が好きな大衆演劇劇団のひとつ劇団颯(はやて)は2015年11月の公演をもって解散してしまいました。
芝居も舞踊も口上挨拶もそつなくきっちりした颯馬一気(そうまかずき)座長。
いたずら心とユーモアがあって舞台を和らげてくれる颯まさき座長。
この兄弟座長による、適度にゆるく、わかりやすく、程よいテンポの芝居がとても好きでした。
退団した座員の穴を埋めるかのように若手がどんどん成長してきて、これからが楽しみだと思っていたので、解散の知らせはとても残念でした。
この名残惜しい気持ちに衝き動かされるかのように今回のブログに着手しました。
劇団颯
座長 颯馬 一気
座長 颯 まさき
花形 颯馬 春
颯馬 一斗
颯 元気
颯 紫龍
望月 京太郎
香月 千鶴
颯馬 海斗
解散後は「颯馬」のチームと「颯」のチームに分かれて活動するようです。
つまり座長も分かれ、若手座員も分かれます。
劇団颯の最後の夜公演(11月28日)と解散公演(11月29日昼の部)で撮った写真を載せ、私の劇団颯の思い出をこのブログに閉じ込めたいと思います。

颯馬一気座長

颯まさき座長

一気座長の女形

まさき座長の女形

花形 颯馬春
一気座長の息子です。

颯馬一斗
17歳。春の弟。

颯元気
19歳。

颯紫龍
17歳。

香月千鶴

颯馬海斗
17歳。修行中の若手。照明を担当しながら舞台にも立っています。
舞踊に出なかったので写真はありませんが、忘れてはならないのが、というか絶対に忘れられないのが望月京太郎さん。
京太郎さんの演技好きだったなあ。
特にやくざの親分(悪役)役はいろんな意味でインパクトありすぎて最高だった。
またどこかで京太郎さんの演技が見られるだろうか。
今回の公演を最後に「春・一斗」と「元気・紫龍」は別れ、それぞれ違う道を進みます。
解散公演はこの4人の舞台が印象的でした。

左から、元気、春、紫龍、一斗。






春・一斗のイケメン兄弟によるショー。
「夢」の権化の春と「現実」の権化の一斗がせめぎ合い刀を交える。

背中に大きく「颯」と書かれた着物をはおり、絆を確かめ合うかのように踊る元気・一斗・紫龍の三人。

元気のソロ舞踊の途中で乱入?する一斗と紫龍。紫龍が着ている着ぐるみは何だろう。

元気と一斗。明日から離れ離れ。

紫龍のソロから一斗のソロへ。紫龍は思わず一斗に抱きついてしまう。照れ笑いしている一斗。

春。劇団颯としては最後の女形。

紫龍のラストソロは女形。途中で感極まってしまい、涙を流しながらの舞踊。
見ている私もつられてウルウル。
劇団颯、最終公演のラストショーは両座長と若手4名による舞踊。

劇団颯、さようなら!
といってももう会えないわけではありませんね。
今後の新天地での活躍を楽しみにしています。
特に若手のみんなガンバレ!

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芝居も舞踊も口上挨拶もそつなくきっちりした颯馬一気(そうまかずき)座長。
いたずら心とユーモアがあって舞台を和らげてくれる颯まさき座長。
この兄弟座長による、適度にゆるく、わかりやすく、程よいテンポの芝居がとても好きでした。
退団した座員の穴を埋めるかのように若手がどんどん成長してきて、これからが楽しみだと思っていたので、解散の知らせはとても残念でした。
この名残惜しい気持ちに衝き動かされるかのように今回のブログに着手しました。
劇団颯
座長 颯馬 一気
座長 颯 まさき
花形 颯馬 春
颯馬 一斗
颯 元気
颯 紫龍
望月 京太郎
香月 千鶴
颯馬 海斗
解散後は「颯馬」のチームと「颯」のチームに分かれて活動するようです。
つまり座長も分かれ、若手座員も分かれます。
劇団颯の最後の夜公演(11月28日)と解散公演(11月29日昼の部)で撮った写真を載せ、私の劇団颯の思い出をこのブログに閉じ込めたいと思います。

颯馬一気座長

颯まさき座長

一気座長の女形

まさき座長の女形

花形 颯馬春
一気座長の息子です。

颯馬一斗
17歳。春の弟。

颯元気
19歳。

颯紫龍
17歳。

香月千鶴

颯馬海斗
17歳。修行中の若手。照明を担当しながら舞台にも立っています。
舞踊に出なかったので写真はありませんが、忘れてはならないのが、というか絶対に忘れられないのが望月京太郎さん。
京太郎さんの演技好きだったなあ。
特にやくざの親分(悪役)役はいろんな意味でインパクトありすぎて最高だった。
またどこかで京太郎さんの演技が見られるだろうか。
今回の公演を最後に「春・一斗」と「元気・紫龍」は別れ、それぞれ違う道を進みます。
解散公演はこの4人の舞台が印象的でした。

左から、元気、春、紫龍、一斗。






春・一斗のイケメン兄弟によるショー。
「夢」の権化の春と「現実」の権化の一斗がせめぎ合い刀を交える。

背中に大きく「颯」と書かれた着物をはおり、絆を確かめ合うかのように踊る元気・一斗・紫龍の三人。

元気のソロ舞踊の途中で乱入?する一斗と紫龍。紫龍が着ている着ぐるみは何だろう。

元気と一斗。明日から離れ離れ。

紫龍のソロから一斗のソロへ。紫龍は思わず一斗に抱きついてしまう。照れ笑いしている一斗。

春。劇団颯としては最後の女形。

紫龍のラストソロは女形。途中で感極まってしまい、涙を流しながらの舞踊。
見ている私もつられてウルウル。
劇団颯、最終公演のラストショーは両座長と若手4名による舞踊。

劇団颯、さようなら!
といってももう会えないわけではありませんね。
今後の新天地での活躍を楽しみにしています。
特に若手のみんなガンバレ!

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劇団舞踊絵巻観覧記 橘小竜丸劇団鈴組 2015年6月川崎大島劇場
劇団舞踊絵巻観覧記 橘小竜丸劇団鈴組 2015年6月川崎大島劇場
今回の劇団舞踊絵巻観覧記は2015年6月から新体制となった橘小竜丸劇団です。
橘龍丸座長が修行のため5月末で休団することに伴い、橘鈴丸が5月に座長を襲名、小竜丸太夫元と鈴丸座長が率いる橘小竜丸劇団鈴組が始動しました。
舞台上の橘鈴丸が近づくと若い女性ファンたちが悲鳴をあげる。そんな光景を何度見ただろうか。関東にどのくらいの鈴丸教信者がいるのか。
他の大衆演劇役者にはない強烈な個性を持ち、その美しさかっこよさで多くの女性ファンを魅了する、大衆演劇界の女異端児橘鈴丸。私(男)も鈴丸の世界が大好きで、以前本ブログで鈴丸の誕生日公演をとりあげたことがあります。
その鈴組の最初の公演先は川崎大島劇場。小竜丸劇団が大島にのるのは2008年8月以来7年ぶりです。
自宅に一番近い大衆演劇場が大島劇場である私にはうれしい限り。
新生小竜丸劇団を見に大島に通いました。
橘鈴丸座長はステージで圧倒的存在感を放っていました。単に登場回数が増えただけでなく座長としての自覚がオーラを増幅しているようにも思えます。
もちろん他の役者さんの舞踊も魅力的だ。
以下6月から始動した橘小竜丸劇団鈴組の舞踊ショーの断片を綴ります。
※多くの写真は絵巻っぽく加工しています。
※一部、7月小岩湯宴ランドの鈴組公演の写真も含みます。
【橘鈴丸 立役編】
芝居では立役が多い鈴丸座長。初めて小竜丸劇団を見て鈴丸が男役者だと思った人は多いのでは(私もそのひとり)。

男が憧れる男の姿

月と美少年

鈴丸座長の立役舞踊は、渋くキメるバージョンも情熱的に躍動するバージョンもどちらもかっこいい。
元気いっぱいの鈴丸座長。

秋の雨の夜
古い芝居小屋に似合いすぎる

異界から降り立った妖魔が暴れているような。
鈴丸座長らしい世界。

舞踊ショー「大忠臣蔵」より
美青年浅野長矩

放して下され梶川殿!
その手を放して討たせて下され、梶川殿~っ!!

ただ無念なは上野介を打ち損じたる事。
武士らしく潔い覚悟をもって切腹する浅野長矩。
その他洋装立役舞踊もいい。
あと鈴丸は学ラン姿もとても似合います。
【橘鈴丸 女形編】
「お客様の望まれることは何でもやりたいと思います。でも、鈴丸もっと女らしくなれよ、だけはできませんので・・」というのが鈴丸座長の口上のネタ。
しかし私は座長になった鈴丸の女形に「大人の女の艶」を強く感じて驚きました。若々しくもあり大人の雰囲気も持つ鈴丸座長の今の年齢(26)は、女形舞踊の最適齢期なのかもしれません。

艶やかに美しく

鈴丸座長の舞踊は一曲一曲の歌詞や雰囲気をとても大事にする。
歌詞にあわせた所作、一曲の中でさまざまに移ろいゆく表情。

鈴丸の姐御めいたキャラも好きだ。

桜の精のような。
この舞踊ではエキゾチックな香りの香水をつけていました。
香りを楽しむのも大衆演劇の醍醐味。

芝居小屋らしい一景

花魁と煙管。
煙管を手に誘惑するような妖しい目を客に向ける。
鈴丸はこういう所作が得意。
ちなみに私が好きな鈴丸舞踊の曲は椎名林檎です(最近はやってないかな)。

数年前と比べると女形舞踊は本当に魅力を増したと思います。
大人の陰翳が滲むようになった。たまに、奥底にある深い哀しみがふと現れたような遠い表情を見せ、どきっとさせられる。そんな瞬間は客として幸福だ。だがその一瞬をカメラに収めるのは至難の技。

笑顔だけでなく、女のはかなさを宿した表情でお客さんを魅了できるかどうかが、女役者の芸のひとつのラインだと思います。
【橘鈴丸 鈴丸ワールド編】
冒頭に「大衆演劇界の女異端児」と書いたのは、この鈴丸ならでは独特な世界があるからこそ。
その鈴丸ワールドを言葉で表すなら、、、
アニメ・マンガ的、冒険活劇的、童話的、妖魔、幻想、夢想、退廃、耽美、DOLL、ロリータ・・・
いくつものワードが次々と思い浮かび、とりとめがなくなるばり。とにかく鈴丸座長の中には汲めど尽きないアイデアがある。
絵を描くのが好きで黒いものや髑髏を嗜好する少女だったという。中二病的嗜好を抱いたまま大人になってしまいそれを大衆演劇の舞台で表現している、そんな面もあるでしょう。
サブカル好きな素人がコスプレをするのとは次元が違う、カリスマ旅役者の妄想ワールドをもっと多くの人が楽しんでくれたらいいなと思います。

鈴丸といえば黒

ハイカラ女学生+金髪三つ編み+キノコのポシェット。袴の下は紅いブーツ。
鈴丸座長の妄想キャラ。

妖艶なヨーロピアン舞踊

アイドルグループのような衣装であどけない少女っぽく舞台を跳ねる鈴丸座長。

猫耳、猫手、しっぽ。

やっぱり鈴丸は黒!
・・・一番紹介したい鈴丸ワールドの写真が少ないっっ!
鈴丸独特のステージはもっと多種多様、変幻自在。
昔の写真を貼りたいところだけれども、今回はあくまで鈴組の舞踊絵巻なので私が通った数回の写真にとどめます。
私にとって橘小竜丸劇団の楽しみは新たな鈴丸ワールドに出会う楽しみでもあります。
以下鈴丸座長以外のメンバーを紹介します。
【橘小竜丸太夫元】
龍丸座長が活躍していたときはご隠居モードになりつつあった橘小竜丸太夫元。鈴組ではがっつり芝居で活躍するようになりました。小竜丸太夫元の渾身の演技はやはり龍丸よりも何枚も上手だ。年季が入った旅役者の演技を鈴組では堪能したい。

橘小竜丸太夫元の女形
【たちばな佑季・たちばな千夏】

たちばな佑季(ゆき・左)とたちばな千夏(ちなつ・右)の相舞踊
【たちばなゆり】

酒よ どうしてどうして あのひとをあきらめたらいいの・・・
【たちばな百花】

たちばな百花(ももか)と鈴丸座長の相舞踊
【たちばな朱音・たちばな三倖】

たちばな三倖(みゆき・左)とたちばな朱音(あかね・右)
ともに10代
【たちばな亮之丞】

まだ入団1年未満、修行中であるが期待の若手男子。
芝居で小竜丸太夫元や花道あきらさんにいじられる場面がおもろい。頑張れ!
【花道あきら】
橘龍丸座長の休団をニュースを知ったとき、ただでさえ女だらけの劇団なのに龍丸座長が抜けて大丈夫か?と正直思いました。その心配を吹き飛ばす強力な新メンバーが小竜丸劇団に加わりました。その名は花道あきら。

鹿島順一劇団にいた花道あきらさん。
男不足の小竜丸劇団にとって花道あきらさんの存在は大きすぎる。ベテランらしい力の抜けた演技で小竜丸劇団の芝居を支えています。

花道あきらさんの女型舞踊がいい。
特に大島劇場の雰囲気にはとても合いました。
【桜木英二】
劇団さくらぎの座長だった桜木英二さんが加入したのもとても大きい。
芝居でも舞踊でも円熟の味わいを見せてくれます。

桜木英二さんの舞踊では下手から暖色の照明があたることが多い。
それがとてもいい絵になる。

大衆演劇の魅力ここにあり、という舞台をいつも見せてくれます。

さくらぎ英二さんがどんな踊りをするのか毎回楽しみ。
【さくらぎ八重子】

呼びかけると「はーい」と返事するおちゃめなさくらぎ八重子さん。
私は立役舞踊が好き。
以上、橘小竜丸劇団鈴組の舞踊絵巻でした。
最後は男前すぎる鈴丸座長の絵で締めたいと思います。

かっこいい・・・
今後の橘小竜丸劇団鈴組の活躍がとても楽しみです。

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今回の劇団舞踊絵巻観覧記は2015年6月から新体制となった橘小竜丸劇団です。
橘龍丸座長が修行のため5月末で休団することに伴い、橘鈴丸が5月に座長を襲名、小竜丸太夫元と鈴丸座長が率いる橘小竜丸劇団鈴組が始動しました。
舞台上の橘鈴丸が近づくと若い女性ファンたちが悲鳴をあげる。そんな光景を何度見ただろうか。関東にどのくらいの鈴丸教信者がいるのか。
他の大衆演劇役者にはない強烈な個性を持ち、その美しさかっこよさで多くの女性ファンを魅了する、大衆演劇界の女異端児橘鈴丸。私(男)も鈴丸の世界が大好きで、以前本ブログで鈴丸の誕生日公演をとりあげたことがあります。
その鈴組の最初の公演先は川崎大島劇場。小竜丸劇団が大島にのるのは2008年8月以来7年ぶりです。
自宅に一番近い大衆演劇場が大島劇場である私にはうれしい限り。
新生小竜丸劇団を見に大島に通いました。
橘鈴丸座長はステージで圧倒的存在感を放っていました。単に登場回数が増えただけでなく座長としての自覚がオーラを増幅しているようにも思えます。
もちろん他の役者さんの舞踊も魅力的だ。
以下6月から始動した橘小竜丸劇団鈴組の舞踊ショーの断片を綴ります。
※多くの写真は絵巻っぽく加工しています。
※一部、7月小岩湯宴ランドの鈴組公演の写真も含みます。
【橘鈴丸 立役編】
芝居では立役が多い鈴丸座長。初めて小竜丸劇団を見て鈴丸が男役者だと思った人は多いのでは(私もそのひとり)。

男が憧れる男の姿

月と美少年

鈴丸座長の立役舞踊は、渋くキメるバージョンも情熱的に躍動するバージョンもどちらもかっこいい。
元気いっぱいの鈴丸座長。

秋の雨の夜
古い芝居小屋に似合いすぎる

異界から降り立った妖魔が暴れているような。
鈴丸座長らしい世界。

舞踊ショー「大忠臣蔵」より
美青年浅野長矩

放して下され梶川殿!
その手を放して討たせて下され、梶川殿~っ!!

ただ無念なは上野介を打ち損じたる事。
武士らしく潔い覚悟をもって切腹する浅野長矩。
その他洋装立役舞踊もいい。
あと鈴丸は学ラン姿もとても似合います。
【橘鈴丸 女形編】
「お客様の望まれることは何でもやりたいと思います。でも、鈴丸もっと女らしくなれよ、だけはできませんので・・」というのが鈴丸座長の口上のネタ。
しかし私は座長になった鈴丸の女形に「大人の女の艶」を強く感じて驚きました。若々しくもあり大人の雰囲気も持つ鈴丸座長の今の年齢(26)は、女形舞踊の最適齢期なのかもしれません。

艶やかに美しく

鈴丸座長の舞踊は一曲一曲の歌詞や雰囲気をとても大事にする。
歌詞にあわせた所作、一曲の中でさまざまに移ろいゆく表情。

鈴丸の姐御めいたキャラも好きだ。

桜の精のような。
この舞踊ではエキゾチックな香りの香水をつけていました。
香りを楽しむのも大衆演劇の醍醐味。

芝居小屋らしい一景

花魁と煙管。
煙管を手に誘惑するような妖しい目を客に向ける。
鈴丸はこういう所作が得意。
ちなみに私が好きな鈴丸舞踊の曲は椎名林檎です(最近はやってないかな)。

数年前と比べると女形舞踊は本当に魅力を増したと思います。
大人の陰翳が滲むようになった。たまに、奥底にある深い哀しみがふと現れたような遠い表情を見せ、どきっとさせられる。そんな瞬間は客として幸福だ。だがその一瞬をカメラに収めるのは至難の技。

笑顔だけでなく、女のはかなさを宿した表情でお客さんを魅了できるかどうかが、女役者の芸のひとつのラインだと思います。
【橘鈴丸 鈴丸ワールド編】
冒頭に「大衆演劇界の女異端児」と書いたのは、この鈴丸ならでは独特な世界があるからこそ。
その鈴丸ワールドを言葉で表すなら、、、
アニメ・マンガ的、冒険活劇的、童話的、妖魔、幻想、夢想、退廃、耽美、DOLL、ロリータ・・・
いくつものワードが次々と思い浮かび、とりとめがなくなるばり。とにかく鈴丸座長の中には汲めど尽きないアイデアがある。
絵を描くのが好きで黒いものや髑髏を嗜好する少女だったという。中二病的嗜好を抱いたまま大人になってしまいそれを大衆演劇の舞台で表現している、そんな面もあるでしょう。
サブカル好きな素人がコスプレをするのとは次元が違う、カリスマ旅役者の妄想ワールドをもっと多くの人が楽しんでくれたらいいなと思います。

鈴丸といえば黒

ハイカラ女学生+金髪三つ編み+キノコのポシェット。袴の下は紅いブーツ。
鈴丸座長の妄想キャラ。

妖艶なヨーロピアン舞踊

アイドルグループのような衣装であどけない少女っぽく舞台を跳ねる鈴丸座長。

猫耳、猫手、しっぽ。

やっぱり鈴丸は黒!
・・・一番紹介したい鈴丸ワールドの写真が少ないっっ!
鈴丸独特のステージはもっと多種多様、変幻自在。
昔の写真を貼りたいところだけれども、今回はあくまで鈴組の舞踊絵巻なので私が通った数回の写真にとどめます。
私にとって橘小竜丸劇団の楽しみは新たな鈴丸ワールドに出会う楽しみでもあります。
以下鈴丸座長以外のメンバーを紹介します。
【橘小竜丸太夫元】
龍丸座長が活躍していたときはご隠居モードになりつつあった橘小竜丸太夫元。鈴組ではがっつり芝居で活躍するようになりました。小竜丸太夫元の渾身の演技はやはり龍丸よりも何枚も上手だ。年季が入った旅役者の演技を鈴組では堪能したい。

橘小竜丸太夫元の女形
【たちばな佑季・たちばな千夏】

たちばな佑季(ゆき・左)とたちばな千夏(ちなつ・右)の相舞踊
【たちばなゆり】

酒よ どうしてどうして あのひとをあきらめたらいいの・・・
【たちばな百花】

たちばな百花(ももか)と鈴丸座長の相舞踊
【たちばな朱音・たちばな三倖】

たちばな三倖(みゆき・左)とたちばな朱音(あかね・右)
ともに10代
【たちばな亮之丞】

まだ入団1年未満、修行中であるが期待の若手男子。
芝居で小竜丸太夫元や花道あきらさんにいじられる場面がおもろい。頑張れ!
【花道あきら】
橘龍丸座長の休団をニュースを知ったとき、ただでさえ女だらけの劇団なのに龍丸座長が抜けて大丈夫か?と正直思いました。その心配を吹き飛ばす強力な新メンバーが小竜丸劇団に加わりました。その名は花道あきら。

鹿島順一劇団にいた花道あきらさん。
男不足の小竜丸劇団にとって花道あきらさんの存在は大きすぎる。ベテランらしい力の抜けた演技で小竜丸劇団の芝居を支えています。

花道あきらさんの女型舞踊がいい。
特に大島劇場の雰囲気にはとても合いました。
【桜木英二】
劇団さくらぎの座長だった桜木英二さんが加入したのもとても大きい。
芝居でも舞踊でも円熟の味わいを見せてくれます。

桜木英二さんの舞踊では下手から暖色の照明があたることが多い。
それがとてもいい絵になる。

大衆演劇の魅力ここにあり、という舞台をいつも見せてくれます。

さくらぎ英二さんがどんな踊りをするのか毎回楽しみ。
【さくらぎ八重子】

呼びかけると「はーい」と返事するおちゃめなさくらぎ八重子さん。
私は立役舞踊が好き。
以上、橘小竜丸劇団鈴組の舞踊絵巻でした。
最後は男前すぎる鈴丸座長の絵で締めたいと思います。

かっこいい・・・
今後の橘小竜丸劇団鈴組の活躍がとても楽しみです。

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「劇団舞踊絵巻観覧記」剣戟はる駒座倭組 木川劇場公演 2015.3.13
このブログでは主に大衆演劇場にスポットをあてた記事を掲載しております。
劇団や役者さんの魅力については、他の多くの大衆演劇ファンの方々がブログやツイッターで伝えておりますし、私のブログではあまり大々的にとりあげることはしませんでした。
しかし、私はとある劇団の大ファンになってしまい、この劇団の魅力を多くの方に伝えたいという衝動が抑えきれず、ここに「劇団舞踊絵巻観覧記」と題する記事を掲載させていただきます。(多くの写真は絵巻っぽい雰囲気に加工しております)
劇団舞踊絵巻観覧記
剣戟はる駒座 倭組 於:大阪 木川劇場 2013.3.13夜の部
2013年10月、剣戟はる駒座は、津川鵣汀率いる「鵣汀組」と不動倭座長率いる「倭組」に分かれました。それまでの座長の津川竜座長は総座長として両方の劇団に出演されることになりました。
独立当初「倭組」は関東をまわっておりました。そして2014年2月、私のホームグラウンドである川崎大島劇場にやってきました。そこで私は、それまで観てきた劇団にはない、楽しい演出・明るいノリの倭組のステージにすっかり魅了されました。「大衆演劇に新時代が来た」とさえ思いました。私は倭組のファンになり、関東以外の公演地に追っかけしたこともありました。
2015年3月大阪に行った折り、久し振りに倭組の公演を観ました。今回はそのレポートです。
【倭組の主なメンバー】
座長:不動倭 (ふどうやまと)
代表代行:勝小虎(かつことら)
若手花形:勝彪華(かつひゅうが)
宝華弥寿(ほうがみこと)
叶夕晏(かなたあん)
宝華紗宮子(ほうがさくらこ)
叶夕茶々(かなたちゃちゃ)
倭組の舞踊ショーはとにかくバラエティーに富んでいます。特にお笑いネタがてんこ盛り。座員全員がお笑い芸人のようだ。かっこいい場面はキメる、そしてボケて笑かす。観ている方は揺さぶられっぱなしです。途中でお笑いコントが何度も入るのも他劇団にはない特徴です。
照明、スモーク、プロジェクターの使い方もうまい。ありとあらゆる手段を使ってお客さんを楽しませようとするエンターテイナー集団倭組のステージの様子を以下ご覧ください。

不動倭座長
この日の口上挨拶で倭座長はこのようなことを言っていました。
「皆さん、ふだん嫌なことがいろいろあるかと思います。でもそういうものは全部この劇場に持って来てください。そして僕たちの舞台を観てそれを発散して元気を持って帰ってください。そんな空気清浄器のような劇団になることを目指して頑張っています」
本当にそのような劇団だと思います。私は倭組の舞台をとても純心に楽しむことができます。楽しさのあまり我を忘れた時間を過ごした嬉しさが元気に変わってゆきます。
昨今、多くの劇団ではお客さんを満足させるために、歌舞伎や名作映画で扱われてきた有名な作品を本格的な芝居につくりあげる(お客さんはしっかり観てしっかり満足する)というアプローチをとることもあります。
倭組は、「とにかく肩肘はらずくつろいで楽しめる」という意味での大衆演劇らしさを身上にアプローチをしているように思います。
若者だろうがご老人だろうが、男性だろうが女性だろうが、名作を知っていようがいまいが、どんなお客さんでも居間でテレビを観るような気軽さで楽しめる舞台を追求しているように思えます。

軽やかに舞う倭座長

代表代行の勝小虎さん
癒し系の小虎さんは愛嬌のある笑顔もいい。

女形も美しく

若手花形 成長著しい勝彪華

もう一枚彪華さん。
かっこいい写真を並べてみましたが、彪華さんは明るく軽やかな舞踊もいい。
この日は津川竜総座長出演の日でした。

鴉を模した衣装を纏い、闇夜から浮かび上がって登場する総座長。

プロジェクターで映し出される都会の夜景をバックに舞う総座長。

やがて闇夜は幻想的な色彩を放ち出す。さりげないスモークが効果的。
1本の踊りの中にもさまざまな景色があらわれる。それがはる駒座の舞踊。

木川劇場はそれほど大きな劇場ではない。でもうまくそこを活かしている。
場内は倭組が演出する夢幻的娯楽空間で満ちている。

不動倭座長の女形

津川竜総座長の女形
倭組は芝居仕立ての舞踊が得意。
歌謡浪曲はたくさんのレパートリーを持っています。
この日は私の好きな「決闘高田馬場」が運よくかかりました。
この長編歌謡浪曲は他劇団ではよく第3部のラストショーで使われます。倭組は出し惜しみせず第1部ミニショーで使ってきました。

「ばあさん水だ!水を呉れーっ」の場面。
倭座長が中山安兵衛。
のり屋のばあさんは叶夕晏。
この後安兵衛は愛刀の関の孫六を持って、村上兄弟一門との果し合いの場、高田の馬場へ駆けてゆく。
その頃、高田の馬場では・・・

安兵衛と叔父・甥の義理を結んだ菅野六郎左衛門(扮するは子役 笑)が一人で村上一門と闘っている。

菅野危うし!
そのとき歌のとおりに安兵衛が飛び込んで来て、楽しくかっこよく村上一門を討ち果たしました。

決闘高田馬場終演にて第1部フィナーレ。
倭組の特筆ポイントのひとつは、めっちゃおもろい女優のお二人、宝華弥寿さんと叶夕晏さん。
他の劇団の女優は絶対できない(というかしない)おもしろ衣装・メイクでよく登場するお二人。
それは見てのお楽しみということでここには掲載しませんが、笑うしかない彼女たちのはじけっぷりを是非劇場でご確認ください。

叶夕晏さん
倭組の舞踊ショーには倭座長による歌謡ステージがあります。
この日は、倭座長の歌(女性をテーマとしたもの)に合わせて弥寿さんが踊るという趣向。

客席に降りて歌う倭座長と花道で舞う弥寿さん。
劇場のつくりをうまく利用しています。

始めは歌詞にあわせて麗しく踊っていた弥寿さんでありましたが・・・
途中で倭座長が勝手に歌詞を変えて歌いだし、それを聞いて訝しげな表情を浮かべ始める。

倭座長が「シワが増えた」とか女性が気にする内容にずけずけ替え歌して、それに反応する弥寿さん。
倭組らしさがでていて、私はこの写真が一番好きです。

子役も大活躍。
倭座長女形とじいさん、ばあさんになった子役。
ラスト舞踊は洋舞「ストップ」
この日の舞踊ショーでは逆光ぎみの照明でシルエットを強調する演出が印象的でした。
以下はあえてそのような写真ばかり掲載します。

登場シーン


そして倭組ならではだったのが

ラストショーの途中にまではさまれるコント

舞踊ショーラスト
賑やかでかっこよくて楽しい倭組のステージの雰囲気が伝わりましたでしょうか?
まだ剣戟はる駒座倭組を観ていない方、職場などで嫌なことがあって塞ぎ込んでいる方、是非倭組の公演を観に行ってみてください。
<追記>
この日の第2部お芝居は「馬鹿の幸吉」
裕福な商家に身を寄せている拾われっ子の幸吉(不動倭)は頭が弱いけれども純真無垢な心の持ち主。
この商家の主(勝小虎)は妻をなくし後妻(宝華弥寿)を迎えて暮らしていたが、後妻はそれほどこの家が豊かでなく主が病に臥せってしまったことに失望し家の外に男(勝彪華)を作り、男のいわれるがままに家の金を持ち出すなどしている。
後妻は先妻の娘(宝華紗宮子)につらくあたるが、幸吉はそれをかばおうとする。後妻の意地悪がエスカレートし、たまりかねた幸吉は後妻を刺してしまう・・・
倭座長がおかしくも哀しい幸吉を好演しました。

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劇団や役者さんの魅力については、他の多くの大衆演劇ファンの方々がブログやツイッターで伝えておりますし、私のブログではあまり大々的にとりあげることはしませんでした。
しかし、私はとある劇団の大ファンになってしまい、この劇団の魅力を多くの方に伝えたいという衝動が抑えきれず、ここに「劇団舞踊絵巻観覧記」と題する記事を掲載させていただきます。(多くの写真は絵巻っぽい雰囲気に加工しております)
劇団舞踊絵巻観覧記
剣戟はる駒座 倭組 於:大阪 木川劇場 2013.3.13夜の部
2013年10月、剣戟はる駒座は、津川鵣汀率いる「鵣汀組」と不動倭座長率いる「倭組」に分かれました。それまでの座長の津川竜座長は総座長として両方の劇団に出演されることになりました。
独立当初「倭組」は関東をまわっておりました。そして2014年2月、私のホームグラウンドである川崎大島劇場にやってきました。そこで私は、それまで観てきた劇団にはない、楽しい演出・明るいノリの倭組のステージにすっかり魅了されました。「大衆演劇に新時代が来た」とさえ思いました。私は倭組のファンになり、関東以外の公演地に追っかけしたこともありました。
2015年3月大阪に行った折り、久し振りに倭組の公演を観ました。今回はそのレポートです。
【倭組の主なメンバー】
座長:不動倭 (ふどうやまと)
代表代行:勝小虎(かつことら)
若手花形:勝彪華(かつひゅうが)
宝華弥寿(ほうがみこと)
叶夕晏(かなたあん)
宝華紗宮子(ほうがさくらこ)
叶夕茶々(かなたちゃちゃ)
倭組の舞踊ショーはとにかくバラエティーに富んでいます。特にお笑いネタがてんこ盛り。座員全員がお笑い芸人のようだ。かっこいい場面はキメる、そしてボケて笑かす。観ている方は揺さぶられっぱなしです。途中でお笑いコントが何度も入るのも他劇団にはない特徴です。
照明、スモーク、プロジェクターの使い方もうまい。ありとあらゆる手段を使ってお客さんを楽しませようとするエンターテイナー集団倭組のステージの様子を以下ご覧ください。

不動倭座長
この日の口上挨拶で倭座長はこのようなことを言っていました。
「皆さん、ふだん嫌なことがいろいろあるかと思います。でもそういうものは全部この劇場に持って来てください。そして僕たちの舞台を観てそれを発散して元気を持って帰ってください。そんな空気清浄器のような劇団になることを目指して頑張っています」
本当にそのような劇団だと思います。私は倭組の舞台をとても純心に楽しむことができます。楽しさのあまり我を忘れた時間を過ごした嬉しさが元気に変わってゆきます。
昨今、多くの劇団ではお客さんを満足させるために、歌舞伎や名作映画で扱われてきた有名な作品を本格的な芝居につくりあげる(お客さんはしっかり観てしっかり満足する)というアプローチをとることもあります。
倭組は、「とにかく肩肘はらずくつろいで楽しめる」という意味での大衆演劇らしさを身上にアプローチをしているように思います。
若者だろうがご老人だろうが、男性だろうが女性だろうが、名作を知っていようがいまいが、どんなお客さんでも居間でテレビを観るような気軽さで楽しめる舞台を追求しているように思えます。

軽やかに舞う倭座長

代表代行の勝小虎さん
癒し系の小虎さんは愛嬌のある笑顔もいい。

女形も美しく

若手花形 成長著しい勝彪華

もう一枚彪華さん。
かっこいい写真を並べてみましたが、彪華さんは明るく軽やかな舞踊もいい。
この日は津川竜総座長出演の日でした。

鴉を模した衣装を纏い、闇夜から浮かび上がって登場する総座長。

プロジェクターで映し出される都会の夜景をバックに舞う総座長。

やがて闇夜は幻想的な色彩を放ち出す。さりげないスモークが効果的。
1本の踊りの中にもさまざまな景色があらわれる。それがはる駒座の舞踊。

木川劇場はそれほど大きな劇場ではない。でもうまくそこを活かしている。
場内は倭組が演出する夢幻的娯楽空間で満ちている。

不動倭座長の女形

津川竜総座長の女形
倭組は芝居仕立ての舞踊が得意。
歌謡浪曲はたくさんのレパートリーを持っています。
この日は私の好きな「決闘高田馬場」が運よくかかりました。
この長編歌謡浪曲は他劇団ではよく第3部のラストショーで使われます。倭組は出し惜しみせず第1部ミニショーで使ってきました。

「ばあさん水だ!水を呉れーっ」の場面。
倭座長が中山安兵衛。
のり屋のばあさんは叶夕晏。
この後安兵衛は愛刀の関の孫六を持って、村上兄弟一門との果し合いの場、高田の馬場へ駆けてゆく。
その頃、高田の馬場では・・・

安兵衛と叔父・甥の義理を結んだ菅野六郎左衛門(扮するは子役 笑)が一人で村上一門と闘っている。

菅野危うし!
そのとき歌のとおりに安兵衛が飛び込んで来て、楽しくかっこよく村上一門を討ち果たしました。

決闘高田馬場終演にて第1部フィナーレ。
倭組の特筆ポイントのひとつは、めっちゃおもろい女優のお二人、宝華弥寿さんと叶夕晏さん。
他の劇団の女優は絶対できない(というかしない)おもしろ衣装・メイクでよく登場するお二人。
それは見てのお楽しみということでここには掲載しませんが、笑うしかない彼女たちのはじけっぷりを是非劇場でご確認ください。

叶夕晏さん
倭組の舞踊ショーには倭座長による歌謡ステージがあります。
この日は、倭座長の歌(女性をテーマとしたもの)に合わせて弥寿さんが踊るという趣向。

客席に降りて歌う倭座長と花道で舞う弥寿さん。
劇場のつくりをうまく利用しています。

始めは歌詞にあわせて麗しく踊っていた弥寿さんでありましたが・・・
途中で倭座長が勝手に歌詞を変えて歌いだし、それを聞いて訝しげな表情を浮かべ始める。

倭座長が「シワが増えた」とか女性が気にする内容にずけずけ替え歌して、それに反応する弥寿さん。
倭組らしさがでていて、私はこの写真が一番好きです。

子役も大活躍。
倭座長女形とじいさん、ばあさんになった子役。
ラスト舞踊は洋舞「ストップ」
この日の舞踊ショーでは逆光ぎみの照明でシルエットを強調する演出が印象的でした。
以下はあえてそのような写真ばかり掲載します。

登場シーン


そして倭組ならではだったのが

ラストショーの途中にまではさまれるコント

舞踊ショーラスト
賑やかでかっこよくて楽しい倭組のステージの雰囲気が伝わりましたでしょうか?
まだ剣戟はる駒座倭組を観ていない方、職場などで嫌なことがあって塞ぎ込んでいる方、是非倭組の公演を観に行ってみてください。
<追記>
この日の第2部お芝居は「馬鹿の幸吉」
裕福な商家に身を寄せている拾われっ子の幸吉(不動倭)は頭が弱いけれども純真無垢な心の持ち主。
この商家の主(勝小虎)は妻をなくし後妻(宝華弥寿)を迎えて暮らしていたが、後妻はそれほどこの家が豊かでなく主が病に臥せってしまったことに失望し家の外に男(勝彪華)を作り、男のいわれるがままに家の金を持ち出すなどしている。
後妻は先妻の娘(宝華紗宮子)につらくあたるが、幸吉はそれをかばおうとする。後妻の意地悪がエスカレートし、たまりかねた幸吉は後妻を刺してしまう・・・
倭座長がおかしくも哀しい幸吉を好演しました。

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