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笑撃のサンタ芝居! 劇団美松 聖なる夜の特殊狂言 in大島劇場

笑撃のサンタ芝居! 劇団美松 聖なる夜の特殊狂言 in大島劇場

私のホーム劇場、大島劇場に12月にのったのは劇団美松
その予定演目表を見ていたらとても気になる日がありました。

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24金 ヨル <特殊狂言>メロン記念日2.5 聖なる夜の出来事 クリスマスプレゼント
と書かれています。

特殊狂言?? メロン記念日って何?
どうもこの夜だけの変わった芝居が行われるようです。
うーむ気になる。クリスマスプレゼントも気になる。

12月24日、クリスマスイブの日、大島劇場に向かいました。

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大島劇場到着
劇場前の連名表

劇場に入ると、すでに美松ファンと思われる方々が車座になって畳の客席でプチ宴会していました。
このほのぼのした雰囲気は大島劇場ならでは。

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場内の壁の掲示。
24日(金) ヨル クリスマスプレゼントあります!

18時開演

第1部はクリスマスプレゼントコーナー

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サンタ姿の松川さなえ太夫元が進行します。
劇団員が袋にいろいろ詰めてプレゼントを用意したとのこと。
中身はそれぞれ違うみたいです。

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プレゼントがたくさんはいった箱をかついで、サンタ姿の座員さんが客席におりて一人一人にプレゼントを配ります。

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私がもらったプレゼント。
劇団美松のブロマイドとお菓子が入っていました。

全員にプレゼントを配り終えると、さなえ太夫元からサプライズプレゼントのお知らせが。
劇団に残っていたグッズ(DVDやカレンダー含む)や太夫元の私物のグッズ、全部で15点くらい入った袋を1名様にプレゼント!
ここでジャンケン大会となり、最後まで勝ち残ったお客さんが豪華プレゼントをゲットしました。

プレゼントコーナーが終わり太夫元から第2部お芝居のご案内。
この日の芝居はさなえ太夫元が小祐司座長に無理やり作らせた芝居とのこと。セリフが決まってないので、芝居の尺がどのくらいになるのか予想つかないと言っていました。

休憩をはさんで第2部お芝居「メロン記念日2.5 聖なる夜の出来事」開幕

舞台はとあるスナック。クリスマス仕様に店を飾っている。この店に働いているのは3人。オカマの店長(大和歩夢)、ゆうや(南雄哉)、そして黒人でアフロのジョー(松川小祐司)。全員サンタのコスチュームを着ている。店の前に酔いつぶれているサンタクロース(藤川雷矢)を見つけ、3人はサンタクロースを店内に引き入れる。話を聞くと、このサンタはクリスマスプレゼントを届けるためにフィンランドから日本に来たはいいけれど、日本の家には煙突がなくて困っていた。とあるキャバレーに入ってシャンパン5本飲んで酔ってしまった。そこはぼったくりの店で200万円を請求され、逃げてきたのだという。
この後、サンタを追ってぼったくりキャバレーの店員(市川華丸)と店長(藤川真矢)がスナックにやってくる。200万円の支払いをめぐって、サンタクロースとスナック店員、キャバレー店員がわちゃわちゃやりとりする。

ざっくり言うとこんな話でした。登場人物6名全員がサンタの格好をしているというまさに異色の芝居。展開と演出が決まっていた箇所がところどころありましたが基本はアドリブ中心のようでした。
劇団員はその場その場で面白がりながらやっているようでしたが、大島劇場のお客さんのノリがよく、けっこうウケていました。私もこのユルユルのアドリブが妙におかしくて楽しく観劇しました。
途中、ピストルを発砲し、発砲後突然音楽が鳴り出し、実は誰かの携帯着信音だった、ということが3回続く場面があるのだけれど、ゆうやが舞台上でリアルに誰かと通話していて、通話先の女の人の声をマイクで拾って流すということをやっていて笑いました。相手は菊小鈴さんだったのかな。
オカマ店長と華丸店員が打ち合いの喧嘩をする場面では、突然オカマ店長が華丸店員にリアルキスして、華丸店員が一瞬その気に目覚める、というのもおかしかった。
一番真面目に?役作りしていたのは本物のサンタクロース役の雷矢さんで、メイクが難しいとつぶやいたり、ちゃんとサンタに見えただろうかなどと気にしたりしていました。

楽しい芝居が終わって口上挨拶

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ジョー役のメイクとコスチュームのまま口上挨拶を行う松川小祐司座長。

メロン記念日という芝居は、オカマ役の大和歩夢副座長を主役にしたシリーズで、全3回が完結したものの、今回特別クリスマスバージョンとして復活したようでした。

口上挨拶後半はさなえ太夫元に代わって、またプレゼントコーナー。
今回の芝居で出演者が使用したサンタのコスチュームの帽子をサイン付きでプレゼント、という企画です。
またジャンケン大会が始まりました。

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私はジャンケンに勝ち、帽子ゲットの権利を手に入れると、続くくじびきで藤川真矢さんの帽子が当たりました。

休憩をはさんで第3部舞踊ショーへ

やっぱりクリスマス的な曲が多かったです。

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市川華丸

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南雄哉

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藤川真矢

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藤川雷矢の女形

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藤川雷矢+タバコ

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大和歩夢副座長の女形

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大和歩夢副座長

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松川小祐司座長の女形

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松川小祐司座長

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松川小祐司座長のかっこいい登場シーン

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松川さなえ太夫元

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ラストショーの曲は「サンタさん」

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ラストショーのラスト
真ん中にちょっと変な人がいるのわかります?

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実はこれ南雄哉さんです。芝居の中でも鼻割り箸して踊る場面があったのです。

以上で劇団美松のクリスマスイブ公演のレポートを終わります。
クラシックな旅芝居を期待して来た人がみたら怒りそうな芝居でしたが、クリスマスにこれだけクリスマスに特化した舞台に仕立てるのも楽しくてよいと思いました。私は今後、これ以上にふざけた大衆演劇の芝居を見ることがあるのだろうか。
ともあれ、サービス精神いっぱいの劇団美松のみなさんありがとうございました。

(2021年12月24日観劇)

若水照代&大日方忍 W誕生日公演 @大島劇場 2015.2.11

2015年2月11日 川崎大島劇場で満劇団の特別公演がありました。

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若水照代&大日方忍 W誕生日公演
ゲスト
新喜楽座 松川さなえ
劇団駒三郎 南條小竜
まな美座 里見剣次郎

大日方皐扇座長の息子「浪花の若だんな」は大日方忍という名になりました。でも愛称は「若ちゃん」。
皐扇座長の祖母で川崎在住の若水照代先生は、ふだんは関東の劇団にたまにゲスト出演したりしますが、今月は娘(大日方きよみ)と孫(皐扇)がいる満劇団にいらっしゃいます。

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満劇団が大島劇場にのったのは十数年ぶりだそうです。

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昼の部はいつもより30分早く12時30分開演。
特別公演ですが木戸銭はいつもと同じ1600円。

混むことが予想されましたので、私は早めに劇場に行きました。
劇場内にはいってびっくり。
大島劇場の桟敷席が座布団で埋め尽くされています。多くの座布団は予約席として確保してあるようでお名前を書いた紙が置かれています。紙がのっていない座布団に座ってください、と劇場の方よりアナウンス。

開演時間になりますと大島劇場の客席には見たことがないくらいお客さんが埋まりました。
私はふだんの大島劇場では、お客さんが50人も入ると「ずいぶん混んでるな」という印象を持ちます。でもこの日は、ざっと数えてみただけで、ゆうに100人を超えるお客さんが詰めかけています。客席に上がれなかった方は立ち見しています。
大島劇場でのこれほどまでの盛況は初めて見ました。

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第一部「踊る花籠 顔見せミニショーより」
皐扇座長と浪花の小とら
大日方忍の弟小とら君は舞台度胸があるというか、純心に舞台を楽しんでいるというか、天性の大衆演劇役者という感じがします。将来かなりの大物になる予感。

第二部お芝居「めくらのお市 地獄旅」
松川さなえと南條小竜が立ち役、やくざの役というのがうれしい。
立ち役がうまい大衆演劇の女優には、私は松川さなえさんを筆頭にあげたい。私は芝居も舞踊もさなえさんの大ファンなのです。この日はやくざの親分役で、まさに私が好きなさなえさんを見ることができました。
若水照代先生は25歳の娘役。この暴挙はもちろん芝居中にいろんな登場人物からいじられるネタとなり笑いをとっていました。

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芝居が終わり口上挨拶に登場したのは、
皐扇座長の母であり若水照代先生の娘である大日方きよみさん。
東京大衆演劇協会演劇部長の林友廣さんの姉でもあります。
特別公演でバタバタしているので座長のかわりに挨拶に登場。
きよみさんは19歳まで川崎で育ったそうですが、今は完全に大阪のおばちゃんで関東弁はしゃべれないとか。
子供の頃、大島劇場の布団部屋や近くのお寺で弟(林友廣)と遊んでいて母(若水照代)に叱られたエピソードなどを楽しくお話しされました。

以下第三部舞踊ショーの写真

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大日方忍女形「ありのままで」

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衣装を一枚脱ぐと背中にオラフが

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若水照代先生の歌謡ショー

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お客様から衣装をいただきました

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特別ゲスト 松川さなえ
やっぱさなえさんカッコイイ~

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特別ゲスト 南條小竜

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特別ゲスト まな美座 里見剣次郎の女形
とても美しい指先の所作に見とれてしまった。
寄生獣ではないけれど美しく妖しい別個の生き物が両手に宿っているかのよう。
剣次郎さんの本名は照代先生が名付け親だそうです。

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大島劇場客席の黒山の人だかり

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ややシースルーな衣装に煙草。ワイルドな皐扇座長。

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まだまだ元気な若水照代先生
(ボケボケの写真ですみません)

若水照代先生が踊りの最中に懐から何かの束を取り出して客席にばらまいていました。
私は運よくそのひとつをキャッチしました。

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それは大入袋でした。
中には浅草寺の干支絵馬が入っていました。
篠原会長が手配してくれたもののようです。

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大日方忍「ぐでんぐでん」

からのラスト「酒持ってこい」

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ラストショー

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ショーの後の挨拶。
孫・祖母のツーショット。

電報が発表されました。
なんと恋瀬川翔炎座長からでした。
翔炎座長の本名も照代先生が名付けたそうです。

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誕生日ケーキが用意されました。
大日方満先生は芝居には出演しましたが舞踊ショーには登場せず。裏方としてケーキを用意したりロウソクに火をつけたりしていました。

若水照代先生の本当の誕生日は前日の2月10日。77歳になったそうです。

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ひ孫の小とら君から若水照代先生にお祝いのメッセージ。
その最後に「遺産を残してね。僕だけにね」というセリフを放たれ、ズッこける照代先生。

大盛況の誕生日公演が終わりました。

照代先生が自ら手配した今朝つきたての紅白もちがお客さん全員にプレゼントされました。

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紅白もちは白→紅の順に食べるそうです。

夜の部は、芝居・舞踊とも取り替えての公演とのこと。
演題は「極道の妻」
どんな配役なのかが気になる。

しかし他の用事があったので昼の部だけを見て帰りました。

満劇団の舞台に立つ若水照代先生はとても楽しそうでした。
来年の2月も満劇団が大島劇場にのるといいな。

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めくるめく昭和ノスタルジー 「大島劇場」

(2014.12更新)
川崎大島劇場は僕が最も愛する劇場です。

畳敷きの客席。飾り気のない質素な劇場です。劇場と云うより芝居小屋と云った方が雰囲気に合います。何もかも昔のまんま。昭和のぬくもりを感じさせます。つまみを並べて座椅子にもたれ酒を呑んでいると、体の芯から脳天までじわじわと心地良さが伝わっていきます。僕にとって大島劇場は娯楽というより癒しの場です。

役者と観客との距離感が近いのも大島劇場の魅力です。まさに大衆演劇の醍醐味を味わうことができる劇場。是非多くの方に訪れてほしいです。


**大島劇場観劇ガイド**

まずは大島劇場のHPから休演日を確認しましょう。
とても素朴でシンプルなHPです(これでもリニューアルされてバージョンアップしたんです)

開演時間
月~金 【夜】18:00~
土日祝 【昼】13:00~ 【夜】18:00~

大島劇場は基本的には「予約」は受け付けていません。
(イベントでとても混むことはありますが、ほとんどの日は客席に余裕があります)

JR川崎駅からバス乗り場までを案内します。
JR川崎駅の改札口はひとつです。その大きな改札を出て右のアゼリア方面(ラゾーナとは逆)に進みます(この方向を海方向とします)。エスカレーターを降りて1階(地上階)へ。
1階にでるとさらに地下に降りる階段がありあす。この階段を降りずに階段の右側から地上に出て海方向に直進します。視界の右手にバスロータリーが広がっています。突き当たり(大通り)にぶつかったら右を向いて小さな横断歩道を渡ってください。そこに目指すバス亭である7番乗り場および8番乗り場があります。

改札口のフロアから1階に下りて外に出ずにまたエスカレーターで下りるとアゼリアという地下街になります。
以下の写真ではアゼリア地下街からバス亭への行き方を紹介します。

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アゼリア地下街「17番階段」まで行きます。

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案内板に従って右折して、Ocean Walkというサインのある通りに入ります。すぐ左の非常口が17番階段。

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すると大島劇場方面へ行くバス乗り場付近にでます。改札からここまで2,3分。京浜急行を利用する方は京急川崎駅からここまで歩きます。5分もかかりません。

「7番乗り場」(大師行)か「8番乗り場」(三井埠頭行き)のバスに乗ります。早く出発する方に乗りましょう。それなりの本数がでていますので事前にバスの時刻を調べる必要はありません。追分停留所で降ります。約10分です。
川崎駅前-さいか屋前-新川橋-貝塚-さつき橋-大島一丁目-追分

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追分停留所を降りたら右(バスの進行方向)に進みます。
劇場でのお弁当は、時間があれば川崎ラゾーナあたりでゆっくり選んでも良いですが、時間がない場合は停留所降りてすぐ左にあるコンビニかお弁当屋さんで酒・つまみなどを調達します。

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追分停留所を降りて右に50mほど歩くと渡邉外科の看板が見えます。その手前を左に曲がります。

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すると大島劇場が見えます。

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入口横に座員の表示があります。チラシには座員の全員の名前が載っていません。役者さんの名前を把握していな場合はここでメモがわりに写真を撮っています。

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窓口でチケットを購入。大人1500円 小人800円。
(→2013年から値上げ大人1600円 小人900円) 
窓口にチラシが置いてありますのでご自由に。チラシには座長や副座長の写真が載っています。
購入したら窓口と反対にある扉へ。ここが入口です。

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これがチケット。

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入ってすぐ右、、この写真の場所に座っている方にチケットを渡します。

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入るとすぐ目につく売店。売店内はチケット売り場内と同じ場所です。

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観客席は畳敷きですので、このビニール袋に靴を入れて客席に上がります。靴箱はありません。

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快適に観劇するために、レンタルの座椅子と座布団を借りましょう。それぞれ賃料100円です。上の写真の赤い座布団のところにおばちゃんがいますので、200円を渡して座椅子と座布団を受け取りましょう。(注:昼の部は座椅子の貸出がありません)
ちなみに男子トイレはこの写真の突き当たり。女子トイレはその右、積み重なっている座椅子の向こうの扉です。
ちなみに女子トイレの個室はものすごく狭いそうです。他の劇場でもあることですが、女子トイレが混んでいるときは、男子トイレの個室におばちゃんが入ってくることがあります。
(→2015の途中から男子トイレは男女兼用のような表示に変わりました。ですからこのトイレを使う場合にはお互い気をつかいます)

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座る場所は自由。好きな所に座を定めましょう。(真ん中の木の部分は座れません。役者さんが通ります)

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大島劇場の魅力はこのように舞台と客席がとても近いところ。
劇場によっては、劇団のおっかけの方やコアなファンの方によって舞台に近い席は真っ先に占拠されます。
ところが大島劇場のお客さんは奥ゆかしく、ほとんどの方はまん前には座らずに離れた場所で見ます。

多くの大衆演劇場では、本日の芝居の題名をHPに掲載したり劇場内に掲示したりしています。
しかし大島劇場では、劇団によって違うこともありますが、基本的にはHPの記載もないし掲示もない。
始まる直前のアナウンスを聞かないとお外題がわからない。そのドキドキ感が私は好きです。
(特別ゲストや特別狂言の場合は予告を書いた紙が壁に貼り出されることがあります)

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観劇後、ごみは分別して捨てましょう。

私は大島劇場の帰りはバスを使わず川崎駅まで歩くことが多いです。歩くと約30分かかります。

以下は余談
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大島劇場の近く(バス通りを5分くらい歩く)に通称「セメント通り」と呼ばれているコリアンタウンがありますが、地元の人意外にはあまり知られていません。

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焼肉屋さんがたくさんあります。
いずれこのブログで、大島劇場-セメント通りで焼肉、というツアーのレポートをしたいと思います。

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劇団琥珀(竜美獅童座長)@川崎大島劇場 2012.6.03

2012年6月の川崎大島劇場は竜美獅童(たつみしどう)座長率いる劇団琥珀。
大島劇場は8年ぶりだそうです。当時は劇団虎龍として、水原凉座長と竜美獅童座長の2枚看板だったようです。

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大島劇場の前の絵看板。この看板をどこで作っているのかいつも気になります。

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竜美獅童座長。愛知県の岡崎出身とのこと。口上挨拶でこの芸名の由来を話していましたが、ネタみたいなのでここで書くのはやめます。

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副座長水原愛

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水原凉の女形

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子役:水原小虎と水原竜馬
太いマユ毛は海苔。舞踊の最後で食べる。

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水原竜馬 この後客席に降りてきてお客さん全員と握手

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水原小虎 世代が変わっても股旅姿は受け継がれてほしいです

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竜美空新(そあら) ブログによると最近23歳になったよう 
舞踊は「時代おくれ」とシブい歌でしたが、よくみると履物はデコレーションのあるピンクの鼻緒のかわいい下駄。先日の誕生日のプレゼントだったみたいです。

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寿恵 まだ17歳でしょうか
芝居は上手くないが、公演に臨む姿勢がよく、とても好感を持ちました。

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(多分太夫元の)夏帆扇華
劇場入口でもぎりをやっていたときはふつうのおばちゃんでしたが、さすが舞台に立つと全然違います。シブいオーラがすごい。

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座長

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水原凉
何故いまは座長でないのだろう

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座長と副座長の相舞踊

ファミリー感あふれる旅役者らしい一座。
お客さんとのコミュニケーションを大切にしているアットホームな劇団です。

劇団京弥白富士洸誕生日公演 2011.10.9 @大島劇場

川崎大師近くに住んでいる妹夫婦をいつか大島劇場に連れて行きたいと思っていたところ、10月9日に劇団京弥花形白富士洸(ひかる)の誕生日公演があるというので、この日に誘ってみました。
劇団京弥は品があって昔ながらのお芝居をきちっとやるので初心者を連れて行くにはちょうどいいと思っていました。それに先日奥さんの白富士つばさの誕生日公演にも行ったので、その意味でもいいタイミングとなりました。
横浜に住んでいる両親も来ました。私の父、母ともに高知県出身なのですが、ふたりとも大衆演劇を観るのは約60年ぶりだそう。母は小学校の校庭で芝居が行われて、座長が「子供が1ヶ月お世話になりますのでよろしくお願いします」と挨拶していたのを覚えているそうです。

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劇場入口脇の看板。
大島劇場ではこのようにポスターの裏面か何かにマジックで書いて告知をします。とても味があります。

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入口でチケットを渡すと、記念品をもらえました。
大入袋とポケッタブル箸セット。

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さすがに誕生日公演。大島劇場の畳はお客さんで溢れています。劇場の方が「前につめてください」とお客さんに声をかけて整理しました。こんなに混んでいるのは初めて。

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ビール・日本酒・缶チューハイ・寿司・菓子・追分まんじゅうetc.を持ち込んでさっそくわが親族は宴会状態。
酒を呑みながら芝居を観られるのがいい、と何度もつぶやいている父。
そうか、やはり自分はこの人の血を受け継いでいるんだなあ。

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大衆演劇では「誰なのか」がわかった方がぐっと楽しめます。
劇団京弥のプロフィール、劇団員のプロフィール(血縁関係、生年月日等)を書いた紙を初心者面々に渡しました。

お芝居は「梅川忠兵衛」
洸が忠兵衛。梅川は副座長健太の女形。
あの世で白装束の二人が結ばれるラストシーンが見せ場でした。

以下は舞踊ショーの洸の写真。

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花火をくわえて登場。
先ほどお客さんからいただいた衣装。

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これもお客さんからいただいた衣装。

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さらにお客さんからいただいた衣装で踊っていたらまたさらなるプレゼントが。

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おおきなバルーンを割ると、中から小さな風船が。

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お誕生日ケーキの前で。
ケーキに似顔絵が描いてあります。

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終演後のプレゼント投げでgetしたアメやらカードケースやら。

妹夫婦も両親も初大島劇場はとても楽しい体験だったようです。
送り出しのときに座長や洸に親族といっしょに写真を撮ってもらいました。

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大島劇場の近くにはコリアンタウンがあり焼肉屋がたくさんあります。
妹夫婦のおすすめで「ニュー桜苑」に入りました。
さすが地元民が勧めるだけあってとても美味い。

親族を大衆演劇に連れて行こう企画は大成功に終わりました。
今度は両親を三吉演芸場に連れて行きたいと思います。
プロフィール

notarico

Author:notarico
東京在住。大衆芸能(大衆演劇、落語、浪曲、講談等)が好きです。特に大衆演劇の世界に興味をもっています。
twitterアカウント:notarico

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