ストリップ劇場から生まれ変わった昭和な町の大衆演劇場 「木川劇場」
ストリップ劇場から生まれ変わった昭和な町の大衆演劇場 「木川劇場」
2010年頃から大阪では早いペースで続々と新たな大衆演劇場がオープンしています。
閉館した映画館などが大衆演劇場として生まれ変わったケースもいくつかあります。
十三にある木川劇場は閉館したストリップ劇場「木川ミュージック」の施設を受け継いで2013年4月にオープンしました。
本ブログは2014年12月に木川劇場を訪ねた際のレポートです。

十三駅東口の前商店街。
十三駅から木川劇場までは歩いて10分くらいかかります。
初めて行く場合は地図が必要。

木川本町商店街
とても昭和な佇まいの商店街がありました。

この商店街を歩く

商店街を抜けた先の右手にピンク色の建物が見えました。

これが木川劇場

別の角度から

劇場近くの看板
この日は長谷川武弥劇団の公演。
京未来の誕生日公演の日でした。

電気の看板

入口
入って受付で当日料金を支払おうとすると、近くにいた女性に声をかけられました。
「前売券を持ってないのですか。では私が持っていますからお譲りしましょう」という旨をとてもざっくばらんな関西弁で話しかけられ、前売り料金で入場することができました。前売り入場料1100円。安っ!(2017年9月から当日1500円、前売1300円になったようですが、それでもまだまだ庶民価格)

劇場内

客席は大衆演劇用にリニューアルされています。

前方

後方

花道も設置されています。

花道横の桟敷席入口

予約席

天井のミラーボール
ストリップ劇場の名残ですね

オープン時の宣伝ポスターか

公演中の様子

口上挨拶

舞踊ショー

京未来の13歳の誕生日公演ということでたくさんのケーキが用意されました。
この日はあのドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション 負けるな!泣き虫三姉弟」の制作クルーが来ていました。

送迎車
駅から徒歩で10分ほどの距離ですが、送迎サービスがあるのは親切。ただし2016年9月から運休している模様。
以下、界隈散策中のスナップ写真

劇場すぐ横のたこやき屋さん







昭和の町の雰囲気が随所にありました。
ストリップも大衆演劇同様将来の興行継続が心配な大衆芸能業界。
しかも風営法か何かの関係で新たな劇場を設立できないという点で、大衆演劇よりも事態は深刻です。
惜しまれつつ閉館したのだろう十三ミュージックの跡地で大衆娯楽が継続できたことはせめてもの幸いといえるかもしれません。
ところで、全国的にみますとストリップ劇場は東京・神奈川に多く存在し、大阪にはわずかしかありません。
大衆演劇場はその逆、すなわち大阪にたくさんあって東京には驚くほど少ない。
この逆転現象は何らかの考察により説明が可能になるのだろうか。
また、落語の寄席が大阪にとても少ないのも不思議だ。大阪では落語より漫才なのだろうが、その大衆の好みと大衆演劇が受け入れられていることとをどうつなげて考えればいいのだろう。
また、大都市名古屋でなぜあんなに大衆芸能が砂漠化しているのか。
日本の大衆芸能興行を考えるうえで東京・大阪・名古屋の劇場・寄席の分布・形態・変遷は大きなカギになると思っていますが、さまざまな要素を考察しなければならず、まとまった考えを導くには今の私には到底見識が足りません。
(2014年12月探訪)
2010年頃から大阪では早いペースで続々と新たな大衆演劇場がオープンしています。
閉館した映画館などが大衆演劇場として生まれ変わったケースもいくつかあります。
十三にある木川劇場は閉館したストリップ劇場「木川ミュージック」の施設を受け継いで2013年4月にオープンしました。
本ブログは2014年12月に木川劇場を訪ねた際のレポートです。

十三駅東口の前商店街。
十三駅から木川劇場までは歩いて10分くらいかかります。
初めて行く場合は地図が必要。

木川本町商店街
とても昭和な佇まいの商店街がありました。

この商店街を歩く

商店街を抜けた先の右手にピンク色の建物が見えました。

これが木川劇場

別の角度から

劇場近くの看板
この日は長谷川武弥劇団の公演。
京未来の誕生日公演の日でした。

電気の看板

入口
入って受付で当日料金を支払おうとすると、近くにいた女性に声をかけられました。
「前売券を持ってないのですか。では私が持っていますからお譲りしましょう」という旨をとてもざっくばらんな関西弁で話しかけられ、前売り料金で入場することができました。前売り入場料1100円。安っ!(2017年9月から当日1500円、前売1300円になったようですが、それでもまだまだ庶民価格)

劇場内

客席は大衆演劇用にリニューアルされています。

前方

後方

花道も設置されています。

花道横の桟敷席入口

予約席

天井のミラーボール
ストリップ劇場の名残ですね

オープン時の宣伝ポスターか

公演中の様子

口上挨拶

舞踊ショー

京未来の13歳の誕生日公演ということでたくさんのケーキが用意されました。
この日はあのドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション 負けるな!泣き虫三姉弟」の制作クルーが来ていました。

送迎車
駅から徒歩で10分ほどの距離ですが、送迎サービスがあるのは親切。ただし2016年9月から運休している模様。
以下、界隈散策中のスナップ写真

劇場すぐ横のたこやき屋さん







昭和の町の雰囲気が随所にありました。
ストリップも大衆演劇同様将来の興行継続が心配な大衆芸能業界。
しかも風営法か何かの関係で新たな劇場を設立できないという点で、大衆演劇よりも事態は深刻です。
惜しまれつつ閉館したのだろう十三ミュージックの跡地で大衆娯楽が継続できたことはせめてもの幸いといえるかもしれません。
ところで、全国的にみますとストリップ劇場は東京・神奈川に多く存在し、大阪にはわずかしかありません。
大衆演劇場はその逆、すなわち大阪にたくさんあって東京には驚くほど少ない。
この逆転現象は何らかの考察により説明が可能になるのだろうか。
また、落語の寄席が大阪にとても少ないのも不思議だ。大阪では落語より漫才なのだろうが、その大衆の好みと大衆演劇が受け入れられていることとをどうつなげて考えればいいのだろう。
また、大都市名古屋でなぜあんなに大衆芸能が砂漠化しているのか。
日本の大衆芸能興行を考えるうえで東京・大阪・名古屋の劇場・寄席の分布・形態・変遷は大きなカギになると思っていますが、さまざまな要素を考察しなければならず、まとまった考えを導くには今の私には到底見識が足りません。
(2014年12月探訪)